このブログでは積立でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)など手数料が安い投資信託で自分年金を貯めながら高配当ETFで直近でも配当金をもらいながら生活を豊かにする投資をおすすめしています。
また高配当ETFについてはVYMやSPYDを紹介してきましたが御三家と言われるもう1つのETFがあります。
それが今回ご紹介するHDVというETFになります。
いつも参考に観ているYou Tube「アラサー夫婦の沖縄移住セミリタイヤ計画」でもよく取り上げられています。
チャンネルの中で実際の配当実績を公表されていますがHDVは2022年も増配をしていましたよ。
ということで今回は「安定性抜群で高配当なHDV」についてです。
VYMやSPYDと比較しながら読んでみて下さいね。
ちなみにHDVのようにインカム狙いな銘柄選定は「投資の達人になる投資講座 」で学ぶのがおすすめ
無料オンラインセミナーで好きな時間・場所で受講できるので便利ですよ。
高配当ETFとは
予備知識としてまずはETFとはですが「Exchange Traded Fund」の略。
日本語でいうと「上場投資信託」となり、上場をしている投資信託です。
【特徴】
1.S&P500などの株価指数に連動
2.分散投資が可能
3.株式同様にリアルタイム売買が可能
4.信託報酬が安い
さらに配当利回りが基本的に3%以上のなのが高配当ETFの特徴です。
高配当ETFをより詳しく知りたい方はこちらの記事(【たぱぞうさんもおすすめ】高配当ETFの3つのメリットについて解説)もご覧下さい。
それでは「安定性が高いHDV」の紹介をさせていただきます。
HDVとは
まずは正式名称ですが「iシェアーズ・コア高配当株ETF」です。
米国の財務優良企業のうち、配当利回り上位75銘柄で構成されているため特徴としてはベンチマークが財務健全性を図る「モーニングスター配当フォーカス指数」なので、比較的運用が安定傾向にあります。
またセクターについては上位4つでみるとエネルギー(25.68%)、ヘルスケア(22.62%)、情報技術(12.71%)、生活必需品(11.41%)です。
その他は公益事業、金融、通信などになっています。
生活に関わるセクターが多く組み込まれていて安定傾向なセクターになっていますね。
株価や配当をみるとVYMと同様に売買益も配当も狙えるのいいですね。
基本情報
【2022年12月12日 ブルームバーグより抜粋】
設定日 ⇒ 2011年3月31日
経費率 ⇒ 0.08%
配当月 ⇒ 年4回(3・6・9・12月)
直近配当額 ⇒ 1.231175ドル
基準価格 ⇒ 104.4093ドル
■トータルリターン
3ヶ月 ⇒ 2.69%
3年 ⇒ 6.58%
5年 ⇒ 7.06%
■年初来リターン
6.11%
組入れ銘柄
上位にいるのは石油化学メーカーのエクソンモービル、再生可能燃料会社のシェブロン、医薬品メーカーのアッヴィさらに通信会社のベライゾン・コミュニケーションズになっていますね。
上位10社から受ける印象ですがディフェンシブ株が多いとといったところでしょうか。
景気に左右されにくく、さらに配当が高い銘柄が多い印象です。
ちなみに2021年はエネルギーセクターが大活躍の年でした。
私もエクソンモービル、バフェット株のシェブロンなどがものすごい株価を上げたので個別株も購入しました。
時期需要で現在は原油価格も落ち着き2社とも株価が落ちてきていますのでお気をつけください。
また組入れ銘柄は年4回のリバランス(入れ替え)を行います。
そのため安定運用が可能なのが特徴ですね。
運用会社はブラック・ロック社
ブラック・ロックはアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に本社を置く、世界最大級の資産運用会社です。
※日本はブラックロック・ジャパン株式会社
2021年末における同社の運用資産残高は10兆ドル(約1,153兆円)。
世界30ヶ国・70個所に合計18,000名超の従業員が在籍しています。
また公式HPからETFは198種類あるようです。
さらにバンガードやState Streeに比べるて圧倒的に多いですね。
※確認はしていますが間違えていたらすいません
