【広瀬隆雄さん】2023年6月度の米国マーケット展望について【注目ETF紹介あり】

ETF

米国市場は5月から9月は相場が悪いというジンクスがあります。
では2023年はどんな6月になるのでしょうか。

2023年6月1日に広瀬隆雄さんがインヴァストNAVIで最新記事「アメリカのマーケット展望【2023年6月度】」を掲載していました。

こちらの記事では6月を予想するとともに広瀬氏が注目ETFも紹介されています。
先人の知見を参考にしてこの時期をどう乗り切るかを考えていきたいと思います。

ということで今回は「2023年6月の米国マーケット展望」についてです。

記事の中では注目ETFも紹介されていました。
チャートも見ながらこの記事でシェアしますのでのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。

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短期での相場見通し

Yahoo Financeより

まずはS&P500指数向こう1ヶ月のターゲットですが4050とされていました。
上記チャート画像の赤線が4050のラインです。

6月1日現在は4221でしたので多少の下げを予想していますね。
ちなみに広瀬氏は5月のマーケット展望では向こう1ヶ月のターゲットを4200付近をとしていたので予想が当たっていました。

2023年3月から上昇をはじめて現状では50日移動平均線に下値が支えられている状態で上がっています。
このまま上がってほしいのが本音ですが広瀬氏の予想では下げとなるようですね。

また以前に広瀬氏は月別のS&P500のパフォーマンスについても説明されていたのであらためてみておきます。

トウシルより

この点からも6月については下がる可能性があることは理解できますよね。
では下げ理由についてさら言及していましたので次章で解説をしていきますね。

地銀破綻による利下げ期待

Yahoo Financeより

広瀬氏は3月以降の米国株式市場はとりわけナスダックが堅調に推移してきた一因は「もし地銀の経営不安が飛び火したら……連邦準備制度理事会(FRB)は利下げに踏み切らざるを得ない」という考えが投資家の間にあったからだと仰っています。

上記のチャートはナスダックに上場する金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄で構成されるナスダック100指数です。

3月からかなり好調に推移してきていますよね。
構成銘柄をみてもアップル・メタ・テスラ・エヌビディアなど最近での連日ニュースになるほど上昇をしてきています。

ですが広瀬氏は懸念点について言及されていました。

地銀の経営不安問題は拡大する様相を見せていません。
そのことは投資家の注目が再びインフレに戻ることを意味すると言います。

6月の経済統計次第ではFRBが政策金利の引上げを継続しなければいけなくなるリスクがあると。
またもしも足下の経済が強いことが原因で長期金利が上昇し始めればナスダックを中心に株式市場が値を切り下げるリスクもあると言っています。

では政策金利の市場予想もみておこうと思います。

政策金利予想

FedWatch ツールより

上記の画像からは2023年6月3日現在の市場参加者の6月政策金利予想です。
据え置きであると考える市場参加者は71.9%.

5月の時点では0.25%の利上げ予想が高かったのですがFRBメンバーがタカ派であると思っていたことが反映されていました。

ですが最近のFRBメンバーの発言から利上げをしないとは言っていませんが思っていたよりもタカ派ではなかったことが要因で据え置くと予想されはじめています。
FRBとしてはインフレの指標次第で利上げ余地を残しておいて市場参加者が理解をしやすい状況を作っていると考えられますよね。

このような点からも広瀬氏がいう金利上昇のリスクはシナリオの1つとして考えておく必要はあると考えられます。
その点からもあまりにも強気すぎるポジションは取らないほうが賢明なのではないでしょうか。

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では米国経済の現況についても広瀬氏は言及もされていましたので次章で解説していきますね。

米国経済の現況

【非農業部門雇用者数】
予想:18万人
結果:25.3万人

【失業率】  
予想:3.6%
結果:3.4%

【平均時給(前年比)】
予想:4.2%
結果:4.4%

上記の4月結果をみていくと米国経済は好調だと広瀬氏は言っています。

一方で5月10日に発表された4月の物価統計では消費者物価指数は予想5.0%に対し4.9%でしたがコア指数は予想に一致する5.5%で依然として高い水準でした。

この点から景気が弱すぎることを心配するのではなくて逆に強すぎることから来る金利上昇のほうが怖い仰っています 。

また企業業績として2023年第2四半期の展望について広瀬氏が言及していますがこのところ為替がドル高へ振れており輸出企業の業績に暗い影を落としているといいます。

四半期EPSの前年比較では第2四半期が最も悪くなる(-5%前後)可能性があるのではないかと仰っていました。
堅い経済状況である点や企業業績予想からもあまり楽観視はせずに頭に入れておく必要はあるはないでしょうか。

では最後に広瀬氏が注目するETFも紹介されていたのでチャートも含めてみておこうと思います。

5つの注目ETF

①パワーシェアーズQQQ信託シリーズ(QQQ)

Yahoo Financeより

※チャートは同指数連動のインベスコQQQトラストシリーズ1

②ARKイノベーションETF(ARKK)

Yahoo Financeより

③テクノロジー・セレクト・セクターSPDEファンド(XLK)

Yahoo Financeより

上記3つのETFをショートがする戦法がいいのではと仰っていました。

④金融セレクト・セクターSPDRファンド(XLF)

Yahoo Financeより

⑤WTI原油連動ETF(USO)

Yahoo Financeより

上記2つのETFはロングしたいと仰っています。

6月はやや軟調な相場展開を予想されていました。
上記のETFにも目を向けながら無理のないスタンスで投資を継続するのがいいのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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セカユタ

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主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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