【たぱぞうさんも紹介」 グローバルX半導体 ETF【2243】【外国税の二重課税調整対象ETF】

ETF

トウシルで米国市場では半導体設備投資が2023年前半に落ち込むが後半には回復そして上昇へ向かうだろうとの記事が出ていて、半導体関連については後半からの回復により株価への影響も考えられます。

また最近では暴騰したエヌビディアなどのAIや半導体に関連する銘柄やニュースがよく目にするようになってきました。

またそんな中で2023年4月にグローバルX半導体ETF【2243】が東証に上場しています。

特に半導体関連の30社により構成されていて東証上場ETFなので投資信託のような販売会社の縛りは少くさらに外国税の二重課税調整対象銘柄。
今後の期待も込めてシェアしたい情報だと考えました。

ということで今回は「東証上場ETF グローバルX半導体ETF【2243】」についてです。

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たぱぞうさんも紹介していましたのでできるだけ補足を入れながら解説していきます。

半導体セクターの現状

冒頭でもお伝えしましたがトウシルで半導体セクターの現状が記事になっていましたのでETFの解説の前にその点に触れておこうと思います。

半導体設備投資は2023年前半に前年並みか前年割れになる可能性があるが後半からは回復へ向かうとの内容がありました。
アメリカの対中国半導体規制の強化による中国半導体設備投資の減少、メモリ投資の減少、ロジック半導体の生産調整が響くが、3ナノ投資は拡大するとのこと。

そして2023年後半からの半導体設備投資回復の牽引役としてAMD、インテル、エヌビディアの新型CPU、GPU、TSMC、サムスンの3ナノ半導体、自動運転向けだと紹介しています。

さらに2024年、2025年はこれらに2ナノ投資とCHIPS法補助金の寄与が加わって過去最大規模の半導体設備投資になる可能性があるとの内容。
半導体製造装置メーカー各社には引き続き投資妙味を感じると記事では言っています。

このような背景の中で2023年4月13日にグローバルX半導体 ETF【2243】が東証に上場しました。
それではどんなETFかを解説していきますね。

グローバルX半導体 ETF【2243】とは

米国に上場する株式の中で特に半導体関連の30社により構成されている「フィラデルフィア半導体株指数」に連動。

ちなみに「フィラデルフィア半導体株指数」はSOXというティッカーでも知られるていて米国では非常に認知度の高い指数だとたぱぞうさんが説明しています。

流動性の要件を満たす銘柄のうち半導体関連ビジネスにより収益を上げている企業約30銘柄で構成されています。

また米国株投資家だけではなく日本でも着目する投資家が多い指数です。

世界各国で同指数への連動をめざすETF・投資信託が運用されているようですが日本では【SOX】そのものに投資できる商品がありませんでした。

ですので【2243】はSOXに連動する日本国内で初めての商品となります。

また円建てのため通常分配金は外国税の二重課税調整の対象ですが対象外になるのも特徴です。
円で取引できて課税がないのは個人投資家にとってとても嬉しいですよね。

それではまずは基本情報をみていこうと思います。

基本情報

ティッカー2243
名称グローバルX半導体 ETF
運用会社グローバルX
ベンチマークフィラデルフィア半導体株指数
銘柄数31
投資対象フィラデルフィア証券取引所半導体指数の
パフォーマンスに応じた投資成果を提供することが目的
経費率0.38%
配当月3月・9月
設定日2023年4月13日

先程も解説しましたがSOX(フィラデルフィア半導体株指数)に連動する日本初のETFとなります。
指数はNasdaq OMX PHLX(旧フィラデルフィア証券取引所)が運営していて原則として毎年9月の第三金曜日に指数構成銘柄の見直しを行なわれているようです。

またたぱぞうさんも説明していましたが構成比率の見直しは毎年3の倍数月の第三金曜日に行ないます。
時価総額加重平均ですが構成比率上位5位までは比率見直し時にウエイトの上限を8%、残りの銘柄については4%を上限としているとのこと。

また設定が2023年4月13日と日が浅いため情報が少ない点があります。
ですが直近での株価が高騰。

その点は後ほど解説していこうと思います。
では次は運用会社について解説していきますね。

運用会社

2008年にアメリカで創業したETF専門の資産運用会社になります。
SBI証券の記事から抜粋すると運用資産残高が438億ドル(2022年3月時点)で米国のETFラインナップ92本でそのうち金融庁届出が35本(ブルームバーグのデータより2022年4月1日時点)となります。

