【「はじめての資産運用」レビュー】利回り重視の投資術【再現性高いので必見】

株式投資

投資をする際に「どんな商品を選ぶか」はとても悩みますよね。

・個別株1択で集中投資して最速で稼ぎたい
・長期投資を考えているのでじっくり稼ぎたい
・配当や優待を狙って高配当な商品で稼ぎたい

など投資は人それぞれのスタイルがあるのではないでしょうか。

商品選びの参考になる情報として無料でありながらとても勉強になるBコミさんの書籍では利回りを重視した運用を勧められています。

ということで今回ははじめての資産運用を読んで学んだ利回り重視の投資術についてまとめました。

有益な情報なのでぜひシェアさせていただきます。

坂本 慎太郎(Bコミ)さんとは

ではまずは坂本慎太郎さんの経歴からご紹介します。
証会社での株ディーラーや保険会社でファンドマネージャーをされていました。

現在は独立をされていて雑誌・書籍や、ラジオ・テレビへ出演。
証券会社のセミナー講師なども行っているのですが私が別の記事で紹介したGFSでも講師をされています。

GFSの紹介はこちら

本当に幅広く活躍されていて株式会社以外にも債券、不動産、太陽光発電所などや様々な投資を経験しています。

今回紹介する書籍は初心者がみても分かりやすくかつ投資をされている方もとてもためになる内容でした。
今なら「はじめての資産運用」が無料で手に入れることができます。

個人的には読み返したい内容だったのでひこの機会に入手しておいてほしいと考えています。
では利回り重視の投資術について解説していきますね。

銀行預金の金利もインカムゲインだけど

まず最初は銀行預金についてです。
銀行に預金すると金額に応じて「金利」がつくためインカムゲイン(資産を保有中に得られる収益)を得ることができます。

ですが現状は銀行預金は利子が低いです。
なので資産の置き場としては魅力がないと著者は言います。

普通預金の金利が1番高いあおぞら銀行(2020年8月時点)で0.2%です。
それ以外を見ても0.001〜0.005%となります。

資産1億円をすべて銀行預金にまわした場合で金利0.002%であれば年間20万円しか増えないんです。
この書籍では運用で年利5%を目標にしてますのでかなりの差が出てしまいます。

具体的に一昔前では預金でも年利5%程度はありました。
ノーリスク(元本保証)で5%を手にできるため日本は「貯金信仰」が強いと言っています。

ですが現在は雀の涙しかない金利の銀行預金は「資産を増やす」という観点ではおすすめできないということです。
上記からリスクはあるけど資産を増やしたい方には投資を勧めていると理解ができますよね。

株主優待も「利回り」としてカウントできる

次に株主優待について解説です。
この本では年利は最低2%、目標は5%での長期積立て投資を推奨しています。

株式は一般的にキャピタルゲイン(安いところで買い高いところで売って得る利益)をイメージする方が多いのではないでしょうか。
ですが著者は長期で積立てをして資産運用をする場合は「インカムゲインを狙える銘柄」に絞った投資をしようと言っています。

例えばクオカードなどチケットショップで換金できるものも利回りとしてカウントできます。
5万円の投資で3千円のクオカードが優待でもらえた場合は利回りが6%になりますよね。

一般的な場合は100株保有からもらえるケースですが1株から株主優待をもらえる企業もあります。
さらに投資額が増えると利回りが下がるため運用資金が小額のうちは活用を推奨していました。

配当の「利回り」を中心に考える

次は株式を保有することで得られるもう1つのインガムゲイン「配当」についてです。
ちなみに配当とは「企業が得た利益の一部を株主へ還元すること。

日本は年1〜2回でアメリカは年3〜4回が多いのも知っておくといいかもですね。
ルールとしては権利確定日(各企業の決算日が多い)の3営業日までに株式保有することで株式名簿み登録されます。

注意点として権利確定日後に買っても配当金をもらえないので何月何日が確定日かも調べてから購入して下さい。

また株式を買う際のポイントとして「配当利回り」をあげていました。
例えばA社は1株あたり10円でB社は2円などばらつきがあります。

額だけみればA社がいいとなりますが株価に対する利回りでみる必要も。

A社 株価10000円 1株あたりの配当10円 配当利回り0.1%

B社 株価100円     1株あたりの配当2円   配当利回り2%

上記よりB社の購入のほうが利回りがいいと理解できますよね。

この本で推奨する「最低2%の利回り」を考慮すると株式においては「配当利回りの高い銘柄選定」が方針となります。

ランキングには気をつける

ここまでで株主優待と配当利回りを加味する重要性について解説してきました。
この章では注意点についてです。

具体的には高配当の銘柄を探す際に雑誌などでよくある「高配当利回りランキング100選」などは気をつけたほうがいいと言っています。
理由は株価が下がっても配当がそのままの額だと配当利回りは高くなるためですね。

