11月1日には4237だったS&P500は11月22日には4556まで上昇していて前回の7月末につけた高値4588をついに越えそうなところまできました。完全に秋の調整時期を抜けて年末までこのまま上昇が期待できるところにきたのではと感じているのではないでしょうか。
ではここからどのような投資先を検討するといいのかと考えていらしゃるかと思いますので成長投資先についてバフェット太郎さんが2023年11月17日に出された「【爆上げ】小型グロース株の時代がやってきた」という動画がとても参考になったのでその内容をシェアしたいと思います。
ということで今回は「2020年代が小型グロース株の時代になるのか」についてです。
【この記事をみて分かること】
・秋の調整局面が終わる
・10月CPIのおさらい
・12月の政策金利について
・米国債の現状
・小型グロース株の現状
・2020年代は小型グロース株の時代
・注目の投資妙味がある3銘柄
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秋の調整局面が終わる
バフェット太郎さんはかねてから「10月頃に底打ちして、年末にかけて大きく上昇する」と予想をされていました。
実際にS&P500のチャート(上記画像)をみてみると2023年10月27日に底打ちして下降トレンドチャネルのトレンドラインを上にブレイクアウトしていま急反発しています。
矢印(Purple):底値(10月27日)
矢印(LightBlue):ブレイクアウトした日(11月3日)
べフェット太郎さんはここから年末へかけて一段と上昇する可能性が高いと述べていてその中でも高PER株の多い小型グロース株ほど大きく上昇する可能性が高いと仰っていました。
さらに2020年代は小型グロース株の時代と予想されていて今は強気相場の起点で投資をはじめる絶好のチャンスだと思うとのことでした。
10月CPIのおさらい
ここでは10月の消費者物価指数(CPI)をあらためて確認しておきますね。
■10月CPI
上記グラフは11月14日に発表された10月のCPI(消費者物価指数)についておさらいをしておくと前年同月比で予想3.3%に対して結果3.2%と予想を下回りました。
■10月コアCPI
また価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年同月比で予想4.1%に対して結果4.0%と予想を下回り7ヶ月連続で鈍化しました。
JETRO(日本貿易振興機構)のビジネス短信で内訳を確認するとガゾリンが前年同月比で−5.3%と下落してきています。またバフェット太郎さんは全米レギュラーガソリン価格は8週連続で前の週を下回ったことでガゾリン価格の下落によるCPIの鈍化は来月も続くことが予想されると述べています。
また同じくJETRO(日本貿易振興機構)のビジネス短信で物価のうち約3割のウエートを占める住居費を確認すると6.7%上昇(前月7.2%上昇)と伸びが大きく鈍化したとしています。そしてバフェット太郎さんはこれもCPI鈍化に寄与していると仰っていました。
ここまでが10月CPIのおさらいになります。そして次章では12月に行われるFOMCについてバフェット太郎さんが言及していましたので解説していきますね。
12月の政策金利について
まずFOMCの日程についてですが12月12日〜13日の予定になっていて11月のCPIは12月12日に発表されます。そしてバフェット太郎さんは金融政策についてはFOMC内で議論されるものではなく1週間前(12月5日)に決定するものなので11月CPIの結果が12月のFOMCの判断材料にならないと仰っていました。
実際に12月FOMCの判断材料は10月CPIよ11月雇用統計が材料になるとも言及されていました。つまり10月CPIとコアCPIともに予想を下回ったことを考えると12月FOMCで利上げの可能性は消滅したと予想をされています。
また市場参加者の予想(11月27日)の予想をCMEのFedWatch ツールでみておくと12月13日のFOMCでは5.25〜5.50%で据え置くと96.8%が予想しています。ほぼ100%が利上げなしとみています。
米国債の現状
上記したCPIの減速や利上げの消滅が背景となり米国債が売られています。
■米2年債利回り
米2年債利回りは50日移動平均線をレジスタンスとなって急落しました。
■米10年債利回り
さらに米10年債利回りも50日移動平均線を下にブレイクアウトしてきています。
