2024年はAI・半導体ブームとなり米国株は年初からS&P500をみても大きな上昇相場となっています。この記事を作成している4月現在は多少の調整局面に入り株価は横ばいの動きではありますが多くの金融機関・アナリスト・インフルエンサーも2024年の年末のS&P500の株価予想を上方修正してきています。
そんな中で2024年4月8日に「Global X Japan株式会社」より4つのテーマを取り扱った革新的優良企業に投資が可能な東証ETFが誕生しました。今後の株価上昇が期待できるETFではありましたのでシェアしようと思います。
ぜひチェックをしておいて下さいね。
ということで今回は「東証ETFのグローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)」についてです。
【この記事をみて分かること】
・グローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)とは
・基本情報
・株価について
・組入れ銘柄/セクター比/国別構成比
・配当実績
・グローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)まとめ
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グローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)とは
ベンチマークする「Mirae Asset Global Innovative Bluechip Top 10+ Index」は世界の大型優良企業15社により構成されるインデックスになります。また組入候補銘柄の中から4つのテーマにおいて時価総額上位2位に入る銘柄を選定します。
※4つのテーマとは、以下の産業に関連するビジネスを行う企業
テーマ1.AI
テーマ2.ビッグデータ、半導体、ヘルスケア
テーマ3.バイオテクノロジー、次世代モビリティ、バッテリー
テーマ4.再生可能エネルギー
加えて、時価総額に基づき3位以下の銘柄をランク付けし、15銘柄に達するまでテーマに関係なく上位の銘柄を選定。また選定された銘柄は均等加重により構成比率が決定されます。
原則として毎年4月および10月の第三金曜日に指数構成銘柄および構成比率の見直しを行なっているようです。
テーマをみていくとこれからの時代をリードするテーマに絞っていてその4つのテーマの中でもトップの企業を選定して集中投資をするETFということが理解できます。
基本情報
ティッカー | 178A |
名称 | グローバルX 革新的優良企業 |
運用会社 | Global X Japan株式会社 |
ベンチマーク | Mirae Asset Global Innovative Bluechip Top 10+ Index (配当込み、円換算) |
銘柄数 | 15 |
投資対象 | 優れた財務基盤を持ち、成長を続ける15銘柄に投資 |
経費率 (Bloombergより) | 0.380% |
配当月 | 年2回 3/9月の各24日 |
配当利回り | ー |
設定日 (公式サイトより) | 2024年4月8日 |
【経費率】
0.38%(Bloombergより)
GlobalXの公式サイトを見ておくと0.375%(税込0.4125%)以内となっていました。例えば米国の有名指数のS&P500に投資が可能な東証ETFの1655の場合は0.06%となりますので比べてみると東証ETFの中では高い設定にはなりますね。
また米国のテーマ型ETFの経費率を見ておくと例えば「AIQ(グローバルX AI&ビッグデータ ETF)」は85社への投資ができるのですが経費率は0.68%とかなり高いため比較すると178Aは比較的に低いと捉えられるのではないでしょうか。
この点はそれぞれの投資への考え方になりますが個人的には円での購入になるため為替の影響もなく二重課税調整もできるため許容範囲だと考えています。
【配当利回り】
2024年4月8日の設定となるため配当実績がありませんので利回りのデータは出ていませんでしたので上記はブランクになっています。この点はデータが出はじめたタイミングで更新をしておきます。
【配当月】
年2回(3・9月の各24日)
東証ETFに多くありますが配当は年2回で3月と9月の各24日に支払われるようです。再投資するもいいですし生活費にするなどご自身の投資スタンスに合わせて考えていただければと思います。
株価について
【株価】
1,022円(2024年4月13日現在)
基本情報で確認してもらったかと思いますが設定は公式サイトでは2024年4月8日と設定したばかりでデータが少ないため上記のように値動きはほとんど分からずです。
個人的には1,000円程度とリーズナブルな価格で購入ができる点は試しに購入して値動きをみてみるなどはじめやすい点はメリットと捉えられるかと考えています。
