2024年第1四半期の決算発表も終わりに近づいてきましたがご自身が保有する銘柄の状況はいかがでしたでしょうか。また気になる銘柄は見つかりましたでしょうか。
このタイミングで私が投資の勉強をさせて頂いています広瀬隆雄さんが楽天証券のトウシルで2024年5月10日に注目の米国小型成長株6銘柄の決算ハイライトを出されましたので検討の参考になるかと思いますのでシェアをさせて頂きます。
ということで今回は「【広瀬隆雄さん】米国小型成長株 注目の6銘柄 決算ハイライト」についてです。
【この記事をみて分かること】
・決算で確認しておきたいこと
・第1四半期決算の現状
■注目銘柄
・アステラ・ラブス
・レディット
・デュオリンゴ
・クラビヨ
・アームHD
・エアビーアンドビー
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決算で確認しておきたいこと
まず最初に以前にSBI証券の記事で広瀬氏が決算の大切さについて言及されていましたのでシェアさせて頂きます。広瀬氏は良い決算とは四半期決算の発表に際し、次の3つの条件を全てクリアする決算を指すと述べていました。
①EPSがアナリストの
コンセンサス予想を上回ること
②売上高がアナリストの
コンセンサス予想を上回ること
③ガイダンスがアナリストの
コンセンサス予想を上回ること
またここでガイダンスとは、来期、今年通年のEPSならびに売上高に関する会社側、すなわち財務部長の予想を指すとのこと。
ではなぜ広瀬氏はなぜ良い決算にこだわるか?
今回良い決算を出した企業は、来期も、その次も良い決算を出し続ける確率が高いからと述べています。「これでもか、これでもか!」と立て続けに良い決算を出し続ける株が、「テンバガー(10倍株)」になることが知られているとのことでした。
また逆に上に示した条件のひとつでもとりこぼした銘柄は、即、売却してくださいと注意を促していました。迷いは禁物で、その理由はひとたび悪い決算を出した会社は、だらしなく次も、その次もしまりのない決算を出すリスクが極めて高いからと仰っています。
愚直に、良い決算を出し続ける銘柄はHOLDし続け、悪い決算を出した銘柄はサッサと売却するということを励行するだけで、あなたの投資成果は見違えるほど良くなると広瀬氏が言及をされていました。
上記を頭に入れた状態で注目銘柄の内容も確認して頂ければと思います。
第1四半期決算の現状
2024年5月10日のFactSetにて確認すると、2024年第1四半期(S&P500種構成企業の92%が実際の業績を報告)については、S&P500 種構成企業の78%がEPSをプラス、59%が売上高のプラスを報告しているとのことでした。
現状について広瀬氏は第1四半期決算発表シーズンは小型株に移って来ていて、また結論から言えば内容はまちまちだと仰っていました。
今回の記事でははその中でも注目度の高い6銘柄について選出されていました。ですのでその6銘柄について広瀬氏のご意見も含めて解説をしていきますね。
アステラ・ラブス
株価(2024年5月13日現在)
70.08ドル
【トータルリターン】
年初来:ー
1年:ー
【設定】
2024年3月20日
■第1四半期決算結果
【EPS】
予想:4セント
結果:10セント
【売上高】
予想:5,670万ドル
結果:6,530万ドル
【売上高成長率】
前年同期比:+268.9%
前期比:+29%
■新ガイダンスについて
第2四半期のEPSは予想6セントに対し新ガイダンス11セント、売上高は予想6,280万ドルに対し新ガイダンス7,183~7,314万ドルが提示されました。
■広瀬氏より
同社株は決算発表後売られましたが、その理由は前期比売上高成長率が鈍化していると指摘されたからだと。しかし決算自体はEPS、売上高、ガイダンス全て事前予想をクリアするいわゆる「良い決算」の定義に適っていると仰っていました。
従ってこの銘柄は保有し続けてよいと思います。
レディット
株価(2024年5月13日現在)
53.53ドル
【トータルリターン】
年初来:ー
1年:ー
【設定】
2024年3月20日
■第1四半期決算結果
【EPS】
予想:-8.75ドル
結果:-8.19ドル
【売上高】
予想:2.14億ドル
結果:2.43億ドル
【売上高成長率】
前年同期比:+48.4%
■新ガイダンスについて
