長期金利が高騰していて株価が下落している中で市場心理(センチメント)、人々の感情は市場の雰囲気をつかむために重要な要素になります。市場は投資家の心理が影響することで相場は先行的に動いていきます。ではそのセンチメントを図るのに参考になる指標をご紹介したいと思います。
またこの市場センチメントは買い場の参考になるとも言われています。
ということで今回は「相場確認におすすめの市場センチメント指数5選」についてです。
実際に無料で確認ができるサイトや確認方法もシェアしていますのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。
【この記事をみて分かること】
・Fear and Greed index
・プットコールレシオ(PCR)
・ブルベア指数
・VIX指数
・移動平均線
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Fear and Greed index
2023年10月21日の数値ですがFEARの26になりますのでEXTREME FEAR(極度の恐怖)の手前。下記の表は数値を確認する際の参考までにみておいて下さい。
数値 | 投資家心理 |
0〜25 | EXTREME FEAR(極度の恐怖) |
26〜45 | FEAR(恐怖) |
46〜55 | NEUTRAL(中立) |
56〜75 | GREED(強欲) |
76〜100 | EXTREME GREED(極度の強欲) |
また「Fear & Greed index」はこの恐怖と強欲がどの程度で市場に混在しているかをCNNが指標化したもの。ではこの指数はどのように算出しているのでしょうか。
①S&P500と125日移動平均線との乖離
②52週高値と安値にタッチした数
③上昇・下落局面における取引量
④プットとコールの割合
⑤投資適格債とジャンク債のイールドスプレッド
⑥VIX指数
⑦株式と国債のリターン差異
上記7項目が平均値からどの程度乖離しているかで0から100で指数化したものが「Fear & Greed index」となっています。
プットコールレシオ(PCR)
2023年10月21日の数値ですが1.04となっています。
PCRとはプット取引高をコール取引高で割り算した値をグラフ化したインジケーターです。プットコールレシオが高い場合はプット(売り)が増えているので弱気な投資家が多いことを示しています。一方でプットコールレシオが低い場合はコール(買う)が増えますので強気な投資家が多いことを示していると分かります。
ではPCRはどのように算出しているのでしょうか。
PCR = Putオプションの出来高 ÷ Callオプションの出来高
PCRは逆張り指標として使われることが多くて急激な上昇は大底局面となり急激な下落は天井局面となることが多いと言われています。
ではPCRをみる際の水準も確認してこうと思います。
【重要水準】
1以下:コール需要が増え強気ムード大
1以上:プット需要が増え弱気ムード大
現状は1.04となりますので比較的に弱気ムードになります。
ブルベア指数
2023年10月21日の数値は-0.55%となっているので現在の指数は悲観的な水準になります。
調査会社インベスターズ・インテリジェンスが投資アドバイザーの間の強気派と弱気派の比率を測る「ブルベア指数」を発表しています。米金融業界では最も長い歴史を持つ「逆張り指標」として知られています。
この点はmoomoo証券の説明を抜粋しますが結果が「1.0」より高ければ、より多くのファイナンシャル・アドバイザーが市場に対して楽観的な見通しを持っていて株式市場が間もなく上昇すると信じている投資家心理を指します。一方で「1.0」より低い値はより多くの割合のファイナンシャルアドバイザーが悲観的であって市場が間もなく下落すると信じていることを示します。
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VIX指数
2023年10月21日の数値は21.71%となっています。また下記の表は数値を確認する際に参考していただければと思います。
数値 | 投資家心理 |
10~20% | 安定 |
30% | 警戒領域 |
40% | パニック状態 |
VIX指数とは株式市場に対する投資家の心理状態を数値で表したもので「Volatility Index」(ボラティリティ・インデックス)の略でで投資家からは恐怖指数とも呼ばれています。ちなみにボラティリティは価格変動のことで数値が大きいほどリスクが高いです。
VIX指数はアメリカのシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、米国株価指数S&P500を元に算出・発表している数値です。
・指数が上昇している時はリスクオフの動きが強い
・指数が下降している時は相場が安定している
現状は21.71%となりますので安定よりではありますので警戒領域にはまだないと分かります。
移動平均線
移動平均線(Moving Average)はローソク足に絡むように描かれていて一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフでトレンド分析の代表格となっています。
有名なものとして50日・200日移動平均線がありますが上記画像のようにチャートでよくみる平均線。
■活用法
① 移動平均線が上向きだと上昇トレンド・横ばいなら方向感のないもみあい局面・下向きなら下降レンドと判断されます。
② 価格が移動平均線の上側にあれば強い相場で下側にあれば弱い相場と判断されます
■売買シグナル
移動平均線は2~3本を組み合わせ使用することが多くて売買シグナルとして非常に有名なものとして「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。
【ゴールデンクロス】
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けいてる状態。直近の価格傾向が上向きに転じて買いサイン。
【デッドクロス】
短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けている状態。直近の価格傾向が下向きに転じて売りサイン。
移動平均線の確認方法については下記の記事でまとめています。
ぜひあわせて読んでみて下さいね。
現在の市場センチメント
■Fear and Greed index
数値:26(FEAR)
「恐怖」の領域にいますので比較的に投資家心理は悲観的と捉えられます。
■プットコールレシオ(PCR)
数値:1.04(弱気ムード)
1以上になっていますので比較的に投資家心理は弱気ムードと捉えられます。
■ブルベア指数
数値:-0.55%
1以下になっていますので比較的に投資家心理は悲観的と捉えられます。
■VIX指数(悲観的)
数値:21.71%(安定)
「安定」と「警戒領域」の間ですので比較的に投資家心理は悲観的と捉えられます。
※数値はすべて2023年10月21日現在
現在の指数をみていくと市場センチメントは恐怖・悲観的になっているのが分かります。上記の指数だけでみていくとどちらかというと「買いシグナル」と分かりますよね。
また買い場については実際に下記の記事でまとめましたが広瀬隆雄さんが理由ついてに言及していましたのであわせて読んでみて下さいね。
今回みてきた市場センチメントからも広瀬氏の意見からも市場は底打ちする可能性が出てきているのが分かりました。ご紹介した指標は簡単に確認ができますのでぜひご自身の投資にも活かしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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