2024年より新NISAが開始しましたがこのタイミングで積立てにて投資信託で長期での資産形成をはじめられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが積立設定は終わったがあくまで長期での資産形成をする形での投資になりますので直近での資産もほしいもしくはよりプラスで資産拡大をしたいと考える場合が出てくると思います。この場合には投資信託ではなくてETFの検討もおすすめとなります。理由としては投資信託は配当は自動での再投資となりますがETFは例えば年2回もしくは年4回など配当をキャッシュでもらうことができます。
直近でのキャシュも欲しいとお考えの方についてはETFの検討もしてみて欲しいと思います。ちなみにETFについては成長投資枠にて購入が可能となります。ではどのようなETFが購入できておすすめになるのか大手証券会社3社(楽天・SBI・マネックス)の一覧も確認しておきましたのでその中から7つ人気のある米国ETFをご紹介をしていこうと思います。
興味がある米国ETFこの記事をみて検討をしてみて下さいね。
ということで今回は「大手証券会社の3社より新NISAにおすすめ米国ETF7選」についてです。
【この記事をみて分かること】
・ETFのメリット
・投資家に人気がある米国ETFについて
・VTI
・VOO
・QQQ
・VT
・VYM
・SPYD
・HDV
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ETFのメリット
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で日本語では「上場投資信託」となります。多くの方がご存知のS&P500・NYダウ・日経平均株価などの指数に連動する投資信託の一種で、ETFと投資信託にはたくさんの違いがあります。
最も大きな違いはリアルタイムに売買できる点になり、例えば投資信託の場合は1日1回しか基準価額が変わらないのですがETFは証券取引所に上場されているため市場が動いている時間であればリアルタイムな価格で売買ができると言い換えられます。
ではよりETFを理解するためにメリットをまとめておきますね。
【ETFに投資するメリット】
・高い配当金(配当利回り)を得られる
・ほとんどの銘柄で年4回の配当がある
・値動きが比較的小さめ
・結果的に分散投資になる
また2024年より開始した新NISAの成長投資枠でもETFを購入することができますので個別株ではなくて分散投資をできるだけ簡単に行いたい方向けに投資家に人気がありかつ新NISAで購入ができるETFを今回は7つに絞ってご紹介をしていこうと思います。
投資家に人気がある米国ETFについて
上記は楽天証券が公表している2023年12月1日に最新で更新したデータで実際に買付代金(購入)ランキングTOP10になります。その中で新NISAの成長投資枠で大手3社(楽天・SBI・マネックス)が取り扱っているETFを抽出しておこうと思います。
ちなみに上記のデータは各社の公式サイトより2024年1月2日現在のものですので今後更新される可能性があります。買付代金ランキングをもとに大手証券会社3社が取り扱いしている人気のある米国ETFを7つに絞ることができました。ではその7つをそれぞれポイントをまとめて解説していきますので最後まで読んでみて下さいね。
ちなみに正式名称をクリックしていただくとBloombergで最新の詳細情報を確認ができますので活用してみて下さい。
VTI
【正式名称】
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
【基本情報】
ティッカー | VTI |
名称 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | RSP USトータル・マーケット・インデックス |
銘柄数 | 3786 |
投資対象 | 米国株式市場全体を投資対象とする。 時価総額ベースでウエートを算定。 |
経費率 | 0.03% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 1.69% |
設定日 | 2001年5月31日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
239.54ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+13.96%
1年:+24.78%
3年:+8.01%
5年:+13.70%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
1.67%
【概要(Bloombergより)】
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資 成果を目指す。あらゆる時価総額規模の米国株式を保有。米国株式市場全体を投資対象とする。3500以上の銘柄を保有し、時価総額ベースでウエートを算定。
Vanguard Total Stock Market ETF
【正式名称】
バンガード・S&P 500 ETF
【基本情報】
ティッカー | VOO |
名称 | バンガードS&P500ETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | S&P500 |
銘柄数 | 504 |
投資対象 | 四半期ごとに時価総額加重平均を 用いて保有銘柄をリバランスする。 |
経費率 | 0.03% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 1.65% |
設定日 | 2010年9月9日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
443.29ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+13.60%
1年:+26.12%
3年:+10.07%
5年:+14.50%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
1.63%
【概要(Bloombergより)】
バンガードS&P 500 ETF(Vanguard S&P 500 ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。主に米国の大型株を保有。S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、四半期ごとに時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスする。
QQQ
【正式名称】
インベスコQQQ 信託シリーズ1
【基本情報】
ティッカー | QQQ |
名称 | インベスコQQQトラスト・シリーズ1 |
運用会社 | インベスコ |
ベンチマーク | NASDAQ100指数 |
銘柄数 | 100 |
投資対象 | NASDAQに上場している時価総額が最大規模の 非金融企業100社を含 むナスダック100指数に 連動した投資成果を目指す |
経費率 | 0.20% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (ブルームバーグ) | 0.79% |
設定日 | 1999年3月10日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
421.18ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+17.30%
1年:+54.13%
3年:+10.70%
5年:+21.38%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
0.77%
【概要(Bloombergより)】
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF( 上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