数が多いので比較が難しいですが経費率だけでみるとバンガードが一番安くて他2社がおおよそ同じ水準と感じます。
ちなみにiシェアーズETFはブラックロックのETFブランドで2019年9月時点(マネックス証券のデータ)で世界のETF市場におけるシェアが約36%でした。
数からみてお分かりになるようにiシェアーズETFは世界最大のETFとなっているようですね。
過去5年のチャート
2018年から2020年2月までは85~95ドル付近を上下していました。
以降については3月に感染症の影響からか65ドル付近まで下落。
そこからは右肩上がりにきていましたね。
また2022年からは米国の利上げがありましたがそこそこ安定している印象です。
ですが9月に92ドル付近で底値になり現在は上昇してきていますよ。
HDVの安定性は長期ホールドしやすいのでとてもおすすめです。
ちなみに売買益や配当は「投資の達人になる投資講座」で学ぶのがおすすめです。
実際にセミナー受講してみたレビュー記事はこちら
検討されている際には参考にぜひ一読下さい。
過去10年の配当実績
年 | 年末株価 | 年間分配金 | 利回り |
2021 | $100.99 | $3.51 | 3.48% |
2020 | $87.67 | $3.57 | 4.07% |
2019 | $97.79 | $3.21 | 3.28% |
2018 | $84.38 | $3.10 | 3.67% |
2017 | $90.14 | $2.95 | 3.27% |
2016 | $73.41 | $2.70 | 3.28% |
2015 | $82.25 | $2.88 | 3.92% |
2014 | $73.41 | $2.45 | 3.20% |
2013 | $76.54 | $2.23 | 3.17% |
2012 | $70.25 | $2.09 | 3.56% |
2011 | $55.50 | ||
平均 | $2.87 | 3.49% |
配当実績でみるとVYMとSPYDのちょうど真ん中位ですね。
10年平均で3.49%で株価も安定性があるので先程も言いましたが長期でホールドしやすいなと感じます。
特に米国は2023年のリセッション(景気後退)の可能性があることを考えると比較的にディフェンシブ寄りなHDVはとてもいいのではないでしょうか。
注意点
ここまで主にメリットと基本情報をお伝えしてきました。
ですが注意点も念のために。
このブログでおすすめしているつみたてNISAは長期的に積立で分散投資を支援する制度です。
そのため短期的な配当が出るETFの購入ができないようです。
ですがNISAが恒久化に変更になりますのでつみたてNISAを検討してない方やこれからどちらにするかを考えている方はNISAで高配当ETFを検討されるのもいいのではとないでしょうか。
NISAをどちらではじめるかは投資の目的によりますのでその点はご自身の将来設計にあわせて検討してみて下さいね。
また先日、税制改正による制度の拡充が決まりました。
2024年から積立・一般双方の併用が可能になりましたのでそのタイミングではじめるのもありかもですね。
結論、HDVは安定して株価も配当も狙いたい方向け
①銘柄は健全財務で高配当の大型株が中心
②配当利回りが高い
③経費率が低い
④景気に左右されにくい銘柄が多い
HDVはVYMとSPYDと比較すると株価・配当利回りが中間位にあたります。
さらに景気に左右されにくい銘柄多いので今後のリセッション対策には検討しやすいですよね。
もちろん投資は自己責任にはなりますのでその点はご理解のうえ検討してみて下さい。
ちなみに比較するうえでVYMとSPYDの詳細もまとめていますので下記よりご確認下さい。
VYM⇒(【両学長も紹介した高配当ETF】初心者にもおすすめなVYMとは)
SPYD⇒(【たぱそうさんもおすすめ】高配当ETFのSPYDとは【高い配当利回りが特徴】)
高配当ETFをご検討の際には3つの記事を参考にしてご自身の投資に活かしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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