QYLDに月額約10,000円を1年間投資した場合の配当を検証する企画。2022年8月よりスタートして毎月実績報告をしてきました。ここ数ヶ月空いてしまいましたが2023年7月分でついに最終の報告になります。
1年の投資結果と配当の合計など少額ではありますがどのくらいのポテンシャルがあるのかは理解はしていただけると思います。また2023年に入り上半期はナスダックが好調に株価を戻してきました。配当だけではなく株価の推移もまとめておきますのでご確認下さい。
ということで今回は「QYLD12ヶ月目の投資・配当最終報告」についてです。
【この記事をみて分かること】
・QYLDの概要
・基本情報
・2023年8月現在の株価
・組入銘柄上位10社
・年間購入実績
・年間配当実績
・配当スケジュール
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まだ口座を開設されていない方はぜひこの機会にご検討してみて下さいね。
QYLDとは
2ヶ月程実績報告ができていませんでしたのであらためてQYLDがどんなETFかから簡単に説明しておきます。運用会社はGlobal X社でナスダック100指数の値上り益(買値と株価の差額)ではなく、その値上り益を分配金として受け取るETFになります。
ちなみにナスダック100とは・・・
米国のナスダック市場に上場している流動性が高くてさらに時価総額(株価×発行済株式数)が大きい上位100社で構成される株式指数。例えば「GAFAM」の様な巨大テック企業(IT(情報技術)企業を含む、米国を代表する株価指数の一つ)が組み入れられています。
また公式サイトの情報は下記で確認ができます。
【ファンド概要】
カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。
【ファンドの目的】
手数料及び経費控除前の価格及び利回りという点について、CBOE NASDAQ-100®・バイライト・V2・インデックスに連動する投資成果を目指します。
概要は以上になります。
それでは基本情報・株価の推移・実績報告をしていきますね。
基本情報
ティッカー | QYLD |
名称 | グローバルX NASDAQ100・ カバード・コール ETF |
運用会社 | グローバルX |
ベンチマーク | ナスダック |
銘柄数 | 503 |
投資対象 | CBOE NASDAQ-100®・バイライト・V2・インデックス に連動する投資成果を目指す |
経費率 | 0.60% |
配当月 | 年12回 |
直近配当利回り (ブルームバーグ) | 12.05% |
設定日 | 2013年12月12日 |
まずは基本情報になりますがQYLDの最大の特徴は毎月配当ではないでしょうか。毎月1回必ず購入株数と利回りによって決まった額が入ってきますので第2のお給料として捉えられますよね。またブルームバーグで2023年8月9日現在で調べてみると直近配当利回りが12.05%でした。高配当でありかつ毎月配当であることから人気の理由が分かりますよね。
さらに年初来リターンをみると20.59%と驚異的な数字になっています。この点についてはナスダックが上半期に急激な上昇がありその影響からQYLDも大きく上がっています。ですがADライン(騰落株線)を確認してみると以前として低いままなのが気になりますよね。
※詳細は次章でお伝えします
では次章では実際に株価について解説していきますね。
株価について
上記は2023年8月9日現在のQYLDの株価チャートになります。2023年4月にゴールデンクロスを形成してからは50日移動平均線が下値のサポートラインになってジリジリと上昇をしてきました。
ですが前章でもお伝えしましたがナスダックのADライン(騰落株線)は以前として低いままで推移していました。
画像下の赤線チャートがADラインになります。画像上の株価は上がっていますがADラインが下がっているのはナスダックに含まれる一部だけが伸びている場合におきる現象。
実際には現状でみていくとエヌビディア・メタ・アップル・テスラなどの一部大手企業が暴騰していいます。そのためその他は上昇していないことを意味していると解釈ができます。つまり今後その一部が下がる場合はナスダックも下げ相場になると予想ができますよね。
この点を考慮すると現在はQYLDにフルベットのようなことはされないことが望ましいかと。特に私のような長期で資産形成を考えている方については一部の資金で毎月の配当を増やすイメージがいいのではないかと思います。
それでは次は組入れ銘柄もみておきますね。
組入れ銘柄
1位:アップル(テクノロジー)⇒割合11.01%
2位:マイクロソフト(テクノロジー)⇒割合9.44%
3位:アマゾン・ドット・コム(一般消費財)⇒割合5.59%
4位:エヌビディア(テクノロジー)⇒割合4.12%
5位:メタ・プラットフォーム(通信サービスサービス)⇒割合3.73%
※ブルームバーグより引用
上位5社の年初来リターンも確認しておきます。
特にエヌビディアの上昇は驚きですよね。上位にいる企業が軒並み急回復してきたことは理解できるかと思います。ですが8月に入ってからナスダックだけではないですが調整局面に入っていてさらに9月アノマリーで一旦は下降する可能性はありますよね。逆に考えると下げは買いの好機ではあるとも考えられまるのでもし下がった場合も検討の材料に入れてみるのもいいのではないでしょうか。
また上位5社の保有割合は33.89%でした。上位の銘柄の割合が大きい分で各銘柄の株価に影響を受ける可能性があります。その点については理解をして購入の際に確認をしてといいのではないでしょうか。
ちなみにNASDAQの上位5社のように上昇をする銘柄選定は独学では難しいですよね。
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それではQYLDは配当メインで検討する方も多いかと思いますが株価推移もチェックしておきますね。
