12月10日の「リベ大(YouTube)」で紹介されたエリック・ジョーゲンソンさんが書いた「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」の無料書籍について紹介がありました。
ナヴァルさんがどんな方で極貧の境遇からどのように成功をおさめてきたのかを理解できる内容になっています。
またナヴァルさんの投稿記事・ツイート・対談から構成されていて私たちが資産形成を行ううえでとても参考になると考えたのでシェアさせていただきます。
ということで今回は「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカントの無料書籍レビュー」です
実践するのに難しい内容も一部ありますが「すべてをできるか?」でなくても「できるとことから」と捉えて行動に移すことが重要だと感じます。
また無料書籍のURLもご紹介しますのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。
ナヴァル・ラヴィカントとはどんな人物
まず最初はどんな人物かをご紹介します。
✓1974年にインドのデリーで生まれる
幼少期についてですが9歳のときにご家族でアメリカに引っ越しをしています。
父親はインドでは薬剤師として働いていたようですがアメリアでは資格を使えずに金物屋で働いていたが離散されています。
そのためとても極貧な生活をすることになります。
また図書館が児童館がわりになっていて学校が終わると閉館までいたそうです。
若い頃のナヴァルは引っ込み事案だったこともあり本が友達だったそうです。
またその時期を振り返って「過去数千年の最高の思想家たちが知恵を与えてくれた」と言っています。
さらに母親と兄との3人で育っていくのですがナヴァルは母親からの無条件の愛情に感謝をされていました。
✓15歳から働きはじめる
違法なケータリング会社で軽トラックの荷台に乗ってインド料理の配達をしていました。
もっと若い頃から新聞配達や食堂で皿洗いをしていたそうです。
その当時のことを「生きていくために必死な移民」とご自身で仰っていますね。
✓高校進学が転機に
ニューヨーク市の進学校スタイヴェサント高校へ進学。
彼はそのことが人生を救ってくれたと言っています。
またこの進学によっていわゆるブランドを手にできたのでその後はアイビーリーグ(米国の政財界・学界・法曹界を先導する卒業生を数多く輩出している8つの大学の総称)のダートマス大学へ進学できたそうです。
これによりブルーカラーからホワイトカラーへと移ることができたそうです。
そしてそこからテクノロジーの道に進んでいきました。
✓投資家であり企業家の道へ
例えばウーバーやツイッターのスターアップ時期から現在では約200社へ投資をされています。
また多くの企業で取締役会に籍をおかれていて36歳でAngelList(エンジェルリスト)というスタートアップ企業と投資家を繋げてさらにそこで働きたい人のためのサイト運営をする会社の創業者として会長も並行されています。
ちなみにAngelListの立ち上げ前までは下記の経歴になります。
25歳:エピニオンズ、オーガストの創業
27歳:キャピタルベンチャーパートナーに就任
29歳:求人広告取引所のヴァスト・ドットコムの創業
33歳:小規模はベンチャーキャピタル・ファンドのヒットフォージを創業
そして2018年(44歳)で「年間最優秀エンジェル投資家」に選出。
このように幼少期には本で多くの知恵を学びそれを実践してきたナヴァルが現在はシリコンバレーで成功をおさめていきました。
このように極貧から人生を大きく変えていった彼の言葉から学びが多くありますのでここからはその点に触れていきますね。
富を生む 「行動」と「思考」の特徴
ここからは実際にナヴァルの言葉を紹介していきます。
まず最初に金儲けは「する」でななくて「身につけるスキル」だと言っています。
私たちはこのスキルを身につけることが重要だということですよね。
ちなみにナヴァルは富を生み出すのはスキルセット(知識・能力)であってそれは誰にでも手にすることができると言ってくれています。
✓「努力量」は勝負を決めない 「方向」を探り定めよ
努力と富はほとんど関係がなくリッチになるということは「何をするか」「誰とするか」「いつするか」を理解が重要。
もちろん努力は大事ではあるがそのことよりも正しい方向に向けなくてはならないと言います。
そのことからもし「やりたいこと」が見つかっていないのであればそれを見つけることが先決。
