【ランキングTOP5】 楽天証券のNISAで取引された米国株ETF 

ETF

米国では大統領選挙が終わり、FRBも利下げ局面に入ったことで株式市場は透明性が出てきたことで上昇をしてきました。その後12月に入ってから調整局面に入ってる様相ですよね。

ですがXのポストをみると米国投資家の方は含み益が出ていてとても盛り上がってきてます。またその多くの方が新NISAを活用しながら中・長期で資産形成をしているかと思います。

そこで楽天証券サイトで毎月更新をされている「NISAで取引した方に人気の銘柄※2024年11月のNISAでの買付人数」のETFランキングを確認しておきました。さらにそのETFの現在地の基本的な情報をまとめておきますのでぜひ投資する際の参考にしていただければと思います。

米国ETFの中でも王道ばかりでしたので情報として入れておいて損はないと思います。ぜひ最後までに目を通しておいて下さい。

ということで今回は「2024年11月 楽天証券のNISAで取引されたETFのランキングTOP5」についてです。

【この記事をみて分かること】
・NISAで人気の米国ETFランキング
・基本情報
・株価
・組入れ銘柄
・セクター比率
・配当実績(過去10年)
・リターン比較

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NISAで人気の米国ETFランキング

楽天証券公式サイトより

米国高配当ETFの御三家であるVYM・SPYD・HDVが入っていますね。また米国全体に投資が可能なVTIやS&P500に連動しているVOOなどTOP5に関しては王道といわれるものがNISAでの投資には人気があることが分かりました。

NISAで人気があるとのことですので中・長期での投資を考え長いスパンでホールドを見越して購入をされている方が多くいるのではないでしょうか。

ではそれぞれの概要(現在地)をまとめておこうと思いますので参考までご確認下さい。

基本情報

順位1位2位3位4位5位
ティッカーVYMSPYDVTIHDVVOO
名称バンガード・ハイディビデンド・イールドETFSPDR ポートフォリオ S&P 500バンガード・トータル・ストック・マーケットETFiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFバンガードS&P500ETF
運用会社バンガードステイト・ストリートバンガードブラック・ロックバンガード
ベンチマークFTSE ハイディビデンド
イールド・インデック
S&P 500 高配当指数RSP USトータル
マーケット・インデックス
モーニングスター配当フォーカス指数S&P500
銘柄数44077371081500
投資対象配当利回り比較的高い大型株S&P 500 高配当指数の価格と利回りの
パフォーマンスに対応する
投資結果を提供することを目指しています。
米国株式市場全体を投資対象とする。
時価総額ベースでウエートを算定。
財務健全性と配当利回りの高い企業四半期ごとに時価総額加重平均を
用いて保有銘柄をリバランスする。
経費率0.06%0.07%0.03%0.08%0.03%
配当月年4回 3/6/9/12月年4回 3/6/9/12月年4回 3/6/9/12月年4回 3/6/9/12月年4回 3/6/9/12月
直近配当利回り
(Bloomberg)
2.59%4.00%1.16%4.19%1.18%
設定日2006年11月16日2015年10月22日2001年5月31日2011年3月31日2010年9月9日

■銘柄数
VYM:440社
SPYD:77社
VTI:3710社
HDV:81社
VOO:500社

全米に投資可能なVTIが群を抜いて銘柄数が多く、次はS&P500に連動するVOOになります。高配当ETFはVYM以外は約100社程度となっています。

■経費率
VYM:0.06%
SPYD:0.07%
VTI:0.03%
HDV:0.08%
VOO:0.03%
※ブルームバーグ参照(2024年12月11日現在)

経費率についてVTI・VOOはとても低い設定ですが、VYM・SPYD・HDVもETFの中ではかなり低い設定になっておりますのでどのETFへの投資・ホールドであっても問題がない水準ではないでしょうか。

■配当月
VYM:年4回(3/6/9/12月)
SPYD:年4回(3/6/9/12月)
VTI:年4回(3/6/9/12月)
HDV:年4回(3/6/9/12月)
VOO:年4回(3/6/9/12月)

全て同月で年4回になります。比較的に米国ETFは年4回で3/6/9/12月がスタンダードくらい多いですよね。この点は確認程度で見ておいていただければと思います。

■直近配当利回り
VYM:2.59%
SPYD:4.00%
VTI:1.16%
HDV:4.19%
VOO:1.18%
※ブルームバーグ参照(2024年12月11日現在)

