私が動画やブログで投資の勉強をしている「たぱぞうさん」が2022年8月にVIGについて解説されていました。
VIGは「米国の連続増配性のある大型企業」を投資対象にしてかつ銘柄数も多くて分散ができるETF。
とても魅力のあるVIGをたぱぞうさんが記事出されてから1年弱ではありますが最新の情報で解説をしていきます。
ということで今回は「配当もありトータルリターンが狙いやすいETFのVIG」についてです。
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VIGとは
VIG(Vanguard Dividend Appreciation ETF)は、アメリカの上場企業に投資する増配ETFで高い配当性向と配当成長性を持つ銘柄が組み込まれています。
低コストが特徴バンガードグループが提供するETF。
ポートフォリオは安定的なキャッシュフローと成長性を持っていてかつ高い配当利回りを持つ銘柄よりも長期的な配当成長性が高い銘柄に重点を置いて選定。
このためVIGは株価の上昇だけでなくて定期的かつ持続的な配当の増加を通じて長期投資を考えている方にとって魅力的な選択肢ですよね。
また低コストで運用されていて純資産総額に対する運用費用率が0.06%と非常に低いため長期的な保有に向いています。
ではまずは基本情報を高配当ETFのVYMと比較しながらみていきたいと思います。
基本情報
ティッカー | VIG | VYM |
名称 | バンガード米国増配株式ETF | バンガード・ハイディビデンド ・イールドETF |
運用会社 | バンガード | バンガード |
ベンチマーク | ETF tracks the S&P US Dividend Growers指数 | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデック |
銘柄数 | 289 | 440 |
投資対象 | 過去10年間連続増配の米国の中型・大型株 | 配当利回り比較的高い大型株 |
経費率 | 0.06% | 0.06% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り(ブルームバーグ) | 1.95% | 2.82% |
設定日 | 2006年4月27日 | 2006年11月16日 |
高配当ETF(VYM・SPYD・HDV)の中で一番リターンが高いVYMと比べながらVIGのまずはVIGのメリットから。解説をしていきます。
【VIGのメリット】
・過去10年間連続増配の米国の中・大型株で構成
・年4回の配当
・経費率は0.06%と低コスト
✓過去10年間連続増配の米国の中・大型株で構成
VIGの特徴として10年以上の連続増配企業を組み込んでいることです。
例えばハイグロース株などは無配企業も多いため除外されていますのでいい意味でスクリーニングがされていると考えられます。
また組入銘柄の詳細は後ほど解説しますがたぱぞうさんの記事にもあったようにVIGの組み入れ上位に入る企業群は比較的ディフェンシブな銘柄が多いため調整局面でも取引値の変動が小さいです。
そのため長期保有をしやすい安定感があるETFだと分かります。
✓年4回の配当
VIGは年4回(3月・6月・9月・12月)の配当があります。
VYMなど高配当と同様になります。
ちなみにVIGの配当利回りはおおよそ2%前後で推移しているのでVYMのように高配当には位置づけされていません。
※高配当はおおよそ3%以上といわれています
さらにボラティリティも安定しているので景気後退のような市場が低迷している場合も配当はありますのでその点も長期保有しやすいのではないでしょうか。
✓経費率は0.06%と低コスト
経費率は0.06%です。
念の為に知っておいていただきたいのはVOO(0.03%)・VTI(0.03%)ですのでバンガード社ぼETFの中では少し高めではあります。
たぱぞうさんも言っていましたが特に気にすることもない程度の違いですね。
このようにVIGの特徴としては配当も年4回ありながら株価も期待できる点ではないでしょうか。
では次は株価もみていこうと思います。
株価について
上記の画像はVIGとVYMの直近1年の比較になります。
【VIG】
株価:154.01ドル
リターン : -5.49%
【VYM】
株価:105.50ドル
リターン:-6.29%
データは2023年4月2日時点でのものでVIGの株価は154.01ドルです。
直近1年のリターンをみるとVYMが勝っている時期もありました。
ですが2023年3月頃よりあらためてVIGが上回る結果になっていますよね。
ではもっと長期で5年を比較してみますね。
【5年トータルリターン比較】
VIGリターン :+54.63%
VYMリターン :+29.32%
1年の比較でみるとリターンの差はほとんどありませんでしたが5年でみると約2倍近い差が出ていました。
もちろん過去のデータですので未来を保証するものではありません。
ですが過去5年でこれだけのリターンが出ているのはポイントとして知っておくといいのではないでしょうか。
