2023年からチャットGPTが出てきたことでAIのベビーバブルと言われていましたよね。またその影響からかエヌビディアなど半導体関連の株価も顕著に上昇をしてきていました。さらに2024年もその流れは変わらずにAI関連の銘柄が上昇を続けていて多くのアナリストが今後もAIへの関心を示していて上昇予想の記事を目にする機会が増えてきました。
ですのでAIに関連する多くの銘柄にまとめて分散投資ができるETFに興味を持たれる個人投資家の方は多いのではないでしょうかまたここ最近ではさらにAIブームが進んできていていることから私が投資の勉強をさせていただいているユーチューブ登録者数49.8万人のバフェット太郎さんもご自身の動画でAIQを紹介されていました。
このように多くの方が注目をするAI関連株にまとめて投資が可能なETFであるAIQ(グローバルX AI&ビッグデータ ETF)について今回は解説をしていこうと思います。
ということで今回は「【キャピタルゲイン重視で検討できるAI関連企業へ分散投資可能なETFのAIQ」についてです。
【この記事をみて分かること】
・AIQの概要
・基本情報
・株価について
・組入銘柄とセクター比率
・過去の配当実績
・バフェット太郎さんが紹介したAIQ
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AIQとは
正式名称は「グローバルX AI&ビッグデータ ETF」でグローバルXの公式サイトを確認すると製品やサービスの提供において、人工知能(AI)テクノロジーのさらなる開発と、その利用拡大から利益を得る可能性がある企業、およびAIやビッグデータ分析を行うためのハードウェアを提供する企業への投資を目指しますとなっていました。
後述しますが組入れ銘柄はインテル・エヌビディア・サービスナウなど幅広い分野の大手AIサービス企業43社(2024年1月27日現在)への投資が可能になっています。
またその今後の成長が期待できるAI関連企業にまとめて投資ができるのがAIQになります。ぜひこの機会にご検討をいただければと思いますのでここからAIQの詳細を解説していきますので最後まで読んでみて下さいね。
基本情報
ティッカー | AIQ |
名称 | グローバルX AI&ビッグデータ ETF |
運用会社 | グローバルX |
ベンチマーク | Indxx 人工知能およびビッグデータ指数 |
銘柄数 | 85 |
投資対象 | 人工知能(AI)テクノロジーのさらなる開発と、 その利用拡大から利益を得る可能性がある企業、 およびAIやビッグデータ分析を行うための ハードウェアを提供する企業への投資を目指します |
経費率 | 0.68% |
配当月 | 年2回(6月・12月) |
直近配当利回り (Bloomberg) | 0.75% |
設定日 | 2018年5月15日 |
経費率は0.68%とETFの中で比較的に高めの設定になっています。この点については長期で保有を検討されている方は覚えておいていただくといいかと思います。さすがに
また配当利回りは0.75%となりますのでインカムよりもキャピタル狙いで検討すべきETFと考えられますよね。ある意味では特徴が分かりやすく株価に期待できるこの時期にキャピタル狙いのETFになると思います。
ではその気になる株価をチャートをみながら次章で解説してきます。
株価について
【株価】
31.84ドル(2024年1月27日現在)
【トータルリターン】
3ヶ月:+24.06%
1年:+41.52%
3年:+3.81%
5年:+17.91%
チャートをみてみると2023年10月26日の直近底値25.50ドルから31.84ドルへと27%の上昇となっていました。さらに2023年のAIベビーバブルだった点からも1年でのトータルリターンも40%越えとキャピタル狙いの方には魅力的になっています。また直近3ヶ月のリターンでも20%は越えていますのでまだ検討に値するのではないでしょうか。
ちなみにですがハイテクを多く含むNASDAQ100と比較をしておきますね。
直近1年でみてみましたがNASDAQ100がアウトパフォームしています。ですがチャートはほど同様に動いているたことが分かります。さらにAIQは株価も2024年1月27日現在でみると31ドルになりますので比較的にリーズナブルですのでNASDAQ100と近しい動きをするリーズナブルなETFがAIQだと分かりました。
上記内容よりNASDAQ100に連動するETFは例えばQQQやQQQMなどが一般的ですが株価は5倍程度になりますのでAIQに少額から投資をしてみるのも面白いかもしれませんね。
ではこの株価を構成する組入れ銘柄について次章で解説してきます、
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組入銘柄とセクター比率
上記銘柄は2024年1月27日現在のBloombergのデータです。
※2024年2月23日更新
1位:メタ(3.60%)