直近で確認するとSPYDよりHDVの方が配当利回りが高いことに驚きました。とはいえ配当重視ですとSPYD・HDVで株価の安定性重視ですとその他での検討になるのではないでしょうか。

株価

1位:VYM

株価(2024年12月12日):131.15ドル

YahooFinanceより

2位:SPYD

株価(2024年12月12日):45.32ドル

YahooFinanceより

3位:VTI

株価(2024年12月12日):301.80ドル

YahooFinanceより

4位:HDV

株価(2024年12月12日):116.54ドル

YahooFinanceより

5位:VOO

株価(2024年12月12日):558.53ドル

YahooFinanceより

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組入れ銘柄

VYMSPYDVTIHDVVOO
銘柄比率銘柄比率銘柄比率銘柄比率銘柄比率
1ブロードコム4.43%ケラノバ1.61%アップル6.08%エクソンモービル9.61%アップル7.25%
2JPモルガン3.41%エンタジー1.52%マイクロソフト5.78%シェブロン6.96%マイクロソフト6.55%
3エクソンモービル2.97%ブリストル マイヤーズ スクイブ1.49%エヌビディア5.12%ジョンソンエンドジョンソン6.00%エヌビディア6.12%
4P&G2.31%ウィリアムズ・カンパニーズ1.47%アマゾン3.18%アッヴィ5.50%アマゾン3.56%
5ホーム・デポ2.27%キンダー・モルガン1.46%メタ・プラットフォームズ2.26%AT&T4.79%メタ・プラットフォームズ2.56%
6ジョンソンエンドジョンソン2.21%ONEOK1.45%アルファベット1.75%フィリップ・モリス4.59%アルファベット1.99%
7ウォルマート1.98%IBM1.44%バークシャーハサウェイ1.47%シスコシステムズ4.28%バークシャーハサウェイ1.73%
8アッヴィ1.97%ギリアド・サイエンシズ1.44%ブロードコム1.45%メルク3.91%アルファベット1.64%
9メルク1.62%ケンビュー1.43%アルファベット1.43%アルトリアグループ3.89%ブロードコム1.64%
10コカ・コーラ1.57%モルガン・スタンレー1.42%イーライリリー1.37%ペプシコ3.74%テスラ1.49%

■VYM
1位:ブロードコム (4.43%)
2位:JPモルガン(3.41%)
3位:エクソンモービル(2.97%)
4位:P&G(2.31%)
5位:ホーム・デポ(2.27%)

■SPYD
1位:ケラノバ (1.61%)
2位:エンタジー(1.52%)
3位:ブリストル マイヤーズ スクイブ(1.49%)
4位:ウィリアムズ・カンパニーズ(1.47%)
5位:キンダーモルガン(1.46%)

■VTI
1位: アップル(6.98%)
2位:マイクロソフト(5.78%)
3位:エヌビディア(5.12%)
4位:アマゾン(3.18%)
5位:メタ・プラットフォームズ(2.26%)

■HDV
1位:エクソンモービル (9.61%)
2位:シェブロン(6.96%)
3位:ジョンソンエンドジョンソン(6.00%)
4位:アッヴィ(5.50%)
5位:AT&T(4.69%)

■VOO
1位: アップル (7.25%)
2位:マイクロソフト(6.55%)
3位:エヌビディア(6.12%)
4位:アマゾン(3.56%)
5位:メタ・プラットフォームズ(2.56%)

セクター比率

VYMSPYDVTIHDVVOO
セクター比率セクター比率セクター比率セクター比率セクター比率
1金融21.80%不動産23.76%情報技術33.70%エネルギー27.19%情報技術31.70%
2資本財12.70%金融18.22%一般消費財13.90%生活必需品18.31%金融13.30%
3ヘルスケア11.70%公共事業17.50%資本財12.90%ヘルスケア17.11%ヘルスケア11.20%
4生活必需品10.80%生活必需品10.98%金融11.30%公共事業11.30%一般消費財10.00%
5一般消費財10.10%ヘルスケア7.43%ヘルスケア11.10%情報技術10.41%通信サービス9.10%
6情報技術9.80%エネルギー4.70%生活必需品4.20%金融5.03%資本財8.50%
7エネルギー9.60%資本財5.73%エネルギー3.60%通信サービス4.91%生活必需品5.80%
8公共事業7.20%不動産5.66%不動産2.80%資本財2.43%エネルギー3.40%
9通信サービス4.30%一般消費財3.24%公共事業2.80%素材2.17%公共事業2.50%
10素材2.00%素材2.34%通信サービス2.00%一般消費財0.69%不動産2.30%

