【東証ETF】313A iシェアーズ S&P 500 トップ 20 ETF 【成長投資枠】

ETF

このブログでは米国の企業へ円のままでまとめて分散投資ができる東証ETFをたくさんご紹介してきました。また2024年よりNISA拡充によって多くのかたが投資をはじめてS&P500に連動する商品を購入されているのではないでしょうか。

そして2025年1月にこのアメリカを代表する指数である500社の中から厳選された上位20社へ円でまとめて投資が可能な東証ETFが誕生しました。

S&P500に投資をされている方もそうでない方もとても有益な情報になると思いますのでぜひ最後まで読んで頂けますと幸いです。

ということで今回は「【東証ETF】S&P500の上位20社銘柄へ」についてです。

【この記事をみて分かること】
・313Aとは
・基本情報
・株価・パフォーマンスについて
・組入れ銘柄とセクター比率
・配当実績

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313Aとは

東証マネ部より引用しますが「東証に上場する米国株ETFは8700億円以上にまで拡大していて、その中でもS&P500 ETF「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF」(ティッカー:1655)は東証2024年12月13日現在で最大の米国株ETFにまで成長しました。」とのことでした。

そして米国株投資の新たな選択肢となるよう、S&P500指数の中の上位20社に投資する「313A:トップ・オブ・アメリカ」を新しく上場されます。

東証マネ部より

また米国株市場は過去5年間で2倍以上の成長を記録していて、そのリターンの約60%は上位20銘柄によるものだということでした。

さらに、過去1年間の上位20銘柄の収益成長率は14.8%と、次の480銘柄の成長率(4.07%)を大きく上回り、上位20銘柄の合計の時価総額は23兆米ドルと、なんと米国のGDP(27兆ドル米)に匹敵する規模です。アメリカのトップ20社は規模もパフォーマンスも圧倒的な存在感を誇ります。

このS&P500の中でも上位20社に集中して投資が可能な円で購入が可能なETFにになります。

概要は上記になりますのでそれでは詳細を確認していこうと思います。まずは基本情報からみていきますが同様に円購入が可能でS&P500に投資が可能な1655と比較をしながら確認をしていければと思います。

基本情報

ティッカー313A1655
名称iシェアーズ S&P 500 トップ 20 ETF
(愛称)トップ・オブ・アメリカ
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
運用会社ブラックロック・ジャパンブラックロック・ジャパン
ベンチマークS&P 500 トップ20セレクト指数S&P500
銘柄数20500
投資対象S&P500指数構成銘柄のうち
時価総額上位20社を選定
(税引後配当込み、TTM、円建て)
S&P500への連動を目指す
(税引後配当込み、TTM、円建て)
経費率0.44%0.066%
配当月年2回 2/8月の各9日年2回 2/8月の各9日
直近配当利回り
(Bloomberg)
1.25%
設定日2025年1月16日2017年9月28日

【経費率】
313A:0.44%
1655:0.06%
(IVV:0.03%)

まず経費率については313Aが圧倒的に高くなっています。もしご検討の際にはこの点については忘れずにいておいて下さいね。

【配当利回り】
313A:ー
1655:0.82%
(IVV:1.52%)

記事作成が1月14日になるのでまだ設定前になります。そのため313Aについては実績がありませんので今後実績がでましたら更新をしていこうと思います。

【配当月】
313A:年2回(2・8月)
1655:年2回(2・8月)
(IVV:年4回(3・6・9・12月))

基本情報を確認したうえで株価とパフォーマンスも次章で確認をしておこうと思います。

株価・パフォーマンスについて

東証マネ部より

【株価】
201.92円(2025年1月16日)
※設定日時点の基準価額に基づく

ブラックロックの公式サイトをみると10口より購入が可能となっていますので約2,000円程度になります。また株価については東証マネ部の記事に記載があった内容を抜粋しようと思いますが米国株は一般的に最低購入価格が高く、個別株への投資にはまとまった資金が必要となる場合が多くなります。

