11月6日は個人投資家の方も注目をしていました大統領選挙の開票日で結果はトランプさんが当選しましたね。透明性が出てきたことによって当日は株・ドル・ビットコインと多くのアセットが上昇していたのではないでしょうか。
今後もトランプ銘柄と多くの情報が出てくると思うので投資の楽しみとして一緒にみていけたらと思います。
その少し前になりますが11月1日に広瀬隆雄さんがインヴァスト証券のサイトで「アメリカのマーケット展望【2024年11月度】」で短期の見通しを出されてから11月6日には「雇用統計の結果」を出されていました。
このブログでは毎月後追いをしておりますので今月も備忘録として短期の見通しをまとめておこうと思います。
ということで今回は「広瀬隆雄さんのアメリカのマーケット展望【2024年11月度】」についてです。。
【この記事をみて分かること】
・米国経済の現況
・雇用統計の結果
・企業業績
・短期の相場見通し
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米国経済の現況
10月30日に発表された第3四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.8%でした。
広瀬氏はこれは第2四半期の実績+3.0%から少し減速しているものの立派な数字と言えると述べていて、また過去2年間を平均すると2.95%で成長しており安定感があるとのことでした。
一方で9月の消費者物価指数(CPI)は前年比+2.4%であり連邦準備制度理事会(FRB)がターゲットにしている2.0%にだいぶ近づいてきていると言っていて、景気面でも物価面でも米国経済は概ね満足の行く展開になっていると仰っていました。
ちなみに10月のCPIについて確認すると2024年11月13日にBloombergが「米CPIコア指数、3ヶ月連続で同率の伸び-インフレ抑制足踏み」と報じていました。内容としてBloombergの算出によると、コア指数は過去3ヶ月の年率ベースでは3.6%上昇し、4月以来の高い伸びでだったようです。
上記の点からインフレとの闘いが足踏み状態となっていることを今回の数字は浮き彫りにしているとのことでした。新たに10月に強い数字が出てきたことでインフレ懸念についてはもう少し追ってみておく必要がありそうですのでこのブログでもまた進捗はお伝えをしていこうと思います。
雇用統計の結果
■非農業部門雇用者数
11月1日(金)、10月の非農業部門雇用者数が発表され予想+11.3万人に対し結果+1.2万人と極めて低い数字だったと広瀬氏は述べています。
ただし今回のデータはボーイングのストライキで−4.4万人の影響を受けたことに加え多数の死者を出した2つの大型ハリケーンが相次いで米国南部を襲ったという一時的な事情を含んでいます。その意味で余り深読みすることは意味が無いとのことでした。
■失業率
一方で失業率は予想に一致する4.1%で広瀬氏はこの点について言及をされていませんでした。
ですので11月5日にニッセイ基礎研究所がこちらの記事で失業率は10月が4.1%と前月から横這いとなった結果、サームルール指標は10月が+0.43%ポイントと景気後退の開始を示すとされる+0.5%ポイントの水準を4ヵ月ぶりに下回ったとのこと。
このため足元で米景気後退の兆候がみられない中でサームルール指標は景気後退に関して間違ったサインを出した可能性が高まったとしていました。ちなみにサームルールは直近3カ月間の平均失業率が過去12カ月間の最低値を0.5%ポイント以上で上回った場合に景気後退の始まりを示す指標です。
上記FREDでサー画像はサームルールのこれまでの点滅状況になりますが景気後退時(グレーゾーン)では必ず0.5%を越えていましたが現在は一度0.5%を越えましたが下がってきたということです。
つまり景気交代になる可能性が低い状況であると理解ができるのではないでしょうか。
■平均時給
平均時給についても広瀬氏は言及をされていませんでしたので2024年11月8日にマイナビニュースのレポート「米月10雇用統計レビュー 10月の平均時給は35.46ドルで過去最高を更新」より一部を抜粋させて頂きます。
10月の平均時給は35.46ドルと前月の修正値35.33ドルから0.13ドル増加。
伸び率は前月比+0.4%、前年比+4.0%で、前月比では市場予想の+0.3%を上回ったとのことでした。
前年比では予想通りだったが伸び率は前月の修正値+3.9%から0.1ポイント加速していて、米国では賃金上昇率がインフレ率を上回る状態が続いているようです。
ですので平均時給は堅調な伸びを維持していて、賃金上昇の流れに変化はなかったうように感じます。
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企業業績
広瀬氏が記事を出されていた11月1日時点では第3四半期の決算発表シーズンの真っ只中で、10月25日までにS&P500指数採用企業の37%が決算発表を終え、EPSでは79%の企業が、売上高では59%の企業がアナリストの事前コンセンサス予想を上回る結果で、売上面でのパフォーマンスは平年よりやや悪いと広瀬氏は述べていました。
ちなみに工業、ヘルスケア、エネルギー分野の企業が苦戦しているとのこと。
ハイテクは概ね予想を上回る決算を出していて、とりわけ大手ハイテク企業の決算は高水準のAI関連設備投資が維持されるかどうかを占う上で注目されていました。
その点、決算自体は事前予想をクリア。しかし投資家は過剰なAI投資に神経を尖らせています。なぜなら償却負担増が今後の利益を圧迫するからで、大手ハイテクの株価が下降線を辿ればそれらの経営陣はいずれAI投資を絞り込む決断をすると思われるとお考えです。
それが半導体などAI投資で恩恵を被る銘柄にとっての大きなリスクだと仰っていて、この点は個人投資家も頭に入れておくといいのではないでしょうか。
ちなみに11月12日時点でファクトセットで最新を確認するとS&P500企業の91%が第3四半期の収益を報告していいるとのことでした。
この企業のうち75%が平均EPS予測を上回る実績EPSを報告していて、5年平均の77%を下回っていて、10年平均の75%と同等。また全体として収益は予測の4.3%を上回っていますが、5年平均の8.5%と10年平均の6.8%を下回っているとのことでした。
全体的にみても広瀬氏が仰る通りで過去平均よりは下回っているイメージになるようです。決算はとても重要になりますので今後も大手ハイテクやAI企業など気になる企業はぜひみなさんも確認をお願い致します。
短期の相場見通し
最後に広瀬氏の短期の見通しについてになります。
まずS&P500指数の向こう1ヶ月のターゲットは5,800とされていました。
この記事を書いている11月14日時点で比較すると下になる予想となります。
広瀬氏が記事を出した時点では11月5日は大統領選挙の本投票日で今回の選挙は大接戦でありどちらの候補が勝ってもおかしくないと予想。選挙の結果を巡って世論が紛糾する可能性があり、従って不透明感は開票結果が判明した後も続く懸念があると述べていました。
※ご存知の通りでトランプ氏が大統領に返り咲きました
このため11月の米国株は前半軟調、後半に戻すと予想をされていました。
なお11月後半から12月にかけて例年マーケットは堅調であることが知られており今年もそのパターンを踏襲すると仰っていますのでここから先が上に行く可能性も頭に入れておくいいのではないでしょうか。
記事の投稿が少し遅くなりましたが広瀬氏の11月短期の相場見通しになります。ぜひこの記事が投資の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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