タイトルにもあるように年間配当利回りが6%を超えていてさらにロウ・ボラティリティな米国株ETFのDIVをご存知でしょうか。高配当でかつ毎月配当である点から再投資や直近の生活費にも心強いETFになります。
この記事ではETFの中身はもちろんですが購入される際の注意点もあわせてご紹介をしていきますのでぜひ最後まで読んでみて下さい。
検討をする際の参考にして頂ければ幸いです。
ということで今回は「【配当利回り6%以上】低ボラティリティの毎月配当ETFのDIV」についてです。
【この記事をみて分かること】
・DIVとは
・基本情報
・株価について
・組入銘柄とセクター比率
・過去10年の配当実績
・DIV まとめ
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DIVとは
DIVの正式名称である「グローバルX スーパーディビィデンド-米国低ベータ ETF」で米国企業のうち高い配当利回りかつ低ボラティリティの銘柄50社に投資をしています。
【特徴】
①配当利回り上位50銘柄に投資
②毎月配当
③ベータ値の低い銘柄に投資
米国株の中から時価総額5億ドル以上でかつベータ0.85以下の銘柄を選定していて、低ベータとは市場感応度を表していて、例えばベータ値が0.5だとマーケットが1%下がったら0.5%しか下がりませんが逆にマーケットが1%上がっても0.5%しか上がらないとなとなります。
ようするにマーケットリスクに対する感応度が低いとボラティリティも低くなることが期待できる(企業固有のリスクを除く)というわけです。後ほどお伝え致しますが「低ベータ」については注意点もありますので最後まで読んで頂ければと思います。
また当年配当額が前年の50%以上を満たして配当見通しが安定的な企業を抽出し、配当利回り上位50銘柄に投資するETFになります。
基本情報
ティッカー | DIV |
名称 | グローバルX スーパーディビィデンド-米国低ベータ ETF |
運用会社 | グローバルX |
ベンチマーク | INDXXスーパー配当米国低ボラティリティ指数 |
銘柄数 | 50 |
投資対象 | INDXXスーパー配当米国低ボラティリティ指数の 価格と利回り(手数料・費用控除前)に ほぼ連動する投資成果を目指す |
経費率 | 0.45% |
配当月 | 年12回 |
直近配当利回り (Bloomberg) | 6.13% |
設定日 | 2013年3月12日 |
【経費率】
0.45%
【配当月】
2・3・4・5・6・7・8・11・12月
(合計年12回・12月に2回支給)
※グローバルX社の公式サイトで確認
【配当利回り】
6.13%
配当利回りが高い半面で経費率も高めな印象ですね。毎月配当という面を考慮して例えばその他の毎月配当ETFの経費率をBloombergで確認するとQYLD(0.61%)・PFFD(0.23%)・DGRW(0.28%)となるのでちょうど中間くらいの設定になっているかと思います。
同様に配当利回りも比較するとBloombergで確認するとQYLD(11.73%)・PFFD(6.47%)・DGRW(1.04%)となりますのでこちらもちょうど中間くらいのになっていました。
ですので配当利回りも経費率は毎月配当ETFの中でちょうどバランス的は中間に位置づけされるのがDIVになると分かるのではないでしょうか。
では配当利回りの高さは分かったところで株価も次章でみておこうと思います。
株価について
【株価】
17.23円(2024年5月7日現在)
直近に1年で見てみましたが2024年1月12日にゴールデンクロスを形成しています。ですがその後すぐと、4月に200日移動平均線を下回っていましたがこの記事を作成している時点では50日移動平均線の上で推移しています。
■注意点
1点注意点になりますが2020年のコロナショックの際をみておくと2020年1月から3月までの間に23.74ドルか12.79ドルまでと約46%の暴落がありました。
ちなみに同時期でS&P500は3327ドルから2304ドルまでの約31%程度下落していましたので米国市場全体が落ちたとはいえDIVは低ベータ(ボラティリティ低め)を謳ってすがコロナの時はむしろボラティリティが高かったのも事実です。
もちろん〇〇ショックは頻繁にあるわけではないですがこの特徴は頭に入れておく必要があるのではないしょうか。
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組入銘柄とセクター比率
■組入れ銘柄
上記銘柄は2024年5月7日現在のBloombergのデータです。
1位:バーチュ・ファイナンシャル(2.65%)
