QYLDに月額約10,000円を1年間投資した場合の配当を検証する企画。
2022年8月よりスタートして毎月実績報告をしています。
ちなみに2023年4月分で9ヶ月目の報告になります。
2023年に入りナスダックも好調に株価を戻しています。
株価の上昇も期待ができる状況にて今回も記事にしました。
ということで「QYLD8ヶ月目の投資報告」になります。
ちなみにQYLDなどETF・個別銘柄の配当情報や市場のヒートマップなどがアプリ1つで確認できます。
バフェット太郎さんなどのインフルエンサーも紹介している無料で使える分析アプリmoomooも活用下さい。
それではまずは概要について説明しておきますね。
QYLDとは
今回から読まれる方もいると思いますのでまずはQYLDがどんなETFかを簡単にご説明します。
運用会社はGlobal X社でナスダック100指数の値上り益(買値と株価の差額)ではなく、その値上り益を分配金として受け取るETFになります。
ちなみにナスダック100とは・・・
米国のナスダック市場に上場している流動性が高くてさらに時価総額(株価×発行済株式数)が大きい上位100社で構成される株式指数。
例えば「GAFAM」の様な巨大テック企業(IT(情報技術)企業を含む、米国を代表する株価指数の一つ)が組み入れられています。
また公式サイトの情報は下記で確認ができます。
運用会社Global X社のQYLD情報はこちら
【ファンド概要】
カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。
【ファンドの目的】
手数料及び経費控除前の価格及び利回りという点について、CBOE NASDAQ-100®・バイライト・V2・インデックスに連動する投資成果を目指します。
概要は以上になります。
それでは基本情報・株価の推移・実績報告をしていきますね。
基本情報
ティッカー | QYLD |
名称 | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF |
運用会社運用会社 | グローバルX |
ベンチマーク | ナスダック |
銘柄数 | 503 |
投資対象 | CBOE NASDAQ-100®・バイライト・V2・インデックス に連動する投資成果を目指す |
経費率 | 0.60% |
配当月 | 年12回 |
直近配当利回り(ブルームバーグ) | 12.24% |
設定日 | 2013年12月12日 |
純資産(ブルームバーグ) | 約6,697億ドル |
まずは基本情報からですが特徴としてはやはりQYLDは毎月配当ではないでしょうか。
またブルームバーグで2023年5月14現在で調べてみると直近配当利回りが11.86%です。
高配当でかつ毎月配当であるのでことは分かるのではないでしょうか。
さらに同じくブルームバーグでみると年初来リターンは14.08%と前月報告時は11.72%でしたので順調に推移しています。
このまま順調に上がってほしいと考えてはいますがADライン(騰落株線)が下がったままである。点はとても気になります。
※詳細は株価の章(次章)で解説します
では株価についてを次章で解説していきますね。
QYLDの株価
上記は2023年5月20日現在のQYLDの株価チャートです。
最新でみると年初来リターンは10.78%ですので現在の株価は17.57ドルです。
ですので次のターゲットとしては前回の高値17.73ドル(2022年9月12日)をまずは越えていけるかに期待といったところではないでしょうか。
ですが前章でもお伝えしましたがナスダックのADライン(騰落株線)が下がっているんですよね。
画像したの赤線がADラインになります。
株価は上がっていますがADラインが下がっているのはナスダックに含まれる一部だけが伸びている場合におきる現象。
実際には現状でみていくとエヌビディア・メタ・アップル・テスラなどの一部大手企業が暴騰していまがその他は上昇していないことを意味していると解釈ができます。
つまり今後その一部が下がる場合はナスダックも下げ相場になると予想されるんです。
この点を考慮すると現在はQYLDにフルベットのようなことはされないことが望ましいかと。
特に私のような長期で資産形成を考えている方については一部の資金で毎月の配当を増やすイメージがいいのではないかと思います。
次は組入れ銘柄もみておきますね。
組入れ銘柄
上位5社を見ていきます。
1位:マイクロソフト(テクノロジー)
2位:アップル(テクノロジー)
3位:アマゾン・ドット・コム(一般消費財)
4位:エヌビディア(テクノロジー)
5位:アルファベット(通信サービスサービス)
※ブルームバーグより引用
上位5社の年初来リターンも確認しておきます。