第2四半期の売上高は予想2.27億ドルに対し新ガイダンス2.4~2.55億ドルが提示されました。
■広瀬氏より
レディットの場合、全ての項目で楽々と市場参加者の期待を上回る「良い決算」なので保有し続けてよいと思うと仰っていました。
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デュオリンゴ
株価(2024年5月13日現在)
188.12ドル
【トータルリターン】
年初来:-17.07
1年:+32.99
【設定日】
2021年7月28日
■第1四半期決算結果
【EPS】
予想:27セント
結果:57セント
【売上高】
予想:1.656億ドル
結果:1.677億ドル
【売上高成長率】
前年同期比:+44.9%
■新ガイダンスについて
第2四半期売上高は予想1.7692億ドルに対し新ガイダンス1.75~1.775億ドルが提示さていてこの部分がコンセンサス予想を下回っている点に注意が必要です。
■広瀬氏より
2024年の売上高は予想7.2838億ドルに対し新ガイダンス7.265~7.355億ドルが提示されました。通年ベースではガイダンスは予想を上回っているものの、厳密に言えば今回の同社の決算は「良い決算」の定義に当てはまらないと仰っていました。
クラビヨ
株価(2024年5月13日現在)
23.65ドル
【トータルリターン】
年初来:-14.87%
1年:ー
【設定日】
2023年9月20日
■第1四半期決算結果
【EPS】
予想:11セント
結果:13セント
【売上高】
予想:2.0208億ドル
結果:2.1億ドル
【売上高成長率】
前年同期比:+34.5%
■新ガイダンスについて
第2四半期の売上高予想2.0984億ドルに対し新ガイダンス2.11~2.13億ドルが提示されました。
■広瀬氏より
2024年の売上高予想8.9284億ドルに対し新ガイダンス8.99~9.07億ドルが提示されていて、同社の決算は「良い決算」でした。引き続き保有してよいと思いますと仰っていました。
アームHD
株価(2024年5月13日現在)
108.84ドル
【トータルリターン】
年初:+44.84%
1年:ー
【設定日】
2023年9月14日
■第1四半期決算結果
【EPS】
予想:30セント
結果:36セント
【売上高】
予想:8.66億ドル
結果:9.28億ドル
【売上高成長率】
前年同期比:+46.6%
■新ガイダンスについて
2024年のEPSは予想$1.54に対し新ガイダンス$1.45~1.65が、売上高予想39.8億ドルに対し新ガイダンス38~41億ドルが提示されました。
■広瀬氏より
新ガイダンスの中値は予想に届いていないため「良い決算」とは言えずで新規株式公開した際に投資家を強気に導き過ぎたせいだと思います。
エアビーアンドビー
株価(2024年5月13日現在)
146.32ドル
【トータルリターン】
年初来:+7.48%
1年:+38.99%
【設定日】
2023年9月14日
■第1四半期決算結果
【EPS】
予想:23セント
結果:41セント
【売上高】
予想:20.6億ドル
結果:21.4億ドル
【売上高成長率】
前年同期比:+17.8%
■新ガイダンスについて
第2四半期決算売上高は予想27.4億ドルに対し新ガイダンス26.8~27.4億ドルが提示されました。
■広瀬氏より
この新ガイダンスは予想を下回っているので「良い決算」ではありませんと仰っていました。
注目6銘柄 まとめ
気になる銘柄はありましたでしょうか?
あらためてですが広瀬氏が注目されていた6銘柄は下記になります。
・アステラ・ラブス
⇒決算・ガイダンス評価〇
・レディット
⇒決算・ガイダンス評価〇
・デュオリンゴ
⇒決算・ガイダンス評価×
・クラビヨ
⇒決算・ガイダンス評価〇
・アームHD
⇒決算・ガイダンス評価×
・エアビーアンドビー
⇒決算・ガイダンス評価×
※気になる銘柄をクリックすると該当する章に飛びます。
現状での参考になる内容だったのと、今後も決算報告を確認するうえで勉強できる内容でしたのでぜひ参考にして頂ければ幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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