2024年は1月に続いて2月もS&P500プラスで終わりましたよね。スタートから幸先がいい感じがしていてさらに大統領選挙の年で1月がプラスの年は1年通してもプラスで終わる可能性が高いというアノマリーもあります。では3月もはじまり短期的に今月はどのような動きになりそうなのでしょうか。
そんな中で広瀬隆雄さんが2月29日インヴァスト証券のサイトで最新記事「アメリカのマーケット展望【2024年3月度】」を出しましたのでその内容をシェアしたいと思います。またロイターなどの記事を抜粋してより内容を深堀りしてまとめてあります。
また最後には皆さんが気になる広瀬氏が注目しているETFの情報もまとめましたのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。
ということで今回は「広瀬隆雄さんのアメリカのマーケット展望【2024年3月度】」についてです。
【この記事をみて分かること】
・米国経済の現況
・企業収益
・短期相場の見通し
・3月アノマリー
・2024年2月の注目ETF
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米国経済の現況
■実質GDP
広瀬氏は米国経済は堅調に推移していて、実質GDP成長率のチャートは経済がソフトランディングする可能性が高い事を示唆していると仰っています。
■CPI
一方で広瀬氏は物価も2022年の夏のピークから比べればだいぶ鎮静化していて、直近ではやや改善が足踏みしている様相を呈していると述べていました。
■FFレート予想
広瀬氏は連邦準備制度理事会(FRB)は余り利下げを急ぐ素振りを見せておらず、目先は政策金利は現行の5.25~5.50%が堅持されると予想されています。
また上記のように2024年3月3日時点では市場参加者の利下げ予想は6月に52.8%とみていて、最近では例えばバフェット太郎さんなどインフルエンサーがソフトランディングの可能性がある点からもさらに後退するかもと予想されています。この点については引き続きウォッチしていこうと思います。
企業収益
2023年第4四半期の決算発表シーズンは普段よりほんの少し悪い出来だったと形容できると思うとのこと。それでも四半期ベースでのS&P500指数のEPSは前年同期比プラス圏に浮上してきており、今後、前年比較は容易になると広瀬氏は予想されていました。
2024年2月28日にロイターは「S&P年末目標5300に引き上げ、ビッグテックの収益が寄与=バークレイズ」と報じていました。
内容として金融大手バークレイズは27日、S&P500種株価指数の年末時点予想を5300と、従来の4800から引き上げた。米経済の回復力や「ビッグテック」の力強い収益の伸びを踏まえ、現値水準から約4.5%の上昇を見込んだとのこと。
さらにバークレイズのストラテジストはリサーチノートで、S&P500種構成企業の2024年の1株当たり利益予想についても233ドルから235ドルに引き上げ、「ビッグテックの1株利益予想は著しく改善し、S&P全体の収益の下限を押し上げる」と述べていたようです。
今後もよりビックテックの株価に注目になるかもしれませんね。ではこのような市場の中で広瀬氏は短期的には株式市場をどのようにみているのでしょうか。
短期相場の見通し
S&P500指数の向こう1カ月のターゲットは5200とされていました。2024年3月8日現在は5157ですのでさらに上を予想されています。
広瀬氏は市場参加者はリスク・テーキングの姿勢を高めていて、それはAI関連株だけでなくバイオ株、暗号通貨、日本株などにも広がっているとのこと。しかし物色は広範ではなく、選別色が強いです。その意味では過熱感のあるグループは偏っていると言えると思うと仰っていました。
また過去の経験則では大統領選挙の年の1月と2月の相場が堅調だった場合、3月もそのモメンタムが維持されるケースが多く、従って今月も強気のスタンスを崩さないほうが良いと思うと述べていました。
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3月アノマリー
ここで広瀬氏の記事にはなかったですが3月アノマリーも確認しておこうと思います。この内容についてユーチューブ登録数49.9万人のバフェット太郎さんが2024年2月25日の動画「【売るな】3月のアノマリー 最高の6ヶ月の後半戦」で解説されていました。
3月相場は「まずまずの月」として歴史的な大転換が起こりやすいと説明されていました。この理由として下記をあげています。
①第4四半期(前年10〜12月)決算の終盤戦
※新年度ガイダンスの発表
②ポートフォリオの調整が活発化
③相場の風向きが変わる
このように比較的に投資家心理が変わりやすいため相場転換が起こりやすくなっているとのことでした。
さらに1950年から2023年までの74年間をを振り返ると下記が分かるとのことでした。
【3月】
月間騰落率:+1.1%
※1年のうちで5番目に高い月
上昇確率:65%
※1年のうちで4番目に高い月
【4月】
月間騰落率:+1.5%
※1年のうちで2番目に高い月
上昇確率:72%
※1年のうちで2番目に高い月
このことから昨年10月(株安局面)で買い向かった投資家の資産額は4月にピークを迎える可能性が高いと予想されています。注意点としてこの時期は忍耐力が試されていて少しの下落時に利食い売りしないようにと仰っていました。
このように3〜4月にかけて株高が期待できる点からも広瀬氏の考え方と同様に強気を堅持していいのではないでしょうか。ではこの時期に広瀬氏はどのETFに注目をされているかを次章で解説していきますね。
2024年2月の注目ETF
■パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ)
【株価(2024年3月9日現在)】
439.02ドル
【トータルリターン】
3ヶ月:+14.38%
1年:+51.35%
3年:+13.68%
5年:+21.85%
詳細を知りたい方はこちらの記事もあわせて読んでみて下さい。
■プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ(TQQQ)
【株価(2024年3月9日現在)】
60.06ドル
【トータルリターン】
3ヶ月:+42.44%
1年:+181.85%
3年:+15.31%
5年:+39.04%
まずは上記のようなETFがが恩恵をこうむることは容易に想像できると述べています。
また下記のETFにも注目をされています。
■SPDR S&P500 ETF(SPY)
【株価(2024年3月9日現在)】
511.720ドル
【トータルリターン】
3ヶ月:+12.80%
1年:+31.24%
3年:+11.92%
5年:+15.22%
そしてもし物色が小型株にも広がると思うのなら下記のようなETFが注目していてロングする戦術が考えられると仰っていました。
■iシェアーズ・ラッセル2000 ETF(IWM)
【株価(2024年3月9日現在)】
206.830ドル
【トータルリターン】
3ヶ月:+12.05%
1年:+12.63%
3年:−0.39%
5年:+7.82%
詳細を知りたい方はこちらの記事もあわせて読んでみて下さい。
■ARKイノベーションETF(ARKK)
【株価(2024年3月9日現在)】
50.75ドル
【トータルリターン】
3ヶ月:+4.06%
1年:+28.98%
3年:−24.30%
5年:+3.01%
広瀬氏が注目するETFについてご自身のポートフォリオを見直す際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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