現在は決算シーズンの真っ只中ですが広瀬氏が2024年2月9日に楽天証券のトウシルで「米国株の投資家がリスクテーキングの姿勢を強めている」という記事を出されました。
内容として決算の結果から投資家の心理が大きくシフトしはじめているとのことになります。また投資家心理の変化が起こっている要因は決算結果が要因で起きているとのことでそれによって広瀬氏が注目している5銘柄をあげていました。
ですのでこの銘柄を知ることは市場トレンドの確認をするうえでも参考になると思いますので各銘柄の現在地をまとめておきますね。
ということで今回は「【広瀬隆雄さん】投資家の心理の変化と高騰した5銘柄」についてです。
【この記事をみて分かること】
・決算結果から投資家心理に変化
・投資家の関心が経済統計からAIへシフト
・エヌビディア1日平均売買代金でテスラを抜く
■高騰した5銘柄
・メタ・プラットフォームズ
・パランティア・テクノロジーズ
・アーム・ホールディングス
・エンフェーズ・エナジー
・ソノス
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決算結果から投資家心理に変化
広瀬氏は今回の決算発表シーズンの特徴として良い決算を出した銘柄が大幅高を演じることが多くなっていることが指摘できると述べていて、その結果から投資家のキモチが大きくなっていて積極的にリスクテーキングしていることの現れだと述べています。
では「なぜ投資家心理が積極的に変化してきていいるのか?」ですがその理由としてAIブームがどうやら一過性のものではなく今後数年にわたって繰り広げられる大きなテーマだという認識が投資家に広がっている事が挙げられとも仰っっていました。
■投資家は現在は積極的になっている
AIではマイクロソフトがコパイロットで先行していて、これに対抗する流れでアルファベットも「ジェミニ」を同社のさまざまな製品・サービス群に実装してゆくと発表。
一方でChatGPTで先行したオープンAIは出張旅費の精算やメールへの返信など、人間に代わって入力作業を代行する能力を備えた、「エージェント」に開発の力点をシフトしてゆくと伝えられているようです。
それは「クリックする」「カーソルを動かす」「タイプする」というような作業をソフトウエアを活用することを目指していて、そういう説明はマルウエアを想起させ(なんだか嫌だな)と感じるユーザーもいますが、AIが自分のパソコンの中を勝手に動き回るのを明白な手法で制限することが必要になると広瀬氏は述べています。
そのことはソフトウエアのみならず、ハードウエアや半導体に関しても、今後、ありとあらゆるデバイスが考案、発売される可能性があるわけで、決算発表後にARM株が急騰した背景にはそのような裾野の広いAIブームを予想し始める投資家が増えたことがあると広瀬氏は仰っていました。
投資家の関心が経済統計からAIへシフト
いま米国経済はとても良い感じで推移して、物価は沈静化してきていますし雇用も相変わらず強いと広瀬氏は言っています。つまりはFRB(米連邦準備制度理事会)は慌てて金利政策を変更する必要に乏しく、ずっと様子見に徹するというのがメイン・シナリオになりつつあると述べています。
そうなのであれば経済統計やFRBが相場の関心事ではなく、もっと別のところへ投資家のフォーカスが移ってゆくと考えるのが自然で、実際、前回米国経済がソフトランディングを演じた1995年から2000年にかけての時期も金利政策の重要性は後退し、個々の企業の動向が相場を突き動かす原動力となったと何度もお話をされています。
広瀬氏はいまならさしずめ「AIでどこそこの企業がこんなことを企てている!」というような材料が重要になるはずだと。もちろん株式投資で一番重要なのは金利や業績です。でも金利が動かないのであれば、投資家はその次に重要なファクターに注目ポイントを移してゆくわけで、相対的にAIのストーリーが株価形成に果たす割合が増えると考えるのが自然だと仰っていました。
エヌビディア1日平均売買代金でテスラを抜く
では実際にどの程度AIに関心があるのかを記事からは離れますが2月20日にロイターの記事が分かりやすいので引用します。「米エヌビディア株、売買代金でテスラ抜き首位に AI期待で」と報じていました。
まずAI関連株の代表といえばやはりエヌビディアですよね。内容を確認しておくと米国株式市場で半導体大手エヌビディア(NVDA.O)の売買代金が電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O)を抜いて首位となり、人工知能(AI)関連銘柄への注目度の高さが浮き彫りになったとのこと。
ちなみに過去30営業日のエヌビディア株売買代金は1日平均約300億ドルとテスラの220億ドルを上回ったようでLSEGのデータによると米株市場ではテスラが2020年以降、1日当たりの売買代金でトップを走っていて近年は350億ドルを超えることも複数あったとのことでした。
また20日の取引ではエヌビディアと、同社にAI関連サーバー部品を供給するスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI.O)の合計売買代金が、テスラやメタ・プラットフォームズ(META.O)アップル(AAPL.O)など最も取引の多い10銘柄を合わせた額の46%を占めているとのこと。
またスーパー・マイクロは時価総額が年初来3倍近くに膨らんでいるとのことでした。
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投資家心理の変化から高騰した5銘柄
今回の決算発表シーズンの特徴として良い決算を出した銘柄が大幅高を演じることが多くなっていることが指摘できると広瀬氏は言います。
さらにそれによって大きく高騰した銘柄を紹介されていました。
①メタ・プラットフォームズ
(ティッカーシンボル:META)
