このブログでは積立てで投資信託などに自分年金を作りながら高配当ETFで目先の配当をもらうことで直近の生活も将来も幸福度が高い生活を送ることをおすすめしています。
新NISAでは投資信託などを積立てしながら成長投資枠も活用しながら配当をもらえるという両面が可能になりました。ですがいきなり成長枠にはどんな商品を選べばいいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
株価上昇も狙えて配当も着実に増やしていくのに両学長や投資インフルエンサーがおすすめしている高配当の米国ETFがありますので新NISAの成長投資枠の活用のためにぜひ参考にしていただければと思います。
ということで今回は株価と配当をともに期待できる「両学長も紹介している米国高配当ETFのVYM」についてです。
【この記事をみて分かること】
・高配当ETFについて
・VYMとは
・基本情報
・運用会社
・株価について
・組入れ銘柄・セクター比率
・過去10年の配当実績
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・バフェット (バークシャー・ハサウェイ)
・レイ・ダリオ (ブリッジ・ウォーター)
・キャシー・ウッド (アーク・インベスト)
高配当ETFについて
最初に高配当ETFとはどんなものかを簡単にご説明をしておこうと思います。そのためにETFについてから解説になりますが「Exchange Traded Fund」の略で日本語では「上場している投資信託」になります。
【特徴】
1.S&P500などの株価指数に連動
2.分散投資が可能
3.株式同様にリアルタイム売買が可能
4.信託報酬が安い
さらに高配当ETFは「株式の中でも配当利回りが高い銘柄で構成した上場投資信託」となることが分かるのではないでしょうか。
また個別で配当利回りが高い銘柄もありますがETFなら分散投資ができるので安全面も担保できますよね。今回はその中でも投資初心者向けになるVYMの紹介をさせていただきます。
ちなみに高配当ETFについてより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧下さい。
VYMとは
それではVYMがどんなものかの概要から説明にしていきますが正式名称ですが「バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)」です。米国株式市場の高配当利回り銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数(FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス)に連動する投資成果を目指しています。
銘柄は高配当の大型株が中心で構成比率は毎月変わるのですが構成銘柄の入れ替えは年1回だけ。
ちなみに銘柄数は増減する場合があります。また連動を目指している指数自体が平均以上の高配当を想定しているためにVYMは高い分配率が期待できるのがポイント。
さらにGAFAMなど米国を代表するグロース株(成長株)のような無配や低配当になるの銘柄がほとんど組み入れられていません。
セクターとしては金融・ヘルスケア・生活必需品・資本財・エネルギーなど比較的にディフェンシブなもので構成されている印象でそのためVYMは安定した配当が可能な銘柄が中心となっています。
では次は基本情報も説明していきますね。
基本情報
ティッカー | VYM |
名称 | バンガード・ハイディビデンド・イールドETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド イールド・インデック |
銘柄数 | 450 |
投資対象 | 配当利回り比較的高い大型株 |
経費率 | 0.06% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 3.94% |
設定日 | 2006年11月16日 |
まず銘柄数ですが450銘柄と分散ができているのがとても安心ができる点にはなります。また特徴としては0.06%と低い設定の経費率ではないでしょうか。
さらに直近の配当利回りが3.94%になりますので高配当ETFの一般的な利回りは3%と言われていますので検討する際の材料にしてみて下さいね。
運用会社
バンガードは1975年にアメリカのペンシルバニア州で創業された世界最大級の運用会社の1つ。
2018年12月31日には世界に18カ所の拠点で約549兆円(約4.9兆米ドル)の資産を運用している世界最大級の運用会社です。
そのバックボーンから低コストでのETFをラインナップに持っていて業界の平均経費率0.31%程度でバンガードの米国ETFの平均経費率は0.08%程度ですので低コストが分かりますよね。
ちなみにバンガードの代表されるETFの経費率を念のために確認しておこうと思います。
【VYM以外の代表的なVシリーズと経費率】
①VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
⇒経費率:0.09%
②VOO(バンガード・S&P500ETF)
⇒経費率:0.03%
③VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
⇒経費率:0.03%
④VIG(バンガード・米国増配株式ETF)
⇒経費率:0.06%
ちなみにVTIはFIRE(ファイナンシャル インディペンデンス リタイア アーリー)を達成している厚切りジェイソンさんが「一択でいい」というほどに絶賛しているのは有名な話ですよね。その話からバンガード社を知ったかたも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今後もお世話になる可能性が高い運用会社なので名前は覚えておいて下さいね。
では次章では株価についてチャートをみながら解説していきます。
株価について
【株価】
112.44ドル(2024年1月2日現在)
【トータルリターン】
3ヶ月:+9.12%
1年:+6.57%
3年:+10.23%
5年:+10.94%
上記は2024年1月2日に更新をしたチャートになりますが直近の底値になる2023年10月27日から12月29日まで約13%上昇してきていました。
また12月末にはゴールデンクロス(長期の移動平均線を、短期の移動平均線が下から上に突き抜けたとき(交差したとき)相場が上昇傾向になるかもしれないという買いサイン)を形成。
そのためこれからも上昇が期待できるチャートになっていました。では次章ではこの株価を作る銘柄とセクター比率を解説していきますね。
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組入れ銘柄
上記銘柄は2023年12月27日現在のBloombergのデータです。
1位:JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(3.36%)
2位:エクソンモービル(3.31%)
3位:ブロードコム(2.98%)
4位:ジョンソンアンドジョンソン(2.78%)
5位:プロクター・アンド・ギャンブル(2.70%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
■セクター比率
【上位5セクター】
1位:金融(20.80%)
2位:生活必需品(12.70%)
3位:資本財(12.10%)
4位:ヘルスケア(11.80%)
5位:エネルギー(10.50%)
組入銘柄をみていくと安定的な高配当利回り大企業の組入比率が高くなっていてセクターについては分配金と値上がり益をバランス良く狙えるようにバランスいい比率されています。この点は配当・株価のともに狙える要因になっているのではないでしょうか。
過去10年の配当実績
年度 | 配当金(ドル) | 利回り(%) |
2023年 | 3.48 | 3.12% |
2022年 | 3.25 | 2.90% |
2021年 | 3.10 | 3.38% |
2020年 | 2.91 | 3.11% |
2019年 | 2.84 | 3.64% |
2018年 | 2.65 | 3.09% |
2017年 | 2.40 | 3.17% |
2016年 | 2.21 | 3.30% |
2015年 | 2.15 | 3.13% |
2014年 | 1.91 | 3.06% |
平均 | 2.60 | 3.20% |
利回りの平均は3.20%と高配当の基準になる3%を越えていてとても魅力的な水準なのではないでしょうか。また多少の上下はありますが大きく減配することなく配当を出し続けていますのでこの点は検討する際の材料になるのではないでしょうか。
結論、VYMは長期ホールドで配当もほどよくもらいたい方向け
①銘柄は高配当の大型株が中心
②景気に左右されにくく安定している
③経費率が低い
④株価の上下が少ない
今回は高配当ETFのVYMについて解説をしてきました。
上記のポイントもみてもゼロリスクではないですがとても安心して投資できる商品のため初心者の方にもおすすめな高配当ETFになるのではないでしょうか。
一方では同様に代表的な高配当ETF(SPYD・HDV)に比べると配当利回りが低くなっています。ですがキャピタル(売買益)も狙えてインカム(配当)も安定してもらえるのがVYMの特徴になります。この点について両学長も投資初心者にもおすすめできると言及していました。
新NISAの成長投資枠で購入が可能になりましたのでぜひこの機会に検討してみるのはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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