■VYM
1位:金融(21.80%)  
2位:資本財(12.70%) 
3位:ヘルスケア(11.70%) 
4位:生活必需品(10.80%) 
5位:一般消費財(10.10%)

■SPYD
1位:不動産(23.76%)  
2位:金融(18.22%) 
3位:公共事業(17.50%) 
4位:生活必需品(10.98%) 
5位:ヘルスケア(7.43%)

■VTI
1位:情報技術(33.70%)  
2位:一般消費財(13.90%) 
3位:資本財(12.90%) 
4位:金融(11.30%) 
5位:ヘルスケア(11.10%)

■HDV
1位:エネルギー(27.19%)  
2位:生活必需品(18.31%) 
3位:ヘルスケア(17.11%) 
4位:公共事業(11.30%) 
5位:情報技術(10.41%)

■VOO
1位:情報技術(31.70%)  
2位:金融(13.30%) 
3位:ヘルスケア(11.20%) 
4位:一般消費財(10.00%) 
5位:通信サービス(9.11%)

配当実績(過去10年)

VYMSPYDVTIHDVVOO
年度配当金
(ドル)
利回り配当金
(ドル)
利回り配当金
(ドル)
利回り配当金
(ドル)
利回り配当金
(ドル)
利回り
2023年3.483.21%1.984.62%3.411.79%3.893.74%6.361.81%
2022年3.252.90%1.554.72%3.181.32%3.723.68%5.951.36%
2021年3.103.38%1.634.70%2.931.51%3.514.00%5.441.58%
2020年2.913.11%1.754.16%2.771.70%3.573.65%5.301.80%
2019年2.843.64%1.625.13%2.912.28%3.213.80%5.572.42%
2018年2.653.09%1.424.32%2.611.90%3.103.43%4.741.93%
2017年2.403.17%1.514.08%2.342.03%2.953.59%4.372.13%
2016年2.213.30%0.335.17%2.222.12%2.703.68%4.142.21%
2015年2.153.13%2.071.95%2.883.76%3.932.09%
2014年1.913.06%1.871.95%2.453.49%3.492.06%
平均2.693.20%1.474.61%2.631.86%3.203.68%4.771.94%
インカム投資ポータル参照

1位:VYM
【平均】
年間配当金:2.69ドル
配当利回り:3.20%

2位:SPYD
【平均】
年間配当金:1.47ドル
配当利回り:4.61%

3位:VTI
【平均】
年間配当金:2.63ドル
配当利回り:1.86%

4位:HDV
【平均】
年間配当金:3.20ドル
配当利回り:3.68%

5位:VOO
【平均】
年間配当金:4.77ドル
配当利回り:1.94%

リターン比較

■6ヶ月比較チャート

GoogleFinanceより

1位は個人的に意外でしたがSPYDでした。またディフェンシブよりなHDVが最下位ではありますがブルームバーグで確認した直近の配当利回りがSPYDがHDVより低くなっていました。この点は頭に入れておいて損はないのではないでしょうか。

次は年初来での比較もしておこうと思います。

■年初来比較チャート

GoogleFinanceより

6ヶ月とは違ってVOO(S&P500)がとても強い結果になっていました。また2位はVTI(全米)ですのでS&P500銘柄がとても強いリターンだったことが分かります。またここでもHDVが最下位になっていました。

あくまで過去1年程度のデータにはなりますので次年度はまた違った結果になる可能性はあります。またVYM・SPYD・HDVは高配当でVYI・VOOとは強みが違います。

またインフルエンサーなどがよく紹介をされていますがVTIやVOOのようなS&P500などに連動しているETFはコアにしておいて、高配当ETFをサテライトに保有するスタンスはとても人気があるのではないでしょうか。

参考程度に確認をしておいていただけるといいかと思います。

NISAでの購入する人気ETFまとめ

今回は楽天証券で紹介されていたNISAで取引している方に人気の海外ETFランキング(買い付け人数)の5つの2024年12月現在の最新データをまとめました。

1位:VYM
2位:SPYD
3位:VTI
4位:HDV
5位:VOO

やはりといった感じではないでしょうか。個人的にも全て保有していて、今後も購入を継続していこうと考えているETFでした。

みなさんもお持ちのETFでしたか?

資産の最大化を考えた際にはとても心強いETFかと思いますのでもしお持ちでない場合は記事を参考に購入を検討するのはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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