VIGは株価も配当もマイルドですが長期保有に向いていると理解できますよね。
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では次は組入れ銘柄についてもみていこうと思います。
組入れ銘柄
上位5社を見ていきます。
1位:ユナイテッド・ヘルス・グループ(ヘルスケア)
2位:マイクロソフト(テクノロジー)
3位:JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(金融)
4位:ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヘルスケア)
5位:ビザ(テクノロジー)
※ブルームバーグより引用
6位以降をP&Gやペプシコなどヘルスケア・生活必需品などのディフェンシブよりなセクターの企業を組み込んでいる印象ですね。
セクター比率もみておきますね。
【上記5セクター比率】
1位:情報技術 (23.60%)
2位:金融 (15.70%)
3位:ヘルスケア (14.80%)
4位:資本財 ( 13.50%)
5位:生活必需品 ( 8.57%)
セクターローテーションで考えると回復期(景気がよくて金利が低い時期)に強い情報技術・金融が多くて全体の約40%となります。
また不況期(景気が悪くて金利が低い)に強いヘルスケア・生活必需品で約25%で好況期(景気がよくて金利が高い)に強い資本財が13%です。
全体的にバランスがいい印象といったところではないでしょうか。
組入銘柄・セクターをみても長期保有に向いていると感じます。
ぜひ上記も参考に検討をしてみて下さいね。
それでは次章では配当について解説していきます。
配当実績
年度 | 3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 平均 |
2023年 | 0.75 | 0.75 | |||
2022年 | 0.69 | 0.69 | 0.72 | 0.87 | 0.74 |
2021年 | 0.51 | 0.68 | 0.70 | 0.77 | 0.66 |
2020年 | 0.47 | 0.60 | 0.56 | 0.66 | 0.57 |
2019年 | 0.51 | 0.47 | 0.50 | 0.60 | 0.52 |
2018年 | 0.40 | 0.57 | 0.50 | 0.58 | 0.51 |
2017年 | 0.43 | 0.52 | 0.43 | 0.55 | 0.48 |
2016年 | 0.44 | 0.45 | 0.39 | 0.58 | 0.46 |
2015年 | 0.46 | 0.46 | 0.46 | 0.44 | 0.45 |
2014年 | 0.33 | 0.41 | 0.39 | 0.46 | 0.40 |
2013年 | 0.29 | 0.29 | 0.36 | 0.40 | 0.33 |
2012年 | 0.27 | 0.32 | 0.32 | 0.50 | 0.35 |
2011年 | 0.27 | 0.28 | 0.29 | 0.33 | 0.29 |
2023年3月の配当は0.7489ドルでした。
また2011年からみていくと11年連続増配をしていますね。
2023年も増配してくれることを期待しましょう。
また過去の平均配当率実績を見ていきますね。
【過去10年平均】
VIG :8.95%
VYM :3.23%
過去10年での平均がなんと8.95%でした。
VYMなどの高配当ETFに比べても増配率が上がってきます。
今後の増配をさらに期待できるデータになりますね。
あらためて株価・配当もともに期待できるのでぜひ検討してみて下さい。
念のためですが2023年の配当スケジュールも表にしておきすので参考にみておいて下さい。
配当月 | 権利落ち日 | 支払い日 |
3月 | 2023年3月24日 | 2023年3月29日 |
6月 | 2023年6月29日 | 2023年7月5日 |
9月 | 2023年9月28日 | 2023年10月3日 |
12月 | 2023年12月21日 | 2023年12月27日 |
結論、VIGは長期保有に向いているETF
今回はVIG(バンガード米国増配株式ETF)を解説してきました。
5年のトータルをみても+54.63%と安定の上昇でしたよね。
さらに配当も11年連続の増配という実績はポイントになるのではないでしょうか。
たぱぞうさんが言っていたように「VIGはいい意味でプライスの推移も分配もマイルド」という意味がとても分かります。
もちろん投資は自己責任ですので今後については完全な予測はできません。
ですが長期保有に向いていることはご理解頂けたのではないでしょうか。
ぜひこの機会に検討してみて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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