【たぱぞうさんも紹介】低価格で個人投資家向けのS&P500連動ETFのSPLG【経費率0.02%と低コスト】

ETF

アメリカを代表する株価指数といえば「S&P500種指数」で多くの個人投資家が注目する人気の投資先になりますよね。投資にチャレンジする初心者の方もS&P500を投資先の候補として考えている人が多いのではないでしょうか。

またそのS&P500に連動するETFで有名なのがVOO・SPY・IVVになりますが人気があって流動性も高いので安心感がありますよね。どれも人気ですが株価を確認するとおおよそ1株400ドル付近になるため定期的購入が難しいんですよね。

実はS&P500に投資ができて1株50ドル付近のETFがあって経費率も上記のETFと大差がないのでとても買いやすいためおすすめのETFがあります。

ということで今回は低価格低コスト個人投資家が買いやすいS&P500連動ETFのSPLG」についてです。

【この記事をみて分かること】
・SPLDの概要
・基本情報
・株価について
・組入銘柄・セクター
・過去10年の配当実績

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SPLGとは

正式名称は「SPDR ポートフォリオ S&P 500 ETF 」で特徴としては連動指数は前述のようにS&P500になります。

またS&P500に連動するETFの中で株価・経費率を抑えているため機関投資家ではなくて個人投資家向けのETFになります。また歴史としてはとても古く2005年に設定されていて元々は連動が別指数だったのですが2020年1月25日からS&P500連動になっています。

ご存知の方は多く至っしゃるかと思うのですが念のためにS&P500指数についてを簡単に解説をしておきます。

S&P500とはS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表している米国株式市場の株価指数の1つでニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出されている指標です。

またその他で米国株の価指数として有名なのはNASDAQ100やダウ平均などで日本の代表的な株価指数は日経225(日経平均株価)やTOPIX(東証株価指数)などがあります。

その中でS&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしているので米国の市場動向を把握する上で非常に重要な指標となっていることから個人投資家にもとても人気があります。

それではここからはSPLGについて詳細をみていきますがまずは基本情報について解説をしていきますね。

基本情報

ティッカーSPLG
名称SPDR ポートフォリオ S&P 500 ETF 
運用会社ステート・ストリート
ベンチマークS&P 500 指数
銘柄数503
投資対象米国の上場企業の中から厳選された
500銘柄で構成されるS&P500指数に連動する
産業グループの分散は24種以上
経費率0.02%
配当月年4回(3月・6月・9月・12月)
直近配当利回り
(ブルームバーグ)
1.56%
設定日2005年11月15日

投資対象ですがS&P500指数に組み込まれている503社となっていて分類される産業グループは24種類以上とかなり幅広く分散がされています。

またなんといっても経費率が0.02%とS&P500連動のETFの中でも低めな設定で比較するとVOO(0.03%)・SPY(0.09%)・IVV(0.03%)ですので最低水準の経費率だと分かります。

配当については年4回でステート・ストリートの公式サイトで確認すると1.55%で比較するとVOO(1.51%)・SPY(1.47%)・IVV(1.83%)となるので配当の観点でも悪くない水準です。

後述しますが株価がその他のS&P500連動ETFに比べてやすいため個人投資家が買いやすい点も特徴になるのではないでしょうか。では株価についてチャートも含めて次章で解説をしていきますね。

株価について

Yahoo Financeより

まずは直近一年のチャートを確認しておきますね。

2023年の2月上旬にゴールデンクロスを完成してから7月末まで好調に上昇をしてきましたがそこからズルズルと下がってきています。ようやく10月に入ってから200日移動平均線に支えられて多少の反発をしはじめたところといったところではないでしょうか。

株価についてその他のS&P500連動ETFと比較をしておこうと思います。

【株価】
SPLG:50.73ドル
VOO:396.42ドル
SPY:431.50ドル
IVV:433.41ドル
※ブルームバーグより(2023年10月15日現在)

その他に比べてもSPLGの1株あたりの株価が郡を低価格になっていてS&P500に長期積立をしていくうえでもとても買いやすい価格なのが嬉しいですよね。

では同様に直近1年のチャートでトータルリターンも比較しておきますね。

※GoogleFinanceより

Google Financeより

4つのS&P500連動ETFのチャートについては見分けがつかないくらいでの推移になっていてるのが分かり大差なしとといったところですね。

基本情報で前述しましたが経費率・配当利回りも考慮してみてS&P500への投資を検討するのであればSPLDはとても魅力的なのではないでしょうか。

では次の章では組入銘柄について詳細を解説していきますね。

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組入銘柄・セクター

SPLG公式サイトより

※上記銘柄は公式サイトより2023年10月12日現在のデータです。

【組入れ上位5社】
1位:アップル(7.25%)
2位:マイクロソフト(2.78%)
3位:アマゾン(3.28%)
4位:エヌビディア(3.17%)
5位:メタ(1.97%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます

■セクター比率

SPLG公式サイトより

【組入れ上位5セクター】
1位 情報技術:28.34%  
2位 ヘルスケア:13.17% 
3位 一般消費財:10.58% 
4位 コミュニケーション:9.11% 
5位 資本財:8.34% 

過去10年の配当実績

年度年間配当金
(ドル)
年間配当利回り
(%)
20220.7021.64
20210.7181.51
20200.7971.54
20190.6801.76
20180.6371.97
20170.6011.86
20160.5191.88
20150.4761.91
20140.4431.81
20130.3971.66
20120.3591.72
平均0.5751.75

2012年から2022年までみていくと2020年までの8年間は連続増配となっていましたが2021年より減配となっています。ですがここまでの推移をみていくと今後も増配をしていく可能性は感じられるので期待していきたいですね。

あらためてですが直近の配当利回りは1.55%で比較するとVOO(1.51%)・SPY(1.47%)・IVV(1.83%)ですので遜色ない水準になっています。

SPLDはバランスが取れた有能なETF

今回はS&P500連動ETFのSPLDについて解説をしてきました。

・経費率が0.02%と低いコスト
・低価格でS&P500に投資ができる
・その他S&P500連動ETFと遜色なし

まずはなんといっても経費率が0.02%と最低水準なので長期で買い持ちを検討するにもとてもいいですよね。また株価についてもVOO・SPY・IVVが400ドル程度になっているのに対してSPLDは50.73ドルと低価格になるのでこの点も長期積立も検討しやすいです。

たぱぞうさんも言及されていましたが株価からみて純資産は200億ドル近いですからので日本円に換算すれば3兆円近い点からも決して規模が小さいETFではありません。

上記のようにとてもバランスが取れていて有能なETFなのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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