米国投資をされている個人投資家が見ておくべき指数としてS&P500が有名ですよね。そのS&P500の中で一番比率が高いセクターはどこか分かりますでしょうか。
11セクターある中で約30%のウエイトを占めているのが「情報技術セクター」です。その情報技術セクターという米国を代表する銘柄群を包含するETFにVGTがあります。
比率から考慮してもリターンが魅力のVGTについて2021年8月30日に投資の参考にしているたぱぞうさんが記事にしていましたがこの記事で最新データでまとめました。
ということで今回は「リターンに優れているバンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)」についてです。
【この記事をみて分かること】
・VGTの基本情報
・直近の株価
・組入銘柄とセクター比率
・過去10年の配当実績
〜 VGTのようにリターン重視で投資をしたい方におすすめな動画セミナー 〜
・スクリーニング方法も分かりやすく解説
・動画視聴のみなので会場へ行く手間なし
上昇銘柄選定のコツを学ぶなら無料セミナー「投資の達人になる投資講座 」がおすすめ。
\投資の達人になる投資講座の動画に興味がある方はこちらから/
VGTとは
VGTは正式名称を「バンガード・米国情報技術セクターETF」です。運用会社は世界最大級のバンガード社。
「MSCI US Investable Market Information Technology指数」の構成銘柄のうちであらゆる時価総額規模のテクノロジー株のパフォーマンスに連動する投資成果を目指して米国を中心としてコンピューターやソフトウエア、インターネット企業に投資をしています。
VGTの組入銘柄数はおよそ320銘柄と幅広く分散投資が可能です。またセクターとしては下記になります。
・システム・ソフトウェア
・テクノロジー ハードウェア・コンピュータ記憶装置・周辺機器
・情報処理・外注サービス
・半導体
・アプリケーション・ソフトウェア
米国企業が最も得意とする産業をカバーしたETFでバンガードETFの中でも最も高いリターンを示すETFのうちの1つとなっています。
基本情報
ティッカー | VGT |
名称 | バンガード・米国情報技術セクターETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | MSCI US Investable Market Information Technology指数 |
銘柄数 | 322 |
投資対象 | 時価総額規模のテクノロジー株のパフォーマンスに 連動する投資成果を目指す |
経費率 | 0.10% |
配当月 | 年4回(3月・6月・9月・12月) |
設定日 | 2004年1月30日 |
グローバル産業分類基準で分類された情報技術セクターの米国の大・中・小企業の株式で構成されるインデックスのパフォーマンスへの追従を目指したインデックス投資手法を採用しています。
ブルームバーグで確認すると経費率は0.10%です。経費率が低い設定のブルームバーグの中では比較的に高い設定になりますね。
また配当についてですが年4回(3月、6月、9月、12月)でブルームバーグでみると直近の配当利回りは0.60%です。配当利回りから考えるとインカムではなくてキャピタルで検討をするETFになるかもですね。ではそのキャピタルはどうなっているか株価も確認をしておきます。
株価について
直近で見ると2023年の3月にゴールデンクロスを形成。その後は50日移動平均線を下値として支えられて現在は線の上で推移しています。
また5年の期間でVTIと比較してGoogleFinanceでリターンをみておきますね。
VGT(ブルー)
トータルリターン:+136.32%
VTI (イエロー)
トータルリターン:+55.64%
VGTのリターンがVTIの3倍近くになっています。
切り取る期間によるかと思いますが長期でみた時にVTIを大きくアウトパフォームしているのは分かりますよね。ちなみにチャートは入れていませんが直近1年でみてもリターンはVGTが2倍になっていました。これこそがVGTの強みになります。
ちなみにリターン狙いの銘柄選定は「投資の達人になる投資講座 」で学ぶのがおすすめ。
・初心者でも分かりやすくスクリーニングを教えてくれる
・2時間の動画視聴のみなので好きな時間・場所で観れます
・今なら5万円分相当の投資ツールなど特典が貰える
\投資の達人になる投資講座の動画に興味がある方はこちらから/
組入銘柄
上記銘柄は2023年7月30日現在のデータです。
1位:アップル
2位:マイクロソフト
3位:エヌビディア
4位:ブロードコム
5位:アドビ
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
組入の比率を確認しておくとアップルが23.09%でマイクロソフトが20.53%となっています。
上位2社の合計が約45%となります。
それだけアップルとマイクロソフトの株価に大きく影響を受けることになります。この点は注意点として2社の株価をウォッチしておく必要はありますね。
ちなみに組入されているセクターをバンガードの公式サイトからみておきますね。
✓組入セクター比率
1位:26.30% システムソフトウェア
2位:24.70% テクノロジー ハードウェア
3位:18.10% 半導体
4位:13.70% アプリケーションソフトウェア
5位: 3.80% 半導体材料・装置
過去の配当実績
年度 | 年間配当金 | 配当金利回り (対前年末株価*2 | 年末株価(*1) |
2022 | $2.909 | 0.63% | $319.41 |
2021 | $2.924 | 0.83% | $458.17 |
2020 | $2.913 | 1.19% | $353.79 |
2019 | $2.720 | 1.63% | $244.18 |
2018 | $2.155 | 1.31% | $166.83 |
2017 | $1.625 | 1.34% | $164.73 |
2016 | $1.593 | 1.47% | $121.50 |
2015 | $1.388 | 1.33% | $108.29 |
2014 | $1.171 | 1.31% | $104.48 |
2013 | $0.944 | 1.37% | $89.54 |
平均 | $2.034 | 1.24% | $213.09 |
2021年までは毎年増配を続けていましたが2022年に失速していますね。
2023年はAIブームがありますが各社ネット広告の不調などがあるのでどうなるかはまだ分かりませんがぜひあらためて年間で増配に期待したいところですね。
インカムではなくキャピタル狙いの方におすすめ
今回は米国の技術セクターETFのVGTについてまとめてきました。
VTIと過去5年比較しても3倍近いリターンでしたので何と言ってもVGTはリターンが強さではないでしょうか。
2023年に入っての米国市場は昨年の暴落を帳消しにするほどに上昇しています。もちろんですがVGTも同様ですよね。ですが注意が必要だと思うのは組入銘柄の上位2社(アップル・マイクロソフト)が全体の約45%になっています。上位2社が万が一ですが暴落などがあった場合には大きく影響を受ける可能性がありますね。
個人的にはその点を除いてはとても魅力的なETFだと考えています。
セクターにおいては絞ってはいますが350社への分散と言う点も安心感はあります。配当については直近でみると0.60%となっていますのでインカム狙いで購入というよりはキャピタルを狙うETFになりますね。
ぜひ上記の点を踏まえてご検討いただければと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
~ 無料で投資の勉強ができるセミナーのご紹介 ~
・上昇銘柄の上手な銘柄選定方法を学びたい
・独学だと難しいので好きな時間に学びたい
2時間の動画視聴でスクリーニングを簡単に学べる「投資の達人になる投資講座 」がおすすめ。
\投資の達人になる投資講座の動画に興味がある方はこちらから/
観てみたけけど不安だという方はレビュー記事もあるので読んでみて下さい。
※当ブログではアフェリエイトによる広告を掲載しています※