2023年もアノマリー通りに9月に入ってからS&P500やNASDAQなど主要な指数が下がってきています。ではここから年末へ向けてどのような相場になるのでしょうか。
そんな中で広瀬隆雄さんがここから年末へ向けての投資戦略について記事を出されていましたので内容をシェアしたいと思います。
米国へ投資をしている方にとってとても重要な内容でしたのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ということで今回は「【広瀬氏の最新記事】米国株投資戦略の再点検 向こう2カ月の間のどこかで絶好の買い場が来る」についてです。
【この記事をみて分かること】
・FFレート(2023年9月時点)
・10年債利回りの上昇
・GDPの予想
・広瀬氏が考える投資戦略
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FFレートについて
2023年9月20日(水)から2日間にわたって開催されていた米国の政策金利を決定するFOMC(米連邦公開市場委員会)が閉会し、政策金利は現行の5.25~5.50%が維持されました。今後については「慎重に状況を見極めたい」ということで言質を与えませんでした。
さらにFOMC声明文と合わせてSEP(経済予想サマリー)が示されたのですが、2024年と2025年のフェデラルファンズ・レート(略してFFレート)に関するFRB(米連邦準備制度理事会)メンバーのコンセンサス予想が、それぞれ0.50%引き上げられています。
実際にCMEのFedWatch ツールの最新のドット・プロットを確認してみると実際に2023年末は5.5〜5.75%のところにドットが集まっていましたので年内にあと1回の利上げを考えているFOMCメンバーが多いということになりますよね。
またこれを見た投資家は(思ったより長い間、FFレートが高く据え置かれそうだ…)と判断し、株式は売り先行にななったと広瀬氏は仰っています。
念のために市場参加者がどう予想しているかもみておきますね。
ライトブルーのところが市場参加者の考えが反映されていますが年内は利上げを織り込んでなくここにズレが生じていました。では広瀬氏が金利ともう1点気になっていることについて言及していましたので次章で解説しますね。
米国10年債利回りの上昇
広瀬氏はもうひとつ市場参加者が気にかけていることとして長期金利が上昇していることをあげていました。米国10年債利回りは4月の3.3%から広瀬氏が記事を書いている9月21日の段階で4.47%まで上がってきたとのこと。
実際にヤフーファイナンスで米国10年債利回りのチャートみておくとこの記事を書いている2023年9月23日現在で4.48%まで上がってきていました。
ちなみに10年債利回りは住宅ローン金利をはじめさまざまな消費者の金利を決める際に参照される金利ですので、それが上昇してくるということは経済に影響を与えかねないと広瀬氏は言っています。
その点に関して9月20日のFOMC記者会見でも記者団からパウエル議長に質問が出ていて長期金利が上昇しているのは主に米国経済が強いことを反映しているのであって、長期でのインフレ期待は比較的低い位置でしっかり固定されているという説明をしていたようです。
つまりは米国経済が強い主な理由は消費が強いからとのこと。新型コロナの時に米国の消費者は在宅を強いられ、その際、節約・貯金にいそしんだ関係で、米国の消費者の家計のバランスシートは現在も比較的健全です。だから金利が少々高くなっても消費のペースを落とさなくて良いのではと広瀬氏は考えられています。
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それでは広瀬氏がGDPの観点からも言及されていたので次章で解説していきますね。
GDP予想について
上の画像はトウシルの記事から抜粋していますが実際、今回のSEPでも今年のGDP(国内総生産)予想はドラマチックに上方修正されていると広瀬氏は仰っています。
この点ももう少し深掘りしてみると2023年9月6日のブルームバーグの記事で「FRB当局者、23年成長率予想を2倍に上方修正も」と報じています。
内容として個人消費や住宅投資など予想よりも力強い一連の経済統計発表を受けて複数のエコノミストはそれぞれGDP見通しを上方修正しているとのこと。またアトランタ連銀の経済予測モデルGDPNowが示唆する7-9月(第3四半期)のGDP伸び率は年率5.6%となっていると報じていました。
実際にGDPNowを記事作成現在の最新で確認してみると「GDPNowモデル予想は9月19日時点で4.9%」となっていました。
このGDP伸び率が四半期ベースで3.2%を上回れば、新型コロナウイルス禍の初期的ショックから米経済が急回復していた21年以来の高成長となるとのこと。
このように広瀬氏が言っている「だから金利が少々高くなっても消費のペースを落とさなくて良い」というのも納得ができますよね。
投資戦略
いま米国経済が強く長期金利が高止まりするシナリオでは至る所に成長している企業やセクターがあるわけなので「成長している」ということだけでは差別化にはならないと広瀬氏は言っています。
なにも高いPER(株価収益率)に目をつむり、割高なハイテク株を買わなくても、成長している企業はどこにでも転がっているわけで大型ハイテク株が値を消している理由はここにあると仰っています。
また市中金利と株式バリュエーションはシーソーの関係にあり金利が高くなると株式は売られやすくなるのでPERで30倍を超えるような割高株にはいまだ手を出さないほうがいいとのこと。
さらに10月も9月に引き続き難しい相場展開になると予想されていて広瀬氏はS&P500指数の下値ターゲットを4,200と考えています。
実際に2023年9月23日現在のチャートで確認してみるとブルーの太線が4200のラインですのでここからまだ下がると予想をされています。
そして10月半ばから第3四半期の決算発表シーズンになりますが、この期間、基調としてドル高だったのでハイテク株を中心として為替要因で業績を落とす企業が続出することが懸念されます。
そんなこんなで市場はたぶん10月か11月に大底を付けると広瀬氏は考えていてそうなれば米国株の割高感は払しょくされると予想されていました。ちなみに現在のS&P500指数のPERは18.5倍前後でこれは過去10年の平均値からすると少し割高な程度です。
そこからマーケットは反騰に転じて年末にかけてある程度戻すと予想。来年も、再来年も相場は上を予想しますと仰っています。
このような要因からいまから向こう2カ月の間のどこかで絶好の買い場が来てその局面ではまず株価指数ETF(上場投資信託)ののような、米国株をまるごと買うことができる投資対象から投資を検討してくださいと仰っています。
実際にETFについては触れておりませんでしたが例えばVOOやVTIなどを検討しておこうと考えています。またNASDAQの状況を確認しながらですがQQQあたりも面白いのではないでしょうか。
上記にあげたETFの詳細記事をご紹介していきますのでぜひあわせて読んでみて下さいね。
【VOOの紹介】
【VTIの紹介】
【QQQの紹介】
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