特にエヌビディアの上昇は驚きですよね。
このように一部でもこのように株価が急回復している企業がいることも事実です。
なんとかこのまま上昇を期待していきたいところではありますね。
ちなみにエヌビディアのような銘柄を知るのに「オックスフォードインカムレター」がおすすめ。
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ぜひ活用してみて下さいね。
では次章で購入報告もしておきますね。
購入報告
購入株数 | 購入額(ドル) | 為替レート | 合計額 | |
2022年8月 | 5 | 89.30 | 137.55 | ¥12,343 |
2022年9月 | 4 | 67.44 | 142.40 | ¥9,717 |
2022年10月 | 6 | 94.02 | 149.06 | ¥14,082 |
2022年11月 | 4 | 65.56 | 140.52 | ¥9,256 |
2022年12月 | 4 | 64.16 | 134.00 | ¥8,637 |
2023年1月 | 4 | 66.76 | 130.58 | ¥8,759 |
2023年2月 | 4 | 65.80 | 135.04 | ¥8,927 |
2023年3月 | 4 | 67.96 | 132.89 | ¥9,073 |
2023年4月 | 4 | 69.16 | 134.60 | ¥9,353 |
合計 | 39 | 650.16 | ¥90,147 |
4月の購入についても4株となりました。
また為替についてですがここ最近は130円台での推移となっていますよね。
株価や為替の動きも期待しながらあと3ヶ月間ですが買い増し続けてみようと思います。
では次は配当の実績についてです。
配当実績
購入株数 | 配当額(ドル) | 為替レート | 合計額 | |
2022年8月 | 0 | 0.00 | ¥0.00 | ¥0 |
2022年9月 | 9 | 1.08 | ¥143.73 | ¥155 |
2022年10月 | 15 | 1.77 | ¥147.34 | ¥261 |
2022年11月 | 19 | 2.27 | ¥133.73 | ¥304 |
2022年12月 | 23 | 2.68 | ¥132.99 | ¥356 |
2023年1月 | 27 | 2.82 | ¥127.75 | ¥360 |
2023年2月 | 31 | 3.26 | ¥134.92 | ¥440 |
2023年3月 | 35 | 4.26 | ¥131.28 | ¥559 |
2023年4月 | 39 | 4.86 | ¥133.33 | ¥648 |
合計 | ¥3,083 |
表をみていくと毎月少しずつですが配当額が増えてきていますね。
そこまで多い額ではないですが含み益は期待できない時期でも保有し続ける限りは基本的には入り続けるものです。
今後のリセッションへの備えとして配当をもらえるETFの検討はかなりいい選択になるのではないでしょうか。
念おためですが最後に今年の配当スケジュールも確認していきます。
権利落ち日 | 支払予定日 | |
2023年6月 | 6月20日 | 6月28日 |
2023年7月 | 7月24日 | 8月1日 |
2023年8月 | 8月21日 | 8月29日 |
2023年9月 | 9月18日 | 9月26日 |
2023年10月 | 10月23日 | 10月31日 |
2023年11月 | 11月20日 | 11月29日 |
2023年12月 | 12月28日 | 1月8日 |
この記事の内容を確認していただいたうえでQYLDも検討をしてみて下さいね。
現在も株価が好調なQYLD
今回は9ヶ月目のQYLDの配当実績についてお伝えしてきました。
現在の株価はチャートでもみてもらいましたが年初来リターンでは好調に伸びてきていましたよね。
ですがADラインをみると強気にはなれない点も分かりました。
エヌビディア・メタなどの一部の銘柄の上昇がナスダック全体を大きく持ち上げているからです。
とはいえですが組入銘柄上位10社の年初来リターンをみると上昇を続けていることも分かりました。
ですので強気にフルベットなどは危険ですので資産の一部を毎月配当狙いでQYLDに入れておくこともありではないでしょうか。
今後来る可能性があるリセッションなど万が一に備えてと考えて株価が落ち込む時期でも配当は基本的に入り続けます。
その点をメリットと捉えられる方についてはQYLDのような毎月配当や高配当のETFを個人的には買い増しはおすすめです。
ということでぜひ検討の材料としてこの記事を読んでいただけていたら嬉しいです。
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