それまでは身を粉にして働いてはいけないと。
この内容については私たちも頭では理解できても難しいのも事実です。
ですが「やりたいこと」を見つける努力と見つかった場合はそこに突き進む重要性があることが理解できますよね。
14歳で見つけ出したナヴァル流の成功原則
先程の章は「行動」と「思考」についてでした。
そして次はナヴァルが14歳の時点で気づいた成功のための原則をTwitterで投稿している内容が紹介されています。
この原則を14歳から30年間守り続ける中で「やりたいこと」を見つけることができたと。
さらにそれによりそのやりたいことを分析して富を生み出すための最大のレバレッジポイント(テコのように小さい力で大きな成果を得やすい場所)を探し当てて、実際に生み出された富の一部を獲得することができたと。
ちなみにかなりの量のツイートを連投しているので次の章で私が伝えたい点を項目ごとにまとめさせていただきます。
連投ツイートした内容について
先程も言いましたがかなりの量のツイートが紹介されています。
そのため大きく分けて6項目に分けてさらに理解しやすくできればと私なりの解釈も入れました。
・運に頼らずにリッチになる方法
・やりたいことの見つけ方
・知識の増やし方
・同志(仲間)と言われる仕事仲間をつくる
・事業に必要なもの
①特殊知識について
②説明責任
③レバレッジについて
・勉強について
上記の内容を連投していました。
ではそれぞれの内容を解説していきますね。
✓運に頼らずにリッチになる方法
カネではなく、地位でもなく、富を求めよ。
富とは、君が寝ている間も稼いでくれる資産だ。
カネとは、時間と富を人に与えるための手段だ。
地位とは、社会階層内での君の立ち位置だ。
さらにこう続けます。
倫理的な富の創造は可能だと理解せよ。
富を密かに蔑む(さげすむ)人から富は逃げていく。
まずここまででお金や地位というものはあくまで自己実現の手段であることを理解する必要があると解釈できました。
だとすると自己実現がどのようなものであるか見つけることが最優先であるとなりますよね。
✓やりたいことの見つけ方
時間を切り売りしていてはリッチにはなれない。
経済的自由を得るには、エクイティ(事業の一部)を所有せよ。
そしてこう続けます。
リッチになるには、「社会が求めているが、手に入れる方法がまだ知られていないもの」を提供せよ。それも大規模に。
この内容はともて難しい内容だと感じます。
ナヴァルの若かりし頃のように食堂で週に80時間働いても一生リッチにはなれないと。
マーケティング的な発想ではありますが「多くの人が求めていて入手方法がないもの」を作り出すことが重要だと解釈できますよね。
例えばYou Tubeのような自分の好きな動画を無料みれたりアマプラのような好きな映画を定額で見放題が可能な仕組みを作ることかと私は解釈できました。
ですがこのように「0⇒1」という思考は私を含めてとても難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
ですのでまずはこのような発想は日々の生活でアンテナを貼っておくとからはじめみると面白いかもですね。
✓知識の増やし方
「同じゲーム」を何度も繰り返せ。
富であれ人間関係であれ知識であれ、人生の見返りはすべて複利で増える。
この思考については多くに本にも書いてあることだと感じます。
例えば投資をはじめてみて勉強を進めていくと経済を知ることができます。
この繰り返しによってどの時期にどのような投資先が最適になるかなどフィードバックができますよね。
また人間関係でも同様です。
繰り返す中で自分の仲間を増やせることになると解釈できました。
✓同志(仲間)と言われる仕事仲間をつくる
知性、エネルギー、そして何より倫理観にあふれる仕事仲間を選べ。
そしてこう続けます。
皮肉家や厭世家とは組むな。
彼らの思いは現実になる。
この内容については事業(自己実現)は一人ではなくて同志を選んで行うものだと。
そして同じベクトルへ向かえる仲間を選ぶことが重要だと解釈できますよね。
✓事業に必要なもの
「特殊知識」「説明責任」「レバレッジ」を武器にせよ。
この3つをあげていてさらにそれぞれについてツイートしていますので深堀してみますね。
①特殊知識について
特殊知識とは、訓練でみにつけられない知識のことだ。
もし君が訓練でできる知識しか持っていなければ、訓練された別の人に取って代わられる。
さらにこう続けます。