2位:ナショナル・ヘルス・インベスターズ(2.39%)
3位:Berry Corp(2.31%)
4位:アッヴィ(2.28%)
5位:アバングリッド(2.25%)
あまり聞きなれない銘柄が並んでいると感じた方も多いかと思います。
1位の米国に本社を置き、世界の34カ国、225カ所を超える取引所で、11,000以上の証券や金融商品の値付け業務を行う企業。
2位のナショナル・ヘルス・インベスターズは資産の所有と不動産金融を通じてヘルスケア関連資産に投資する投資会社
3位のBerry Corpは「テクノロジーで 医療格差を0」にすることを目指しているベンチャー企業。
4位のアッヴィはご存知の方も多いかと思いますがアボットラボラトリーズ社の分社化により誕生した、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業。
5位アバングリッドはニューヨーク州やニューイングランド州などの地域で発電所を運営し、個人や企業、政府機関などに電力を供給する総合エネルギー・公益事業の企業。
上記について思うはニッチながら独占的な地位を占める企業が多い印象という感じではないでしょうか。その点から安全性を担保していると考えられますよね。
■セクター比率
【上位5セクター】
1位:エネルギー(21%)
2位:不動産(17.3%)
3位:公益事業(16.6%)
4位:一般消費財(10.1%)
5位:素材(7.8%)
セクター比率をみて思うのはテクノロジー企業が0%である点で、ローボラティリティを謳っている点からも納得がいくセクター比率になっているのではないでしょうか。
過去10年の配当実績
年末株価(ドル) | 年間分配金(ドル) | 利回り(%) | |
2023 | 18.35 | 1.225 | 7.25 |
2022 | 18.79 | 1.243 | 5.97 |
2021 | 20.82 | 1.090 | 6.47 |
2020 | 16.85 | 1.350 | 5.69 |
2019 | 23.73 | 1.816 | 8.10 |
2018 | 22.41 | 1.586 | 6.20 |
2017 | 25.60 | 1.516 | 6.13 |
2016 | 24.73 | 1.676 | 7.00 |
2015 | 23.94 | 2.006 | 6.94 |
2014 | 28.90 | 1.538 | 5.92 |
平均 | 22.41 | 1.505 | 6.57 |
配当については大きく分けて2点の特徴があります。
①毎月分配がもらえる
②高配当(6%以上)である
年配当6%以上はとても魅力的にはなりますよね。また毎月配当は資産が増えていく実感を感じられやすいためETF初心者の方でも検討は面白いかと思います。
またDIVの公式サイトの分配カレンダーを確認すると2月~12月(11回)の各月10日以降数日に支払いあるようです。また12月末に残り1回の配当があるため年12回の毎月配当となっています。
DIV まとめ
本日は高配当かつ低ボラティリティな毎月配当ETFのDIV(グローバルX スーパーディビィデンド-米国低ベータETF)について解説をしてきました。
①米国の配当利回り上位50銘柄に投資
当年配当額が前年の50%以上を満たして配当見通しが安定的な企業を抽出し、配当利回り上位50銘柄に投資しています。
②毎月配当
2月から12月までの10日付近に支払いがあります。さらに12月については年末支給もあるため年12回の配当がされています。
③S&P500指数に対してベータ値の低い銘柄に投資
低ボラティリティ・リターン獲得のため、米国株の中から時価総額5億ドル以上でかつベータ0.85以下の銘柄に投資をしています。
上記をみて分かるように高配当かつ低ボラティリティの毎月配当のETFとなります。また株価も17ドル付近にいますのでリーズナブルですので少額からスタートして様子見も検討しやすいと思います。
ですが注意点として直近のコロナショック時に約46%の暴落があった点から〇〇ショック時には気をつけたほうが良さそうでした。この点も含めて考えるとポートフォリオの10%以下にするなどリスク許容範囲での投資が適切なのではないでしょうか。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
また毎月配当にご興味がある方は下記の記事もぜひあわせて読んでみて下さいね。
【QYLD】
【PFFD】
【DGRW】
【JEPI】
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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