ランキングなどの選定は単純に配当利回りのみを観ているので株価や企業業績は考慮していないそうです。
もしランキングから探すとして上位100社を切り捨てて以下より探すことも検討はできるのではと言っています。

この点は我々個人投資家は気をつけたいところですね。

さらに配当狙いであれば値動きよりも「安定して配当を出し続けているか」の重視を推奨されていました。

証券会社が提供しているツールに「過去◯◯年の収益」や「過去◯年分の配当推移」などから一定期間の業績や配当実績をスクリーニングできるものがあります。
目星をつけた後はこのようなツールでスクリーニングが最適解ですね。

ちなみに私のおすすめはこちらです。
ぜひ活用してみて下さい。

では次の章では高配当の選定に関する基礎知識について解説します。

高配当の選定は「低PBR株」「低PER株」が基本

PBR = 株価が直前の本決算期末の「1株当たり純資産」の何倍になっているかを示す指標。

PER = 株価が「1株当たりの当期純利益(1株当たり利益)」の何倍になっているかを示す指標。

配当利回りが高い銘柄に投資をする際に気をつける点としてグロース株(成長株)は避けたほうがいいと著者は言っています。

理由は株式市場では数年先の業績まで織り込まれているので株価が割高の可能性があるということです。
さらにボラティリティ(株価変動)が大きいので仮に10%利益が出た後で同じく10%の損失が出る可能性はあります。

さらにキャピタルゲイン(安いところで買い高いところで売って得る利益)を狙った投資をする場合はグロース株は「椅子取りゲーム」のようなものなので高値づかみをする可能性を危惧しています。

そのため低PBR(資産株)・低PER(割安株)の銘柄から配当利回りが高いものを選択する戦略となります。

あわせて著者は余裕資金がある場合と限定していますが資産運用の初期段階で「成長株」を買うのもありだと言っています。

ですが自分の積み立て用ポートフォリオとは別の口座で行うようにとのこと。
理由は成長株はボラティリティ(価格変動)が高いためポートフォリオに組み込んでしまうと全体の変動率を上げてしまうからとのことです。

結論として基本的には成長株による資産の増減はアテにしないとのことでした。

「成長株」の投資有無についてはそれぞれの考え方はありますが比較的に株価の変動が少ない投資がいいことは理解ができました。

では次はどのような株式をポートフォリオに組み込むべきかについてです。

ポートフォリオに組み込む株式の選び方

①構成銘柄は内需株中心
②セクターの偏りを避ける

✓構成銘柄は内需株中心

内需株とはインフラ企業など国内に事業の需要がある企業です。
基本的にその中から配当を重視して選びましょうとのこと。

外需株(自動車メーカーなど、国外にも拠点がある企業)は非常に景気に左右されやすいためです。
景気悪化時に減配される傾向があるため配当狙いの運用には不向きだからです。

とはいえ、「外需株は完全にアウト」というわけではないようです。
できれば内需株の中で「安定した業種」「配当が高い銘柄」を基準に運用銘柄を選択するのがおすすめとのことでした。

・長期保有を検討できる
・配当継続の可能性が高い

内需株は上記2点から安定した資産運用につながります。

✓セクターの偏りを避ける

②についてですが内需株を前提として分散投資の観点から特定の業種やセクターだけに絞った運用を避けるという意味です。

例えばですが不動産も内需になります。
ですがポートフォリオの株式をすべて不動産のみに絞ってしまうと不動産相場が崩れた際に損失が大きくなります。

そのためいくら高配当であっても特定の業種やセクターに偏った買い方は注意して下さい。
例えば「NTT(通信)」「JT(たばこ)」「公共事業銘柄」のように分散させて運用するのが基本だと言っています。

