このブログでは長期での資産形成を推奨していて2024年より新NISAがはじまりましたので活用しながら積立を行ないながら高配当ETFで目先の配当金をもらうことで今も未来も幸福度が高い生活を送ることをおすすめしています。
また配当金をもらうためにどのようなETFに投資をすればいいのか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は新NISAの成長投資枠で購入が可能な人気の高配当ETFの中でも配当に特化したSPYD(SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当 ETF )をご紹介してきますね。
ということで今回は「配当に特化した米国株ETFのSPYD」についてです。
【この記事をみて分かること】
・高配当ETFについて
・SPYDとは
・基本情報
・運用会社
・株価について
・組入銘柄・セクター比率
・過去の配当実績
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高配当ETFについて
まずはETFについて簡単にですが解説しておきますが「Exchange Traded Fund」日本語では「上場投資信託」で分かりやすくいうと上場をしている投資信託となります。
【特徴】
1.S&P500などの株価指数に連動
2.分散投資が可能
3.株式同様にリアルタイム売買が可能
4.信託報酬が安い
さらに配当利回りが基本的には3%以上のETFを一般的に高配当ETFと言われています。
ちなみに高配当ETFについて詳しく知りたい方は下記の記事もあわせて読んでみて下さいね。
SPYDとは
まずは正式名称ですが「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」でベンチマークはS&P500®高配当指数でS&P500指数の採用銘柄のうち配当利回りが高い約80銘柄のパフォーマンスを計測する指数です。
特徴としては配当利回りが高く、さらに手数料が安い点でBloombergのデータでは2022年12月現在でで約4%となります。
※2024年1月2日のデータでは5.45%
またセクターについては上位4つでみると金融(22.1%)(24.46%)、公益事業(14.91%)(14.68%)、不動産(14.35%)(21.90%)、エネルギー(10.25%)(6.66%)です。
その他は生活必需品、ヘルスケア、コミュニケーション・サービスなどになっています。
金融、不動産などの景気に左右される可能性がある比率が高いですが一方で配当が高い傾向のかるセクターになっている点からも高配当と言わるのも納得できるのではないでしょうか。
上記が概要になりますが次章から詳細について解説をしていきますね。
基本情報
ティッカー | SPYD |
名称 | SPDR ポートフォリオ S&P 500 |
運用会社 | ステイト・ストリート |
ベンチマーク | S&P 500 高配当指数 |
銘柄数 | 77 |
投資対象 | S&P 500 高配当指数の価格と利回りの パフォーマンスに対応する 投資結果を提供することを目指しています。 |
経費率 | 0.03% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 5.45% |
設定日 | 2015年10月22日 |
特徴として配当が高い点もそうですが経費率も際立って低い設定になっています。長期でホールドする場合はとても重要になるので検討材料になるのではないでしょうか。また年4回の配当がある点も再投資もしくは直近の生活費としても検討ができるので個人投資家にとってはとても心強い特徴になるのではないでしょうか。
では次章ではSPYDを運用している会社についても解説しておきますね。
運用会社
運用はステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社という会社でバンガード・グループと並ぶ世界最大級のアメリカ系金融機関で57ヵ国10カ所の拠点で約4.02兆ドル(約4.9兆米ドル)の資産を運用している世界最大級の運用会社です。
公式HPからETFは50種類ほどあるようことが分かりますが代表的なところだとSPY(SPDR® S&P 500® ETF)で経費率は0.0945%やXLE(エネルギー・セレクト・セクター SPDR® ファンド)で経費率は0.10%となります。
SPYなどの経費率をみるとバンガード社に比べて高い印象ですがSPYDはその点も0.07%ととても低い設定なので安心して検討できると思います。
SPYDの経費率の低さも理解したところで次は株価チャートもみていきますね。
株価について
【株価】
39.19ドル(2024年1月2日現在)
【トータルリターン】
3ヶ月:+13.28%
1年:+3.96%
3年:+10.95%
5年:+7.92%
株価については2023年10月27日の直近底値から12月29日まで約18%も上昇をしてきていました。これはFRBの政策金利(FFレート)の利下げ期待を投資家が織り込んだ結果になるのではないでしょうか。また現在は米国は景気後退せずにソフトランディングの可能性も高まってきていますので今後も上下はするかもしれませんが上昇余地はあると思います。
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ではこの株価を構成している銘柄とセクターについて次章で解説してきますね。
組入銘柄・セクター比率
上記銘柄は2024年1月2日現在のBloombergのデータです。
1位:シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス(1.82%)
2位:NRGエナジー(1.72%)
3位:フィリップス66(1.57%)
4位:アムジェン(1.54%)
5位:キーコープ(1.53%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
■セクター比率
【上位5セクター】
1位:金融(24.46%)
2位:不動産(21.90%)
3位:公益事業(14.68%)
4位:素材(8.03%)
5位:エネルギー(6.66%)
上位3セクターの金融・不動産・公益事業で全体の約60%を占めていますが景気の影響を受けやすく、そのため価格が変動しやすいETFと考えておく必要があるのではないでしょうか。
構成銘柄とセクター比率はご理解いただけたかと思いますので次章では特徴になる配当について解説をしていきますね。
過去の配当実績
年度 | 配当金(ドル) | 利回り(%) |
2023年 | 1.83 | 4.66% |
2022年 | 1.98 | 4.72% |
2021年 | 1.55 | 4.70% |
2020年 | 1.63 | 4.16% |
2019年 | 1.75 | 5.13% |
2018年 | 1.62 | 4.32% |
2017年 | 1.42 | 4.08% |
2016年 | 1.51 | 5.17% |
2015年 | ||
2014年 | ||
平均 | 1.66 | 4.61% |
SPYDは設定が2015年10月22日のため2014年と2015年についてはブランクになりますが念のためですが2015年は12月のみ0.33ドル配当があったようです。また年間利回りをみても分かりますが一般的に高配当ETFは3%以上と言われていますのでSPYDは比較的高い利回りだと理解できるのではないでしょうか。
この点については検討材料の優先順位は高めで考えられるといいと思います。
結論、SPYDは配当金狙いの方にみているETF
今回は高配当ETFの代表となるSPYDについて解説をしてきましたがあらためてポイントをまとめておきますね。
①配当利回りが高い
②経費率が低い
③株価の変動幅が比較的少ない
1番の特徴として配当利回りが高い点になりますが若干ですが株価大きく上昇しない点は理解が必要だと言えますが株価の大きな上昇がない点については高配当ETF全般に言えるので覚えておいていただければと思います。
その分でインカム(配当)での資産拡大ももしくは直近の資産形成にて考えてコアは積立もしくはVTIなどキャピタルもインカムどちらも狙えるETFなどにしておいてサテライトでSPYDを検討するのもいいかと思います。
またなにより株価が安い点がこれから高配当ETFをこれからはじめる方も資金の一部を少額スタートできる点もSPYDは安心ですよね。ですので配当金生活をはじめるうえで最初の1つに検討をしてみるのはいかがでしょうか。
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