記事にもありましたがS&P500指数の上位20銘柄を1銘柄ずつ購入しようとすると、なんと100万円以上かかってしまいますが、313Aであれば、約2,000円程度で20銘柄へまとめて投資できることが可能になります。

また指数のルール変更にしたがって銘柄の入れ替えも年に4回(3月、6月、9月、12月)に行われるので、最新の米国のトップ20社をある程度タイムリーに捉えることができるのが特徴になります。

さらにここからは円建てでのS&P500トップ20セレクト指数・S&P500・Nasdaq100のパフォーマンスについて確認しておこうと思います。

この点も東証マネ部より抜粋しながらみていきます。

東証マネ部より

3指数のパフォーマンスを2021年11月末を100として指数化したもので比較をしているものになります。実際に2022年半ばからトップ20セレクト指数がずっとアウトパフォームしているのが分かりますよね。

さらにその差が2024年に入ってから顕著になってきます。

もちろんこのデータが未来を保障できるものではありませんが実績として今後も可能性があることは分かるのではないでしょうか。

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組入れ銘柄とセクター比率

■組入れ銘柄

東証マネ部より

1位:アップル (15.60%)
2位:エヌビディア(14.70%)
3位:マイクロソフト(13.60%)
4位:テスラ(5.10%)
5位:アマゾン・ドット・コム(4.70%)

■セクター比率

東証マネ部より

【上位5セクター】
1位:情報技術(48%)  
2位:金融(13%) 
3位:一般消費財(12%) 
4位: ヘルスケア(10%) 
5位:通信(9%)

テック企業だけじゃない、攻めと守りの分散投資として検討できることが分かりますよね。

東証マネ部の記事にもありましたが「アメリカのトップ企業」と聞くと、多くの方はアップルやエヌビディアといったテック企業を思い浮かべるかもしれません。313Aはこれらのテック企業へはもちろん、幅広い業種の優良企業にも分散投資できる点が大きな魅力だと説明をされていました。

たとえば、VisaやJPモルガン・チェースといった金融業界のリーダー企業、さらにはコストコのような流通・小売業界の代表的な企業も投資対象に含まれています。このように、テクノロジーだけでなく、金融、ヘルスケア、生活必需品など、多様なセクターに渡る企業群への投資が可能とのことでした。

この点について補足をしておくと上位20社の景気や経済状況に左右されづらい企業に集中投資が可能になるETFだと捉えられます。ですがリスクもあってこのうちの1社でも大きな下落があると集中投資をしていることから313A自体の株価にも影響が出る可能性があると理解は必要だと思います。

リスク許容度は人それぞれになりますのでご自身で上限を決めて投資をするなど考慮されるといいのではないでしょうか。

配当実績

まだ配当の実績はありませんので現状ではお伝えができませんでした。
今後ですが情報更新はしておくように致します。

313Aまとめ

【ポイント】
①円での購入が可能
S&P500またはビックテックをドルで保有している方も円で保有可能なので検討しやすい

②S&P500の上位20社に集中投資が可能
切り取る時期にはよりますがS&P500と比較しても直近ではアウトパフォームしている

③リーズナブルでの購入が可能
ビックテックを20社購入するとかなり高額になりますが2,000円程度から購入が可能

④年4回のリバランス実施
2・5・8・11月に行うため新陳代謝がされている

ここまで読んで下さった方はいかがでしたでしょうか?

安定感がある企業への集中投資になるのでかなり魅力があるETFではないでしょうか。ちなみに2025年1月現在ですがFRBの利下げについて年1回程度を市場参加者が織り込んでいます。

そうなるとFFレートは動かずに高金利を継続がすることになりますので中・小型は株価が重たい状況が続く可能性がありますがビックテックなどはそこまでの影響を受けずに業績を向上させていく体力があると考えています。

ですのでこの高金利の可能性がある市場でどんなパフォーマンスかまずはお試しで個人的には購入して、その後に買い増しも考えながら中・長期投資で検討しようと考えています。

またNISAの成長投資枠にて投資可能ですので検討の際はぜひご活用下さい。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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