またデータが少ないためインデックスの推移を確認をしておきますね。
設定となる2018年4月20日から2021年11月29日まで着実に上昇をしていましたがそこからは利上げの影響からか2023年12月まで下降。さらにその時点から現在はAIブームなどもあり急上昇をしています。
個人的にもソフトランシングになるシナリオであれば利下げがない状況であっても多少の上下はあるかもしれませんが今後も上昇を期待ができるのではないでしょうか。
ではこの株価を構成している組入銘柄を次章でみておきますね。
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組入れ銘柄/セクター比/国別構成比
■組入れ銘柄
1位:エヌビディア(15.98%)
2位:台湾セミコンダクター (12.97%)
3位:アマゾン・ドット・コム(11.81%)
4位:マイクロソフト(10.60%)
5位:イーライ・リリー(10.16%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
やはり半導体のエヌビディアや台湾セミコンダクターが上位2社となりAIのアマゾン・マイクロソフトが3〜4位で医療業界からイーライ・リリーとなっています。つまり「優良企業」とETFの名前に入っている点からも上位5社は各テーマの業界のリーダー企業が並んでいるのが分かりますよね。
個人的にですがだからこそ株価に期待ができると捉えるています。
■セクター比率
【上位5セクター】
1位:電子技術(37.08%)
2位:テクノロジーサービス(20.06%)
3位:耐久消費財(12.71%)
4位:小売業(11.81%)
5位:医療技術(10.16%)
テーマ型のETFになるため通常の11セクターとは違うセクター分けになっていました。電子技術・テクノロジーで約6割となっています。名前のとおり革新的優良企業と言われる理由からやはりかと思うのは私だけでしょうか。
現在がAIブームである点からもこの比率はとても理解がしやすいですよね。また国別の比率も同様にデータがありましたのでみておくようにしておきます。
■国別構成比率
1位:米国(71.74%)
2位:中国(15.28%)
3位:台湾(12.97%)
約7割が米国になっていました。現状では米国企業で構成されていると捉えておいて間違いない程度になっていました。
配当実績
設定してから間もないため、まだ実績はありません。今後ですが実績がではじめたらこちらの実績も更新をしておこうと思います。ですので基本情報でもお伝えしていますが配当支払い日についてだけ触れておきますね。
ちなみに最初の計算期間は2024年4月8日から2024年9月24日までのようです。配当は年2回で3月と9月の各24日の支払いとなっています。9月からの実績となるかと思いますので9月以降でこの章を更新をしてきますね。
グローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)まとめ
今回は2024年4月8日に設定された現在のとても注目を集めている4つの業界に絞ったETFであるグローバルX革新的優良企業ETF(178A)についてまとめてきました。
【4つのテーマ】
テーマ1.AI
テーマ2.ビッグデータ、半導体、ヘルスケア
テーマ3.バイオテクノロジー、次世代モビリティ、バッテリー
テーマ4.再生可能エネルギー
上記のような現在も株価上昇も期待できる業界であることは理解できるのではないでしょうか。
また株価も2024年4月13日時点では1,022円程度と個人投資家のみなさんも手が出しやすいため試しに購入も可能なリーズナブルなETFになっていました。
また組入銘柄をみていくと15社への投資が可能なのですが米国株投資をしている方なら誰もが知っている企業が上位にならんでいました。
【組入銘柄 上位5社】
1位:エヌビディア(15.98%)
2位:台湾セミコンダクター (12.97%)
3位:アマゾン・ドット・コム(11.81%)
4位:マイクロソフト(10.60%)
5位:イーライ・リリー(10.16%)
また設定から間もないため配当実績はないため9月より支払いが開始がされますので現状では株価の上昇を期待しながら検討が必要にはなります。
例えば例年で5月くらいに下落が起きる時期に仕込んでおくなど考えるのも面白いのではないでしょうか。さらに分散という点では15社で3国へとなりますのでサテライト的な位置づけで考えるといいのではと思います。
個人的には米国ETFのAI・ビックデータ関連としてAIQ(グローバルX AI&ビッグデータ ETF)がとても似ていると思いますので直接、米国ETFを検討したいとお考えの方はこちらの記事もあわせて読んでみて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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