ちなみにポートフォリオについて詳しく知りたい方は(【投資初心者にも必要】ポートフォリオをわかりやすく解説【作成アプリも紹介】)をあわせて読んでみて下さいね。

では次は海外投資も視野に入れるメリットについてです。

海外投資も視野に入れる

・外国株式(米国)が日本に比べて成長している
・グローバル展開している大手の株が基本
・暴落時は「米国の連続増配銘柄」も候補

外国株式(主に米国株式)については基本的に日本よりも成長している点をあげています。
国の年金も市場にかなりの額が入ってるのが特徴。

つまりは市場全体で考えた際に「ポートフォリオの中に海外の成長を取り込む」という意味でも外国株式は非常にメリットがあるとのこと。

ですが海外企業を日本企業と同レベルで知ることはハードルが高い。
そのためグローバル展開している大手企業の株を買うのが基本的な方針となるそうです。

日本株と同様、基本的にはそれぞれの国の中での内需株を買っていくとのこと。
例えば米国であれば「トイレタリー業界」「P&G」「コカ・コーラ」「米国国内の鉄道会社」などを勧められていました。

ですが相場が暴落したときには「米国の連続増配銘柄」も候補に上げておくといいそうです。
平常時にはこうした銘柄はかなり買われるため増配していても利回りは低いので旨味がないためとのこと。

その逆で暴落時には優良な銘柄を利回りが高い状態で買うことができるためです。
もし海外株を運用することに抵抗がある場合はETFを選択するやり方がいいと言っています。

例えば「ヘルスケア ETF」「鉄道・インフラ ETF」などは前述の企業なども構成銘柄に含まれるので間接的に海外企業に投資することができます。

このように海外投資も視野視野に入れながら情報を集めてみて下さいね。

ミニ株の活用もおすすめしています

ここでミニ株も活用するといいとの話がありました。
ポイントとしては株の価格についてです。

例えばユニクロを運営するファーストリテイリング(9983)を例にあげていました。
株価は、2021年3月時点で95,870円なので1単元(100株)購入すると1千万円近く資金が必要。

この本で推奨している「ドルコスト平均法」は毎月数万円を積み立てていくことです。
こうした高額な銘柄はいくら利回りが良くても手が出ません。

そこでいくつかの証券会社でやっている「ミニ株」というサービスがいいと言います。
通常の株取引では100株からの売買ですがミニ株は1株から株式を購入可能。

ちなみにミニ株は「売買回数に制限がある」「優待がもらえない」というデメリットはあります。
ですが配当や差益は通常の売買と同様に受け取ることができるのでドルコスト平均法とも相性が良いです。

上記のファーストリテイリングのように1株当たりの価格が非常に高い銘柄もあります。
その場合は資金が大きくなったら買うというスタンスでよいでしょうとのこと。

ぜひミニ株での投資も検討してみて下さいね。

ちなみにミニ株についてより詳細に知りたい方は(初心者向けの節約投資でスモールスタート【少額からはじめられます】)も読んでみて下さい。

利回り重視の投資術とは

今回は利回り重視の投資術について解説してきました。
利回りを考える際はキャピタルゲイン(安いところで買い高いところで売って得る利益)ではなくインカムゲイン(資産を保有中に得られる収益)になります。

①配当 ②株主優待
そして株式を買う際のポイントとして「配当利回り」とのことです。

A社 株価10000円 
1株あたりの配当10円 配当利回り0.1%

B社 株価100円    
1株あたりの配当2円   配当利回り2%

上記よりB社の購入のほうが利回りがいいと理解できますよね。

またグロース株(成長株)はボラティリティ(株価変動)が大きいので仮に10%利益が出た後で同じく10%の損失が出る可能性はある。

そのため低PER(資産株)・低PER(割安株)の銘柄から配当利回りが高いものを選択する戦略になります。

①構成銘柄は内需株中心
②セクターの偏りを避ける

内需株とはインフラ企業など国内に事業の需要がある企業です。
また高配当であっても特定の業種やセクターに偏って購入は避けるとのことでした。

最後は「海外株式も視野に入れる」です。

・外国株式(米国)が日本に比べて成長している
・グローバル展開している大手の株が基本
・暴落時は「米国の連続増配銘柄」も候補

もし海外株を運用することに抵抗がある場合としてETFを推奨されていました。
「ヘルスケア ETF」「鉄道・インフラ ETF」などです。

分散効果も考えていこうとなっていましたね。
上記が本から学べた利回り重視の投資術でした。

私が重要だと感じた点をまとめていますので記事ではお伝えできていない内容もあります。
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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