特殊知識を見つけるには、何であれ今のはやりを追いかけるより、君の純粋な好奇心と情熱を追い求めよ。
そしてこう続けます。
特殊知識は専門性や創造性が非常に高い場合が多い。
ゆえに外注や自動化ができない。
この内容は実践するのに難しいと感じました。
例えばマーケティングを勉強して実践する中で得られる知識の応用や今までできた人脈の最大活用をする能力などになるのかと。
別の解釈をされた方がいたらコメントなどでぜひ教えて下さい。
②説明責任
説明責任を引き受け、君の名のもとに事業リスクを取れ。
社会はその見返りとして、君に責任、エクイティ、レバレッジを与えてくれる。
この内容は私たちに言い換えるとすると「許容できるリスクを取ろう」になるのかと。
もちろん起業や会社内でのプロジェクトの立ち上げなどでリーダーになると説明責任が出てきます。
またそのプロジェクトを動かす人材が必要になりさらに得た利益が還元されてくると解釈できますよね。
③レバレッジについて
レバレッジなくして富はない。
事業にレバレッジをもたらすのは資本、人、そして限界費用ゼロで複製できるプロダクト(コードとメディア)だ。
そしてこう続けます。
コードが書けないなら、本やブログを執筆し、ビデオやポッドキャストを収録せよ。
さらにこう続けます。
レバレッジは君の下す判断の効果を何倍にも増幅させる。
この内容は事業には同志が必要であり、さらにその効果を膨らますために仲間が必要になるということ。
そして自分の事業をコンテンツ化して併用が可能にすることで多くの方に広めることができると解釈しました。
✓勉強について
「ビジネス」という名のスキルは存在しない。
ビジネス誌やビジネス講座は避けよ。
そしてこう続けます。
聴くより読んだほうが速い。
見るよりやったほうが速い。
さらにこう続けます。
予定表がからでも「お茶」などしている暇はない。
ここでは補足ですがミクロ経済学、ゲーム理論、心理学、説得術、倫理学、数学、コンピューターを学ぶように言われています。
また事業にとって核になるマーケティング思考の学びを推奨されていると解釈できます。
さらに正しい方向への行動がキーになると言われていると感じました。
ここまでが紹介されていた中からお伝えしたかったツイートです。
最後のツイート
とうとう富を手に入れたとき、君の求めていたものが富でなかったことに気づくだろう。
だがそれについてはまたの機会に。
この内容については人それぞれの解釈があるのではないでしょうか。
成功をおさめたナヴァルが富だけではなくてもっとアナログな人との関わりなどの幸福論が芽生えてきたのかなと推測しています。
みなさんはどのように考えましたでしょうか。
富とお金の違いについて
最後にですがこの内容にも触れておきますね。
このブログは資産形成について情報を発信しています。
ですので最後にナヴァルが考える「富とお金の違いについて」も触れておきます。
ナヴァルはお金は富を人から人へ移すための手段だと。
さらにお金は社会への「貸し」だと言います。
手にするべきは富とは寝ている間も稼いでくれる資産のこと。
・夜間も稼働してサービス提供できるシステム
・資産や預金
・賃貸に出せる家
など・・・
このように言っていました。
とここまでが無料版を読んでみたレビューになります。
本当に多くの学びがある1冊ですよね。
ちなみに私は資産形成は自己実現のための手段だと考えています。
だからこそナヴァルがいう富を手にすることが私たちにとってとても大切なものだとあらためて感じました。
みなさんはどのように感じましたでしょうか?
今回は無料版を読んで本の一部のご紹介になっています。
さらにこの本を興味のある方はぜひお手に取って読んでみて下さい。
また私が記事にした無料版については下記から見ることが可能です。
無料版のURLはこちらのページから
このブログではさらに資産形成の役に立つ情報を発信できるように私も勉強していきます。
ぜひ今後もお付き合い下さい。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
本日ご紹介した「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」は資産形成にとどまらずに人生にとても有益な内容になっていたのではないでしょうか。
実際に手に取って読んでみたいという方はぜひ購入してみて下さいね。
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