ちなみに「Global X Japan」については2019年9月に設立していて日本で唯一のETF専門資産運用会社。

またGlobalX社といえば有名なETFに毎月配当が魅力のQYLDやPFFDなどがあります。
耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ETFを「インカム」と「成長テーマ」にグループ分けしていて特に成長テーマについてはロボット・AIやクラウド・コンピューティングなどの旬なテーマにフォーカスをしています。

ちなみに今回紹介しているSOXに連動するグローバルX半導体ETFは「成長テーマ」にグルーピングされています。
それでは成長テーマとして分けられているこのグローバルX半導体ETFの株価についてみていこうと思います。

株価について

Google Financeより

株価については設定から間もないためデータが少なかったです。
ですので約1ヶ月のチャートになります。

2023年5月12日に696円でしたがそこから2023年5月19日には1068円まで高騰してきています。

また指数であるSOXとS&P500の比較をチャートでみておこうと思います。

Yahoo Financeより

ちなみにブルーのラインがS&P500です。

はたぱそうさんも言っていましたがグローバルX半導体 ETFはグローバルX半導体 ETFは構成銘柄数の少なさと業種が特定されている影響からボラティリティが大きいですね。
購入される際にはその点は理解しておく必要がありそうです。

そして直近ではS&P500をアウトパフォームしてきています。
成長テーマらしい上がり方ですよね。

冒頭でもお話しましが半導体セクターはここから拡大が見込まれています。
ですので株価も同様でこれからに期待といった感じではないでしょうか。

また株価に関しては1口単位で取引が出来てなによりも1,000円前後で購入できる点はとてもいいですよね。
そんな2243の組入銘柄を次章で解説していきます。

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組入銘柄

Bloombergより

1位:エヌビディア
2位:アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
3位:ブロードコム
4位:テキサス・インスツルメンツ
5位:クアルコム
※ブルームバーグより引用

あわせて上位5社の年初来リターンも確認しておきますね。

Google Financeより

なんといっても1位のエヌビディアブルーですよね。
画像処理に使われるグラフィック・プロセッサ(GPU)を得意とする半導体メーカーでゲーム、プロ向け画像処理PC、データセンター、自動車の主力4分野とも売上が増加中。

ChatGPTの恩恵を1番受けるのではと期待が高い点から株価も高騰しています。
年初来でのトータルリターンが114.80%です。

他の4社と比べても群を抜いているのが分かりますよね。

また2位のアドバンスト マイクロ デバイシズ(イエロー)ですがPC、サーバー向けのインテル互換CPU、グラフィック・プロセッサ(GPU)、ゲームコンソール向けのシステムオンチップなどを手掛ける半導体メーカー。

エヌビディアが目を引きすぎますがそれでも年初来で65.29%と高騰してきています。

そして3位のブロードコム(水色)はヒューレットパッカードの半導体部門が起源のアバゴテクノロジーズと通信用半導体大手のブロードコムが2016年2月に合併してできた企業。
通信会社の5G導入に伴い、無線や通信インフラ向け半導体製品の需要が見込めます。

実際に年初来でも23.27%とこちらも上昇してきていますよね。

GlobalX社が成長テーマと言っている理由も分かる銘柄ばかりですね。

これからに期待のグローバルX半導体 ETF【2243】

今回はグローバルX半導体 ETF【2243】について解説してきました。

実際には2023年4月の設定のため配当の実績がなくその点は不明確。
現状の情報としてはまだ実績がありません年に2回分配金支払基準日が3月24日と9月24日です。

またたぱぞうさんが言っていましたがおおむね1日2万口程度の取引があるとのこと。
1口単位で取引できるETFとしては決して少なくない水準です。

また特徴として東証上場ETFになるので外国税の二重課税調整対象銘柄なのがいいですよね。
円で手軽に世界の半導体企業への投資ができるという点でそれなりの魅力があるETFだとたぱぞうさんも仰っていました。

また1口1,000円程度である点からも試しに購入してみることも可能ではないでしょうか。
少額でスタートしてみて状況を見ながら増やしていくのも検討できそうです。

今後に期待が持てる成長テーマのETFいかがだったでしょうか。


ぜひこの機会に検討してみて下さい。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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プロフィール
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セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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