②パランティア・テクノロジーズ
(ティッカーシンボル:PLTR)
③アーム・ホールディングス
(ティッカーシンボル:ARM)
④エンフェーズ・エナジー
(ティッカーシンボル:ENPH)
⑤ソノス
(ティッカーシンボル:SONO)
上記銘柄が決算発表後急騰したと広瀬氏は言ってて、これは投資家のキモチが大きくなっており積極的にリスクテーキングしていることの現れだと仰っていました。
では参考として各企業の決算後の現在地をみておこうと思います。YahooFinanceのチャートで株価をの確認とmoomoo証券で確認ができるアナリストの株価目標を記事内でまとめておきましたびでぜひ参考までにご確認下さい。
メタ・プラットフォームズ
【株価(2024年2月25日現在)】
484.03ドル
【トータルリターン】
年初来:36.75%
1年:184.38%
【会社概要】
米国のソーシャルテクノロジー企業。人々がつながり、コミュニティを発見し、ビジネスを成長させるためのテクノロジーを構築。同社はFacebook、Instagram、WhatsAppなどのソーシャルアプリを提供いていて、VRヘッドセット「Oculus Quest 2」の開発など、拡張現実や仮想現実のような没入型体験への移行を目指しています。
パランティア・テクノロジーズ
【株価(2024年2月25日現在)】
22.97ドル
【トータルリターン】
年初来:33.78%
1年:183.93%
【会社概要】
本社所在地はコロラド州デンバーの米国のデータ分析企業。米軍、国防総省、FBI、CIAといった機関及び大企業向けにビッグデータの分析・解析を行っています。主要な解析プラットフォームは防衛及び諜報機関アナリスト向けのGotham(ゴッサム)と民間セクター向けのFoundry(ファウンドリー)で、リスク対策及び業務効率化を目指しています。
アーム・ホールディングス
【株価(2024年2月25日現在)】
133.34ドル
【トータルリターン】
年初来:77.44%
1年:なし
【会社概要】
高性能、低コスト、省エネルギーのCPU(中央演算装置)製品および関連技術のアーキテクチャ設計、開発、ライセンスの供与を手掛ける世界の大手半導体企業。主な製品は、多様なパフォーマンス、消費電力、コスト要件に対応するCPU製品である。GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)、システムIP、計算プラットフォームなどの補完的な製品も提供し、高性能で信頼性の高いシステムレベルの構築を可能にし、ますます高度化するデバイスやアプリケーションに対応しています。
エンフェーズ・エナジー
【株価(2024年2月25日現在)】
118.19ドル
【トータルリターン】
年初来:-10.56%
1年:-40.60%
【会社概要】
ソーラー産業用のマイクロインバータ技術を提供する米国企業。システムの稼働時間と信頼性を向上させ、火災安全リスクを軽減し、知的エネルギー管理のためのプラットフォームを提供。マイクロインバータ・システムは、個々の太陽電池モジュール・レベルでエネルギーを変換して、高度な技術的アプローチをも垂らしています。
ソノス
【株価(2024年2月25日現在)】
18.60ドル
【トータルリターン】
年初来:8.52%
1年:-3.53%
【会社概要】
本社所在地はカリフォルニア州サンタバーバラの米国のオーディオ機器メーカー。主に家庭用のオーディオ製品の開発・製造・販売に従事。同社のホームサウンドシステムは、スピーカーやコンポーネントの設計、独自のソフトウェア・プラットフォーム、ワイヤレスによるコンテンツのストリーミングなど、臨場感あるオーディオ体験を顧客に提供しています。
投資家心理の変化まとめ
今回は広瀬隆雄さんの楽天証券のトウシルで「米国株の投資家がリスクテーキングの姿勢を強めている」という記事内容をもとに投資家心理の変化についてまとめてきました。
まず今回の決算発表では良い決算を出した銘柄が大幅高を演じることが多くなっていることから投資家のキモチが大きくなってきているとのことでした。またなんといっても今回の決算で一番の注目を集めていたエヌビディアですが過去2回の決算直前は上がっていた株価も今回は決算前まで懐疑的になり下がっていたこともニュースになっていました。
ですが蓋を開ければEPS・売上高ともにクリアと3回連続でいい決算をたたき出していて、決算後の2024年2月24日にロイターが「エヌビディアの時価総額、一時2兆ドル突破-AIブームで急速に拡大」と報じています。その中でアップルとマイクロソフトの時価総額が1兆ドルから2兆ドルに増加するのには2年以上かかったが、エヌビディアはAIブームが追い風となって1年足らずでそれを達成しようとしていると述べています。
この内容からも分かるように投資家心理は利下げやソフトランディングの有無からAIブームへの関心にシフトチェンジしてきているという内容でした。またこの状況下で米国経済の動向とは関連せずにブームを追い風に株高になるかもという雰囲気が市場に出はじめてきていてアナリストやインフルエンサーもAIブームによる分かりやすい大手テック企業への投資に対して強気な姿勢を意見してきています。
もちろんこれが絶対ではありませんが市場心理であるとするならこの波に全く乗れないよりも多少のポジションは準備しておくといいのかと思います。
ちなみにこのブログで米国の大手テック企業やAI関連銘柄への分散投資可能なETFの紹介もしていますのでぜひあわせて読んでみて下さいね。
【AI関連銘柄に分散投資が可能なETF】
【米国大手テック企業20社に投資可能なETF(東証ETF)】
ぜひこの機会にチェックしておいて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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