このブログでも紹介をさせていただいている米国高配当ETFの中に財務健全な企業約80社にまとめて分散投資ができるHDVがあります。そしてその米国ETFを最近では円での投資が可能な東証ETFが増えてきていますよね。
なんとHDVの東証版「2013」が2024年1月18日に設定されました。登録者数12万人以上の「アラサー夫婦さん」も2024年1月20日に紹介されていてとても分かりやすかったので今回はその動画を参考にして解説していこうと思います。
ということで今回は「米国高配当のHDVに投資が可能な東証ETF(2013)」についてです。
【この記事をみて分かること】
・iシェアーズ米国高配当株ETF(2013)とは
・基本情報
・株価について
・組入れ銘柄とセクター比率
・配当実績
・東証ETFが向いている方
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iシェアーズ米国高配当株ETF(2013)とは
iシェアーズ米国高配当株ETFは「Morningstar配当利回りフォーカス指数(円建て)」という財務状態が健全で予想配当利回りが高い米国の有名優良企業の株式で構成されている指数への連動を目指すETFです。
アラサー夫婦さんがわかりやすく要約してくださっていましたが「財務優良な高配当75社に投資するETF」になります。
ちなみにこの「Morningstar配当利回りフォーカス指数」に連動するETFといえば米国ETFですでに存在しているのですが多くの方がご存知な米国高配当ETFの【HDV】がそれにあたるのですが、そのHDV東証版が「2013」になります。
設定が2024年1月18日ですので現在分かる情報を集めて解説をしていこうと思います。
基本情報
ティッカー | 2013 | HDV |
名称 | iシェアーズ 米国高配当株ETF | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF |
運用会社 | ブラックロック・ジャパン | ブラックロック |
ベンチマーク | Morningstar配当利回りフォーカス指数 (税引後配当込み、国内投信用、円建て) | モーニングスター配当フォーカス指数 |
銘柄数 | 75 | 81 |
投資対象 | 財務健全性と配当利回りの高い企業 | 財務健全性と配当利回りの高い企業 |
経費率 | 0.12% | 0.08% |
配当月 | 年4回 2/5/8/11月の各9日 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 3.8% | 3.82% |
設定日 | 2024年1月17日 | 2011年3月31日 |
【経費率】
2013:0.121%
HDV:0.08%
東証版ETFは本家に比べても高くなる傾向があることを考えるとアラサー夫婦さんも仰っていましたがHDVとの差が0.041ですのでこの点は許容できる範囲になるのではないでしょうか。
【配当月】
2013:2・5・8・11月
HDV:3・6・9・12月
私も同様になりますが現在HDVを保有している方で2013も保有すればほとんど毎月配当がもらえることになりますので両方を保有するメリットにもなりそうですね。
もちろんこれからの方も詳しくは後述しますが株価を考えると2013のほうがリーズナブルですので購入しやすいかと思います。
【配当利回り】
2013:3.8%(予測)
HDV:3.79%
設定からまだ日が浅く配当は実績がないのでアラサー夫婦さんが動画内で言っていましたが3.8%となりHDVと同様と考えられます。実際にBloombergで確認してもまだブランクですので現段階ではHDVと同程度の利回りと考えておいて問題ないかと思います。
株価について
【株価】
205.80円(2024年2月15日現在)
設定が2024年1月18日ですのでまだデータが少ないためGoogleFinanceでHDVとの年初来で比較してみましたが現段階ではHDVよりもリターンがあります。この点はデータが少なすぎるためあまり検討材料にはならないと思いますが念のためにお伝え致します。
また公式サイトに指数との比較チャートがありましたので確認しましたが大きな乖離もなく推移していました。
株価については2024年2月15日現在(1ドル150.12円)ですのでHDV(103.11ドル)は15,479円からの購入になりますが2013は約205円ですのでかなりリーズナブルになりますよね。
この点はアラサー夫婦さんも仰っていましたがまとまった資金を用意できる方はHDVでいいかと思いますが少額からはじめてみたい方は2013を選ぶなど選択肢を広げるイメージを持てるといいのではないでしょうか。
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組入れ銘柄とセクター比率
組入れ銘柄とセクター比率については2013はHDVへの投資になりますのでその点を踏まえてHDVのデータでご説明をしていきますね。
