2025年4月に入り関税の影響や景気後退懸念から不透明性が嫌気されて米国株は大きく下げました。実際にS&P500は2月19日の6,136ドルから4月4日では5,072ドルと17%程度の下落をしています。
昨年の8月以降は2月まで順調に上がっていましたが減速してきた感じを受けますよね。今後も引き続いて関税問題がどこまで落ち着くかなど悪材料が多い印象を受けます。
また株式市場はおおよそ10年周期でのトレンドで動いていることを考えると2010年からの米国株ブームが落ち着く可能性もあります。そのため現状では違った国への投資を検討はしておくフェーズに差しかかかっているのではないでしょうか。

ということで今回は「米国外の全世界へまとめて投資が可能なETF VXUS」についてです。
【この記事をみて分かること】
・VXUSについて
・基本情報
・株価について
・組入れ銘柄と国別構成比率
・配当実績
・VXUSまとめ
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VXUSについて

正式名称は「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF」でFTSEグローバル・オー ルキャップ(除米国)インデックスに連動する投資成果を目指しているETFになります。
米国を除く全世界の株式市場の動向を表す株価指数で世界の大型株、中型株、小型株を網羅しており、時価総額加重平均型の指数になっています。
ちなみに国別構成については詳しくは後述しますが米国を除く北米、欧州、日本などの先進国株式、中国やインドなどの新興国株式の米国以外の全世界と考えていただけるといいかと思います。
現状は前述もしましたが関税問題や景気後退の懸念から米国市場に不透明感がある中で米国市場が上値が重たい状況が続いていますよね。そんな中で米国以外の国へ投資を検討する際の参考にして頂ければと思います。
基本情報
ティッカー | VXUS |
名称 | バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF |
運用会社 | バンガード |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オー ルキャップ(除米国)インデックス |
銘柄数 | 8580 |
投資対象 | 米国を除く全世界の株式市場の大型株、中型株、小型株を網羅する FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックスに 連動する投資成果を目指す |
経費率 | 0.05% |
配当月 | 年4回 3/6/9/12月 |
直近配当利回り (ブルームバーグ) | 9.39% |
設定日 | 2005年3月10日 |
【運用会社】
バンガード
「インデックス・ファンドの父」として知られているジョン・クリフトン・ボーグル氏が創業者で世界で初めて個人向けインデックス・ファンドを設立しました。
個人投資家も長期的に購入をしやすいようにバンガードは幅広く分散していてコストの最小化をしている点が特徴になります。また世界最大級の資産運用会社になるのでとても安心感を持てるのではないでしょうか。
【銘柄数】
8580銘柄
なんといっても銘柄数の多さが際立っていますよね。ある意味では米国以外の全ての国への投資と考えてもいいかと思います。世界分散という観点でもとても有力な投資対象になりえると感じます。
【経費率】
0.05%
さすがバンガードと言える経費率ですよね。分散ができているにも関わらずでこれだけ低い設定ですのでこの点については申し分がないのはないでしょうか。
【直近配当利回り】
1.37%
年間配当利回りについては後述していますがおおよそで3%前後になっているので高配当に近いETFと言ったところになると思います。
それでは次章で株価について触れておこうと思います。
株価について

【VXUS株価】
55.89ドル(2025年4月8日現在)
VXUSのチャートをみると3月20日にゴールデンクロスを形成していました。
ですので今回の関税問題の影響で直近は下がりましたが、今後は期待ができるのではないないでしょうか。また株式のトレンドは1度変わると10年程度続くと言われていますので分散が聞いているVXUSはこの時期に検討が必須と言ってもいいのではないでしょうか。

検討の材料として下記の4つのETFを参考までにですが確認しておいて下さい。
念のためですがVXUS(青)と新興国(VWO:黄色)・全米(VTI:オレンジ)・VT(全世界:水色)のトータルリターンを比較しておこうと思います。先日の大きな下落から年初来で見ていますがどのETFも全てマイナスリターンになっています。
ですが明らかにVXUSがマイナスが少なくなっています。
VTIと年初来で比較すると約3倍アウトパフォームしていることが分かります。さらにVXUSの次が新興国ETFになるVWOが勝っていて、この点からもトレンドが変わってきていることはご理解いただけるのではないでしょうか。
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組入れ銘柄と国別構成比率
■組入れ銘柄

上記銘柄は2025年3月14日現在のBloombergのデータです。
1位:台湾セミ・コンダクター(2.24%)
2位:テンセント・ホールディングス(1.17%)
3位:SAP(0,93%)
4位:アリババグループ・ホールディング(0.86%)
5位:ノボ・ノルディスク(0.86%)
上位に入る企業は多くの方がご存知な大手企業ばかりが名を連れねていますよね。ですが分散が聞いている点から上位5社ですら数%の組入れとなっているのがある意味で特徴とも言えるかもしれませんね。
では国別構成比率も確認をしておこうと思います。
■国別構成比率

【上位5国】
1位:日本(15.50%)
2位:イギリス(9.70%)
3位:中国(8.70%)
4位:カナダ(7.50%)
5位:フランス(6.20%)
パフォーマンス次第では比率は大きく変わる可能性がありますが我らが日本が組入れの1位となっていました。バンガード公式サイトから国別の構成比率は確認ができますのでご興味がある方はご覧下さい。
配当実績
年度 | 配当金(ドル) | 利回り |
2024年 | 1.984 | 3.42% |
2023年 | 1.881 | 3.64% |
2022年 | 1.599 | 2.52% |
2021年 | 1.968 | 3.27% |
2020年 | 1.287 | 2.31% |
2019年 | 1.705 | 3.61% |
2018年 | 1.500 | 2.64% |
2017年 | 1.553 | 3.39% |
2016年 | 1.344 | 2.98% |
2015年 | 1.276 | 2.64% |
平均 | 1.568 | 2.92% |
過去10年を見ておくとおおよそですが3%程度が実績になっていました。一般的には3%以上が高配当と言われていますのでほぼ高配当ETFと言っても間違いがないのではないしょうか。
VXUSまとめ

今回は米国以外の全世界ETFと言えるバンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFについて解説をしてきましたがいかがでしたでしょうか。
【運用会社】
バンガード
【銘柄数】
8580銘柄
【経費率】
0.05%
【直近配当利回り】
1.37%
(過去10年 年間平均2.92%)
基本情報になりますが米国以外の国へ分散がとてもできていてかつほぼ高配当で経費率もとても低く、株価もリーズナブルで購入しやすいETFと言えるのではないでしょうか。
またチャートをみると2025年3月20日にゴールデンクロスを形成しているので今後に期待ができる状況になっています。またVXUSとVEO(新興国)・VTI(全米)・VT(全世界)のトータルリターンを比較してみるとVXUSが断トツでなんとVTIの3倍のパフォーマンスだったことも分かりました。
このように米国株のトレンドが変わった可能性がある中で株式市場のトレンドは10年スパンで継続することを考えると検討はしておくといいETFになるかと思います。
リスク分散という観点からも米国株の比率を下げて新興国や米国外への投資もぜひ検討をしてみて下さいね。この記事がその際の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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