私がYouTubeやブログなどで投資の勉強をさせていただいているたぱぞうさんが2021年11月にJEPIについて解説されていました。インカム(配当金など)キャピタル(売買益)のともに狙えるとても魅力的な毎月配当のETFです。
毎月配当は直近のキャシュを手にすることができて売買益で長期の資産拡大が見込めるのあれば知っておいて損はないのではないでしょうか。ちなみに2020年5月21日に設定のため当時はかなりデータも少なかったかと思いますがもうすぐで約3年になりますので現状でのデータをもとに解説をしてきますね。
※2024年1月20日更新
ということで今回は「インカム・キャピタルともに狙える毎月配当ETFのJEPI」についてです。
【この記事をみて分かること】
・JEPIとは
・基本情報
・運用会社
・組入れ銘柄
・株価について
・過去の配当実績
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・バークシャー・ハサウェイ (バフェット)
・ブリッジ・ウォーター (レイ・ダリオ)
・アーク・インベスト(キャッシー・ウッド)
JEPIとは
JEPIはファンドマネージャーが選んだ銘柄(主にS&P500に採用されている銘柄)を80%保有していてELNを20%を保有しているのが特徴です。
ちなみにELNとは一般的に特定の株式や株価指数に連動するに設計されていて、指定された株式や株価指数のパフォーマンスに応じて金利が貰える債券(仕組債)のこと。またJEPIが投資しているELNはS&P500に連動するようになっていて、オプション取引(コール・オプションの売り)を行うように設計された特別なデリバティブ商品と言われます。
結論ですが上記によってS&P500よりもボラティリティを抑えられてかつ毎月安定した収益を得ることを可能にしているというもの。
株式から得られるキャピタルゲイン(売買駅)とELNから得られるインカムゲイン(配当)の両取りを可能にしています。さらにELNは金利がかなり高いため、配当利回りも9%以上と(2023年3月現在)かなりの高水準となるのが特徴です。
基本情報
ティッカー | JEPI |
名称 | JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF |
運用会社 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント |
ベンチマーク | S&P500 |
銘柄数 | 114 |
投資対象 | ELNと株式(S&P500銘柄)の 割合を20:80になるように調整 |
経費率 | 0.35% |
配当月 | 年12回 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 9.26% |
設定日 | 2020年5月21日 |
基本情報をみていくとなんといっても1番は毎月配当でコンスタントに配当金が入るのは実生活においてとても心強いと感じますよね。
またこの点はたぱぞうさんが指摘されていたのですがインカムもキャピタルも同時にいいとこどりだという意図は理解できるがウエイトがインデックスではなくてアクティブに寄っていると仰っています。
この点はファンドマネージャーの腕次第でキャピタルゲインが変化する可能性は理解しておく必要があるとなります。とはいえですがS&P500を原資にしてますので上昇していればおのずとJEPIもとなるのでその点では期待できますよね。
一方で経費率が0.35%と高い設定にはなりますのでこの点はしっかりと検討しておく必要はあるのではないでしょうか。ですがベンチマークがS&P500になっている点は安心ができると思います。
このように毎月配当でありながら多くの個人投資家が投資をしているS&P500をベンチマークしているJEPIについてこの記事では解説をしていこうと思います。
では次章では運用会社についてもみておこうと思います。
運用会社
運用するのはJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーは米国ニューヨークに本社を置く世界有数のグローバル総合金融サービス会社で投資銀行、証券取引、資金決済、証券管理、資産運用など多岐にわたる金融サービスを提供しています。
また日本においてはJPモルガン証券株式会社、JPモルガン・チェース銀行東京支店、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社、JPモルガン・マンサール投信株式会社の4社が事業を展開しています。その中でJEPIを運営するのはJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社で米系大手金融グループの資産運用部門です。
世界41拠点に6800名超のスタッフを擁し総資産約105兆円を運用する、世界最大級のアセットマネジメント会社になります。
これだけの規模で展開をしておりますので安心感はあるのではないでしょうか。
株価について
【株価】
55.46ドル(2024年1月20日現在)
【トータルリターン】
3ヶ月:+5.38%
1年:+9.39%
3年:+8.91%
直近の1年をみておくと2023年には何度か大きく上下はしていました。ちなみに2023年3月に52.13ドルまで下落してから上昇して、あらためて10月3日に52.40ドルまで下落しました。さらに少しの上昇期間がありましたがあらためて下落に転じていて10月27日には51.51ドルまで落ちました。
その後については上昇を続けていて現在は1月16日にゴールデンクロスを形成していて55.46ドルまで上がってきています。この点は今後の上昇も期待ができるとポジティブば情報になるのではないでしょうか。この点については今後も追っていこうと思います。
また毎年2月はダウントレンドであることが知られていますので経験則ではありますが今年の株価は年末みてみると上昇しているというシナリオがになるのではないでしょうか。
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組入れ銘柄
上記銘柄は2024年1月13日現在のBloombergのデータです。
1位:マイクロソフト(1.73%)
2位:アマゾン(1.69%)
3位:プログレッシブ(1.65%)
4位:トレイン・テクノロジーズ(1.62%)
5位:インテュイット(1.59%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
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では過去の配当実績を次章で解説していきますね。
過去の配当実績
年 | 年間分配金(ドル) | 利回り(%) |
2023 | 4.618 | 8.48% |
2022 | 6.362 | 10.07% |
2021 | 4.161 | 7.46% |
2020 | 2.715 | |
平均 | 4.464 | 8.67% |
2020年5月設定のETFのためにまだデータが少ないのが正直なところですね。2022年までは着実配当金を増やしながらきていましたが2023年に大きく減配していました。ですが平均でみても8.67%の配当利回りはとても魅力的だと考えています。
個人的に気になる点としては利回りは高いですが同様に経費率が0.35%とVYMなどの高配当ETFに比べてとても高い点ですね。この点はご検討される際にはポイントとしてみておくといいかと思います。
結論JEPIを投資をどうとらえるか
JEPIはキャピタルゲインとインカムのいいとこどりを狙って運用されていて現時点では結果はキャピタルが厳しい結果ではありますよね。株式部分は銘柄やウエイトがインデックス投資ではなく、かなりアクティブ投資という点からファンドマネージャーの腕次第で変化することはありそうです。
たぱそうさんが仰っていましたがキャピタルゲインはS&P500より抑えられがちになると考えられる仕組みなので資産形成期であれば素直にS&P500連動商品でいいと仰っていました。
一方で定期的にインカムを欲しいというニーズであれば、資産の一部をJEPIで持つことも戦略としてはありかもと言っていました。
実際に保有していますがとても同感で資産の中にインカム狙いで毎月配当を持っておくことは目先の収入ができる点も個人的にはとてもおすすめではありますがバランスによりますがポートフォリオの一部に保有はありなETFではないでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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