■組入れ銘柄
上記銘柄は2024年2月10日現在のBloombergのデータです。
1位:エクソンモービル(8.28%)
2位:アッヴィ (6.48%)
3位:ベライゾン(6.02%)
4位:シェブロン(6.01%)
5位:ジョンソン&ジョンソン(5.94%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
銘柄名 | 増配年 | |
1 | エクソンモービル | 41 |
2 | アッヴィ | 50 |
3 | ベライゾン | 19 |
4 | シェブロン | 36 |
5 | ジョンソン&ジョンソン | 60 |
6 | メルク | 12 |
7 | フィリップ・モリス | 53 |
8 | コカ・コーラ | 60 |
9 | ペプシコ | 50 |
10 | IBM | 28 |
さらにアラサー夫婦さんが増配年数を説明していましたのでシェアしておきますね。上記に連続増配年数を記載しましたが動画で紹介されていた銘柄とBloombergのデータが多少違いました。
※この記事ではBloombergのデータに増配年数を入れてあります。
この銘柄についてアラサー夫婦さんも言っていましたが「高配当かつ連続増配をしている老舗企業」が多いですよね。
これは長期で保有する際も安心して保有ができる材料になるのではないでしょうか。
■セクター比率
【上位5セクター】
1位:ヘルスケア(23.25%)
2位:エネルギー(21.24%)
3位:生活必需品(17.58%)
4位:情報技術(9.81%)
5位:公共事業(8.88%)
景気の影響を受けにくいディフェンシブセクターが上位になっています。また上位3セクター(ヘルスケア・エネルギー・生活必需品)についてアラサー夫婦さんは多くの投資家が参考にしているジェレミー・シーゲルさんの著書「株式投資の未来」で過去リターンが高かったセクターだと言われていると紹介されていました。
このように組入れ銘柄は高配当でかつ増配企業が多く、さらにディフェンシブですがリターンが高いセクターの比率を高くしているETFであることが分かりますよね。
配当実績
現在は2013自体はまだ配当実績がありませんのでHDVの実績を確認しておこうと思います。動画内で紹介がされていましたが2016年と2021年は減配をしておりますが以外は増配を続けていますので今後さらに期待といったところです。ですので同様に2013も期待をできるのではないでしょうか。
東証ETFが向いている方
では最後に東証ETFのメリットを理解して向いている方についてアラサー夫婦さんが動画で説明されていてとてもわかりやすかったのででシェアしておきます。上記の画像より東証ETFのメリットをまとめてみますね。
【東証ETFのメリット】
・米国ETFより少額ではじめられる
・円での購入が可能
・配当も円でもらえる
※特定口座では外国税控除が自動
例えば毎月少しずつ積立しながら投資を検討されている方やドル資産ではなく円資産として増やしていきたいなどとお考えの方には米国ETFに比べて東証ETFがおすすめになるのではないでしょうか。
この点は頭に入れておくといいかと思います。
2013のまとめ
ということで今回は米国高配当ETFであるHDVの東証版2013について解説をしてきました。
HDVとの大きな違いは何より円で購入が可能で株価が約200円とかなりリーズナブルな点になりますよね。現在はHDVは日本円では約15,000円となり毎月や定期での購入が厳しいと考える方もいるかと思いますが2013でなら購入が可能になると思います。
また組入れ銘柄をみて高配当かつ連続増配の老舗企業が上位になる点も長期保有にもとても安心な点になります。また上位3セクターもあのジェレミー・シーゲル教授がリターンが高いセクターとあげていたと分かりました。
そして一般社団法人投資信託投資信託協会のサイトで成長投資枠の一覧にも入っていますので新NISAの対象商品です。
実際に私も少額ではありますが試しに楽天証券で購入をしてみました。今回の情報も参考に検討をしてみてはいかがでしょうか。
ご興味がある方は本件のHDVについてまとめた記事もぜひご覧ください。
【米国高配当ETF HDV】
また毎月配当が可能な東証ETFを下記記事でまとめていますのでご興味がある方はぜひあわせて読んでみて下さいね。
【QYLDの東証版】
グローバルXNASDAQ100カバードコールETF(2865)
【PFFDの東証版】
グローバルX米国優先証券ETF(2866)
その他での東証版ETFの記事もありますのでぜひ検索窓で「東証ETF」と検索してみて下さい。またこちらではこのブログの特徴や実際に私が読んでいいと思った無料でもらえる投資本をご紹介していますのでぜひチェックしてみて下さいね!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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