このような状況から今後はより株高が期待できるとバフェット太郎さんは予想をしています。かねてから長期金利が下落すればマルチプル・エクスパンション(PERの上昇)が起こることで高PER株が多い小型グロース株ほど大きく上昇すると言っていました。
小型グロース株の現状
ここで小型グロース株にまとめて分散投資ができるVBK(バンガード・米小型グロースETF)のチャートをみると下降トレンドチャネルのトレンドラインと50日移動平均線を上にブレイクアウトしたことが確認できます。
そこでバフェット太郎さんは小型グロース株は秋の調整局面が終わりを迎えて年末にかけて一段と上昇すると予想されています。
ですが注意点としてこれまでの上昇ピッチが早かったことや200日移動平均線がレジスタンスになり短期的には50日移動平均線をターゲットに下落に転じる可能性があると仰っていました。
また11月下旬から12月中旬にかけてタックスロス・セリング(節税目的の損出し)と年末のポートフォリオの見直しが増えるため一年を通して下がっている銘柄はここから売り込まれる可能性が高いと注意点を述べられています。
ちなみに米国は12月31日までの収入に関する税金を翌年4月中旬頃の確定申告で納税するため毎年11月下旬から12月下旬までは節税目的の売りが集中する傾向があるとのこと。
とりわけ今年1年を通して下がっている小型グロース株ほど売られる傾向がありますのですが大型バリュー株は配当や自社株買いが期待できることから長期保有が前提になりますが配当や自社株買いがない小型グロース株は長期保有を前提にしている投資家が少ないため売られやすい傾向があります。
この点には気をつけてとバフェット太郎さんは仰っています。
ですが上記を踏まえて小型グロース株に対して強気にみていて、むしろタックスロス・セリングによる売りは絶好の買い場を提供してくれると予想されていました。
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2020年代は小型グロース株の時代
上記の指数についてですが小型株2000銘柄で構成されたiシェアーズ・ラッセル2000 ETF (IWM)を超大型株100銘柄で構成されたiシェアーズ S&P 100 ETF(OEF)で割って求めた相対指数の推移になります。
この指数の見方については指数が上昇(矢印ブルー)している場合は小型株が大型株をアウトパフォームしていて指数が下落(矢印オレンジ)している場合は大型株が小型株をアプトパフォームしていることを意味するとのこと。つまり左半分の2000年〜2008年の金融危機の際は指数が上昇していた一方でそれ以降は下落をしてきていました。
これはGAFAMなど超大型ハイテク株の企業業績が大きく成長したことで小型株の出る幕がなかったと述べています。さらに上記の指数をみて分かる点として特定の投資スタイルが勝ちはじめるとそのトレンドはその後、何年にも渡って続くことだと仰っていました。
2000年代 ⇒ 小型株の時代
2010年代 ⇒ 大型株の時代
上記より2020年代を小型株の時代になるとバフェット太郎さんは予想されていました。またアップル(AAPL)の7-9月期の売上高成長率が前年同期比−0.7%だったようにGAFAMの成長鈍化から投資マネーは新たな成長を求めて小型グロース株に流入するとも考えられています。
そしてここで投資先として3銘柄を言及していましたので次章でご紹介しておきますね。
注目の投資妙味がある3銘柄
動画内でバフェット太郎さんが言及した銘柄は下記の3銘柄になります。ぜひ参考に確認をしておいて下さいね。
■クラウドストライク
【株価(2023年11月27日現在)】
210.66ドル
【年初来リターン】
100.08%
【1年リターン】
50.42%
■モンゴDB
【株価(2023年11月27日現在)】
407.70ドル
【年初来リターン】
107.12%
【1年リターン】
175.94%
■ジースケーラー
【株価(2023年11月27日現在)】
193.09ドル
【年初来リターン】
72.56%
【1年リターン】
39.16%
また上記のような小型グロース株は将来10倍〜20倍と大化けする可能性がある一方で決算の精査が非常に大切になるなど投資スキルが求められるとべフェット太郎さんは仰っています。
この点は気をつけて検討をしてみて下さいね。
またバフェット太郎さん同様に広瀬隆雄さんも小型グロース株について言及していましたので下記の記事でまとめています。ぜひあわせて読んでみて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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