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VT
【正式名称】
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
【基本情報】
ティッカー | VT(全世界) |
名称 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
銘柄数 | 9687 |
投資対象 | 先進国と新興国市場の両方を対象に 時価総額加重の算出法を採用して 保有銘柄は四半期ごとにリバランス。 |
経費率 | 0.07% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 3.13% |
設定日 | 2008年6月26日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
102.46ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+12.44%
1年:+16.79%
3年:+4.68%
5年:+10.34%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3.13%
【概要(Bloombergより)】
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock ETF)は 、米国籍のETF(上場投資信託)。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連 動する投資成果を目指す。同指数は、先進国と新興国市場の両方を対象とし、米国内外の株式で構成。時価総額加重の算出法を採用し、保有銘柄は四半期ごとにリバランスされる。
VYM
【正式名称】
バンガード・米国高配当株式ETF
【基本情報】
ティッカー | VYM |
名称 | バンガード・ハイディビデンド・イールドETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド イールド・インデック |
銘柄数 | 449 |
投資対象 | 配当利回り比較的高い大型株 |
経費率 | 0.06% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 3.94% |
設定日 | 2006年11月16日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
111.62ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+10.30%
1年:+6.95%
3年:+8.82%
5年:+9.77%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3.94%
【概要(Bloombergより)】
バンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)は 、米国籍のETF(上場投資信託)。平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイデ ィビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的とする。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。
SPYD
【正式名称】
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
【基本情報】
ティッカー | SPYD |
名称 | SPDR ポートフォリオ S&P 500 |
運用会社 | ステイト・ストリート |
ベンチマーク | S&P 500 高配当指数 |
銘柄数 | 77 |
投資対象 | S&P 500 高配当指数の価格と利回りの パフォーマンスに対応する 投資結果を提供することを目指しています。 |
経費率 | 0.07% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 5.55% |
設定日 | 2015年10月22日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
38.47ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+13.86%
1年:-0.07%
3年:+8.25%
5年:+6.34%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
5.55%
【概要(Bloombergより)】
SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当 ETF は、米国で設立された上場投資信託です。ファンドは、S&P 500 高配当指数の価格と利回りのパフォーマンスに対応する投資結果を提供することを目指しています。この指数は、指標利回りに基づいて、S&P 500 の中で最も利回りの高い企業 80 社を追跡します。
HDV
【正式名称】
iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
【基本情報】
ティッカー | HDV |
名称 | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF |
運用会社 | ブラック・ロック |
ベンチマーク | モーニングスター配当フォーカス指数 |
銘柄数 | 81 |
投資対象 | 財務健全性と配当利回りの高い企業 |
経費率 | 0.08% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 3.82% |
設定日 | 2011年3月31日 |
【チャート(英語版 Yahoo Finance 2024年1月21日現在)】
【株価(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
102.400ドル
【トータルリターン(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3ヶ月:+6.01%
1年:+2.48%
3年:+8.32%
5年:+7.25%
【配当利回り(Bloomberg 2024年1月21日現在)】
3.82%
【概要(Bloombergより)】
iシェアーズ・コア高配当株ETFは、米国籍のETF(上場投資信託)。あらゆる時価総 額水準の株式銘柄を含むモーニングスター配当フォーカス指数に連動した投資成果を目指す。主に消費財、生活必需品、エネルギー、石油・ガス、電気通信セクターの企業に投資する。代表サンプリング手法を用いて保有銘柄のウエートを算定。
新NISA(成長投資枠)でおすすめETFのまとめ
今回は楽天証券の買付代金ラインキングの中より大手3社(楽天・SBI・マネックス証券)が取り扱う人気の米国ETFを7つご紹介してきました。
また大きく3分類に分けてみると・・・
【全米またはS&P500など(米国有名指数)に連動するETF】
・VTI
・VOO
・QQQ
【世界全体に投資可能なETF】
・VT
長期で資産拡大を行いたい、今後は米国以外の成長を見込んで幅広く投資をしたい、配当をもらいながら直近のキャシュを得たいなどご自身の投資スタイルがあるのではないでしょうか。
それぞれに当てはまるであろうETFを7つ厳選してご紹介してみましたので2024年よりはじまった新NISAを活用して楽しみながら安全に資産形成を進めていただくのに参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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