前回の記事でもお伝えしていますが銀行幹部の方々の声としてトランプ氏の返り咲きを喜ぶ声が多く出てきているようです。
ゴールドマンのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)氏が「2025年にかけて追い風が吹いているような感触だ」と言っていたり、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は「米経済の成長と繁栄を望んでいる」と発言をしていたとのことでした。
またトランプ政権は金融規制の緩和を進める可能性から金融セクターへの期待値が上がってきています。
そのため前回の記事同様に金融セクターにまとめて投資が可能なXLF(金融セレクトセクターSPDRファンド)をご紹介をさせて頂きます。比較もできるとより検討もしやすいと思いますのでVFH(バンガード・ファイナンシャルズETF)・IXG(iシェアーズ グローバル金融 ETF)と見比べていこうと思います。

ということで今回は「【新政権で期待】金融セクターにまとめて分散投資可能なXLF」についてです。
【この記事をみて分かること】
・XLFについて
・基本情報
・株価について
・組入れ銘柄とセクター比率
・配当実績
・XLF まとめ
※気になる内容をクリックすると該当の章を読めます
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XLFについて

XLFの正式名称はファイナンシャル・セレクト・セクター SPDR ファンドです。米国籍のETF(上場投資信託)でファイナンシャル・セレクト・セクターインデックスの実績と同等水準の投資成果 (諸手数料控 除前) を目指しています。
S&P500種指数における金融セクターを代表する指数で金融サービス、保険、銀行、証券、モーゲージREIT、消費者金融などの業種に属する企業から構成されています。
また運用会社はブラックロックやバンガード・グループと並ぶ世界最大級のアメリカ系金融機関で、現存する銀行としては米国国内で2番目に古い歴史を持つ金融機関。
みなさんご存知だと思いますが米国発のETFであるSPYを運用している会社になります。このブラックロックが運営するXLFの詳細について次章から解説をしていこうと思います。
基本情報
ティッカー | XLF | VFH | IXG |
名称 | 金融セレクトセクターSPDRファンド | バンガード・ファイナンシャルズETF | iシェアーズ グローバル金融 ETF |
運用会社 | ステート・ストリート | バンガード | ブラックロック |
ベンチマーク | 金融セレクト・セクター指数 | MSCI USインベスタブル・マーケット金融インデックス | S&Pグローバル金融株価指数 |
銘柄数 | 73 | 409 | 211 |
投資対象 | 投資管理、商業・企業向け銀行業などの 金融サービス関連企業の銘柄で構成される ファイナンシャル・セレクト・セクターの 実績と同等水準の投資成果を目指す。 | MSCI USインベスタブル・マーケット金融インデックスの パフォーマンスに連動する投資成果を目指していて、 各構成銘柄に同比率で全資産を投資する。 | S&Pグローバル金融株価指数に 連動する投資成果を目指す。 |
経費率 | 0.09% | 0.09% | 0.41% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 | 年4回 3/6/9/12月 | 年2回 6/12月 |
直近配当利回り (ブルームバーグ) | 1.61% | 2.09% | 2.07% |
設定日 | 1998年12月16日 | 2004年1月30日 | 2011年11月16日 |
【銘柄数】
XLF:73銘柄
VFH:409銘柄
IXG :211銘柄
XLFは他2つに比べて100社以下の組入銘柄になっています。ある意味では3つの中では集中投資ができるETFになると考えられるのではないでしょうか。
あとは組入れられている銘柄も重要になりますので後ほど上位10社を確認をしておこうと思います。
【経費率】
XLF:0.09%
VFH:0.09%
IXG :0.41%
代表的なこの3つの金融株ETFの中ではXLF一番低い設定になります。中・長期での保有を検討する場合にはとても重要になりますのでぜひ覚えておいて下さいね。
【配当利回り】
XLF:1.59%
VFH:2.09%
IXG :2.10%
現時点の配当利回りは3つの中ではXLFが一番低くなっていました。この3つのETFを比較した場合はその他で検討となるのではないでしょうか。
【配当月】
XLF:年4回 3/6/9/12月
VFH:年4回 3/6/9/12月
IXG :年2回 6/12月
いつもと同じになりますが配当は回数は好き嫌いにはなります。個人的には回数が多い方が好きなので年4回は嬉しいとは考えています。それでは次章で購入時にとても重要な株価について確認をしておこうと思います。
株価について
XLFチャート

【XLF 株価】
51.68ドル(2025年2月6日現在)
ちなみにGooglefinanceでXLF・VFH・IXGの1年リターンを確認しておこうと思います。
比較チャート

3つのETFを1年リターンで比較してみておくと僅差ですがVFHが首位で2位にXLFになっていました。ちなみに5年リターンでみると若干ですがXLFが勝っていました。株価の点でいうとリターンにそこまで大きな差がない場合は株価がリーズナブルはXLFが購入しやすいメリットを持っているとも捉えられるのではないでしょうか。
ではこの株価を構成する銘柄とセクターについて次章で確認をしていこうと思います。
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組入れ銘柄とセクター比率
■組入れ銘柄

上記銘柄は2025年2月6日現在のBloombergのデータです。
1位:バークシャー・ハサウェイ(11.97%)
2位:JPモルガン・チェース(10.50%)
3位:VISA(8.32%)
4位:マスターカード(6.40%)
5位:バンク・オブ・アメリカ(4.34%)
■セクター比率

【上位5セクター】
1位:金融サービス(32.04%)
2位:銀行(25.72%)
3位:資本市場(22.95%)
4位:保険(14.72%)
5位:消費者金融(4.57%)
配当実績
年度 | 配当金(ドル) | 利回り(%) |
2023年 | 0.84 | 2.36% |
2022年 | 0.72 | 2.22% |
2021年 | 0.59 | 1.50% |
2020年 | 0.47 | 1.64% |
2019年 | 0.61 | 2.01% |
2018年 | 0.58 | 2.47% |
2017年 | 0.55 | 1.96% |
2016年 | 0.48 | 2.06% |
2015年 | 0.47 | 2.01% |
2014年 | 0.41 | 1.63% |
平均 | 0.54 | 1.94% |
※スプレッドより
年間配当利回りの平均は1.94%となります。
高配当というほどではないですが安定して配当が継続されている点からもプラスαとして検討時は材料にしておくといいのではないでしょうか。
XLF まとめ

今回はステート・ストリート社が運用している金融セクターのETFであるXLF(金融セレクトセクターSPDRファンド)について解説をしてきました。
分かりやすいようにVFH(バンガード・ファイナンシャルズETF)・IXG(iシェアーズ グローバル金融 ETF)と比較しながらでしたのでまとめておきます。
【銘柄数】
XLF:73銘柄
VFH:409銘柄
IXG :211銘柄
【経費率】
XLF:0.09%
VFH:0.09%
IXG :0.41%
【配当利回り】
XLF:1.59%
VFH:2.09%
IXG :2.10%
【配当月】
XLF:年4回 3/6/9/12月
VFH:年4回 3/6/9/12月
IXG :年2回 6/12月
XLFの株価をみてみるとVFHとIXGに比べてリーズナブルですので比較的に購入しやすいETFになります。また1年リターンの比較でいうと真ん中でVFHが一番アウトパフォームしていました。その点からも金融株ETFを試しに購入するような段階ですと始めやすいので検討してみてもいいかと思います。
また個人的にはXLFかVFHの二択で検討をするかと思いますがみなさんどうお考えですか?トランプ政権になり金融株セクターへ資金流入があるとのニュースも出て気いますのでぜひこのタイミングでご検討をしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事で比較しているVFHの紹介に興味をお持ちの方はこちらも読んでみて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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