2位:ネットフリックス(3.44%)
3位:エヌビディア (3.34%)
4位:アマゾン(3.59%)
5位:テンセント(3.55%)
※銘柄名をクリックするとブルームバーグで詳細情報を確認できます
■セクター比率
【上位5セクター】
1位:情報技術(64.6%)
2位:通信サービス(13.8%)
3位:一般消費財(10.0%)
4位:一資本財(9.30%)
5位:金融(1.30%)
6位:ヘルスケア(1.00%)
今後は変更する可能性はありますが現在の組入れ1位の銘柄は半導体チップ製造大手企業インテルで2位も同様にエヌビディアでしたのでこの点は納得になりますよね。
さらにメタがソーシャルテクノロジー企業でサービスナウは情報技術(IT)サービスを提供する米国のグローバル企業でネットフリックスはストリーミングサービスを行っていますので事業については幅広い銘柄に投資が可能だと理解ができます。また各企業の組入れ比率も上位でも3~4%程度になりますのでかなり分散させていることが分かるのではないでしょうか。
次にセクター比率をみてみると圧倒的に情報技術で約65%となっています。また通信サービスも13%と上位2セクターで約8割になるので時期を考慮して保有を検討したほうがいいと感じます。ですので現在のようにAIに期待がされていて明らかに上位2セクターの株価が好調な現在のような時期には向いているETFになるのではないでしょうか。
過去の配当実績
年度 | 配当金(ドル) | 利回り(%) |
2023年 | 0.05 | 0.12% |
2022年 | 0.11 | 0.22% |
2021年 | 0.05 | 0.46% |
2020年 | 0.14 | 0.43% |
2019年 | 0.09 | 0.44% |
2018年 | 0.07 | |
平均 | 0.08 | 0.33% |
前述もしておりますが過去の実績をみてもインカムではなくキャピタル狙いでの検討がいいかと思う配当実績にはなりますよね。配当に関しては大きな期待をせずにおまけとして配当ももらえる程度に考えておくといいのではないでしょうか。
バフェット太郎さんが紹介したAIQ
この章は記事を投稿したのち2023年2月23日に更新していますがまず2024年2月16日の「利上げ観測が大幅後退 不況回避で株は買い」という動画でAIブームがどのくらい続くかという質問にバフェット太郎さんが答えていました。結論からいうと「5〜6年続く」と仰っていました。
AIに関してはクリエイティブな仕事のあらゆる場面で活躍することが期待されている点からビジネスチャンスが大きいと考えています。またビジネスサイクルでいえばまだ入口部分に過ぎないためAIブームははじまったばかりであり投資チャンスが大きいと述べています。
例えばマイクロソフトはコパイロットを通じてAIサービスを無償提供していることからAIは急速に普及しつつあり、実際にマイクロソフトのAI関連の売上はすでに業績に現れ始めていますが本格的にデータに反映されるのは下半期以降だと言われているとのことでした。
つまりAIブームの波に序盤から乗りたいなら向こう数ヶ月が勝負になり、投資ブームは一度火がつくとその後に何年も続く傾向がある点が答えだと仰っていました。
さらに2024年2月18日の動画で「AI関連株に投資をしたいが個別株には自信がないので分散投資をするならVBKでいいか」という質問に対してAIQについて紹介をされていました。VBKはこのブログでもご紹介しましたが小型グロース株のETFですので別物になります。ですのでAI関連株にまとめて分散投資が可能なのがAIQになります。
AIQはメタやエヌビディアなどAI関連株85銘柄に分散投資をしていて国別構成比率は米国が70%を占めています。投資先にはAI開発・AIaas・AI関連ハードウェアなどが含まれていて幅広い分野に分散して投資がされているとのこと、またバフェット太郎さんは組入銘柄上位のメタで3.6%ほどになるので特定の銘柄の値動きに影響されない点にも言及されていました。
AIQのまとめ
今回はAIとビックデータ企業へまとめて分散投資が可能なAIQについて解説をしてきました。
【特徴】
・AIやビックデータ関連の成長企業43社への分散投資
・情報技術・通信サービスなどハイテクセクター中心に投資
・株価が安くNASDAQ100と同様の動きをする
特徴はとても分かりやすくインカムではなくてキャピタル重視の方が検討をしやすいETFになります。
ですが経費率が0.68%と高めな点から長期保有には向かずですので時期をみて短期での保有を考えるといいETFと捉えておくと安全かと思います。ですので現在はAIへの期待が高い点からもハイテク企業の株価がとても順調に伸びています。このような時期には検討するのはおもしろいETFではないでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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