購入報告
購入株数 | 購入額(ドル) | 為替レート | 合計額 | |
2022年8月 | 5 | 89.30 | 137.55 | ¥12,343 |
2022年9月 | 4 | 67.44 | 142.40 | ¥9,717 |
2022年10月 | 6 | 94.02 | 149.06 | ¥14,082 |
2022年11月 | 4 | 65.56 | 140.52 | ¥9,256 |
2022年12月 | 4 | 64.16 | 134.00 | ¥8,637 |
2023年1月 | 4 | 66.76 | 130.58 | ¥8,759 |
2023年2月 | 4 | 65.80 | 135.04 | ¥8,927 |
2023年3月 | 4 | 67.96 | 132.89 | ¥9,073 |
2023年4月 | 4 | 69.16 | 134.60 | ¥9,353 |
2023年5月 | 4 | 69.72 | 138.81 | ¥9,724 |
2023年6月 | 4 | 70.32 | 141.92 | ¥10,026 |
2023年7月 | 4 | 71.44 | 141.73 | ¥10,174 |
合計 | 51 | 861.64 | 138.26 | ¥120,071 |
※平均 |
購入金額は約12万で株数が合計で51株となりました。為替レートの平均は138.26円と上下はありましたが比較的円高に近い金額での購入だったかと思います。今後は実績報告はしませんが買い増しを継続していく予定です。着実にですが毎月配当の額を増やしていこうと考えています。
では次の章では配当実績の最終報告になります。
配当実績
購入株数 | 配当額(ドル) | 為替レート | 合計額 | |
2022年8月 | 0 | 0.00 | ¥0.00 | ¥0 |
2022年9月 | 9 | 1.08 | ¥143.73 | ¥155 |
2022年10月 | 15 | 1.77 | ¥147.34 | ¥261 |
2022年11月 | 19 | 2.27 | ¥133.73 | ¥304 |
2022年12月 | 23 | 2.68 | ¥132.99 | ¥356 |
2023年1月 | 27 | 2.82 | ¥127.75 | ¥360 |
2023年2月 | 31 | 3.26 | ¥134.92 | ¥440 |
2023年3月 | 35 | 4.26 | ¥131.28 | ¥559 |
2023年4月 | 39 | 4.86 | ¥133.33 | ¥648 |
2023年5月 | 43 | 4.72 | ¥141.18 | ¥666 |
2023年6月 | 47 | 5.47 | ¥147.31 | ¥806 |
2023年7月 | 51 | 6.08 | ¥144.47 | ¥878 |
合計 | 51 | 39.27 | ¥126.50 | ¥3,083 |
※平均 |
先程もお伝えしましたが購入合計は51株で配当額は39.27ドルで3,083円となりました。
人によっては少ないと感じる方もいらっしゃるかと思います。実際に少額での買い増しでしたので上記の結果でした。企画自体も毎月での購入でしたのでどんな方でも無理のない金額で設定をしみました。
ですが1ヶ月の配当額をみていただくと着実に上がっています。毎月の購入額を増やすことができればかなり大きい金額になると理解ができました。例えばですが毎月5万ずつもしくは年間60万QYLDを購入した場合だと上記額の約5倍になりますので毎月4,000円近い配当となります。
ポテンシャルはご理解をいただけたのではないでしょうか。購入方法については毎月ではなく株価をみてでもいいのでぜひ検討をしてみて下さいね。
では次章では購入の際に重要になる配当のスケジュールをお伝えします。
2023年配当スケジュール
権利落ち日 | 支払予定日 | |
2023年4月 | 4月24日 | 5月2日 |
2023年5月 | 5月22日 | 5月31日 |
2023年6月 | 6月20日 | 6月28日 |
2023年7月 | 7月24日 | 8月1日 |
2023年8月 | 8月21日 | 8月29日 |
2023年9月 | 9月18日 | 9月26日 |
2023年10月 | 10月23日 | 10月31日 |
2023年11月 | 11月20日 | 11月29日 |
2023年12月 | 12月28日 | 1月8日 |
支払いのスケジュールについてですが証券会社によって数日前後する可能性がありますのでその点はお気をつけ下さい。権利落ち日については購入される際に確認をすることをおすすめします。
株価推移が好調で高配当が魅力
まずは1年間毎月1万円の買い増し企画として記事を出してきましたが読んできてくださりありがとうございました。1年継続してみて感じたことを最後にまとめさせていただきます。
株価については2023年に入りNASDAQが好調だったこともあり最終的には順調に上がっていました。ですが株価については購入する際に確認で問題がないかと思います。
むしろ配当についてがポイントになるかと考えています。ブルームバーグで確認しても分かるように直近の配当率が12.05%とかなり高くなっています。さらに毎月安定していて配当額が落ちることもなく支払われています。そのため購入時期は検討が必要ではありますが毎月の配当を増やしたいときにはとても心強いETFだと考えています。
インカムゲイン重視で高配当ETFを保有されている方など配当金を増やしていきたいとお考えの際にはぜひQYLDを検討されるのもおすすめです。
またQTLDについては円建てでの購入も可能です。
詳細を知りたい方は下記の記事も読んでみて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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